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坂口安吾の著作の中から、
一つだけオススメを上げて下さい。

一作品しか読んだ事がなくても、とてもよかった、おもしろかった、印象に残っている、など感想がありましたら、書き込んでみて下さい。

殆ど意味ないけど、NGタイトルを設定してみます

→「堕落論」

宜しくお願いします。

A 回答 (3件)

風と光と二十の私と



が僕は一番好きです。


あさり剥き身屋の倅のくだりは特にいいです。
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安吾の中では万人にお勧めなのが、説話もの。

まず『紫大納言』、もちろん『夜長姫と耳男』か#1の方もあげていらっしゃる『桜の森の満開の下』もおもしろい。
歴史小説は、歴史小説というジャンルがキライでなければ『イノチガケ』も『道鏡』も、どれもおもしろい。
現代ものなら『青鬼の褌を洗う女』あたりから。

敗戦後すぐの日本を舞台に取った現代物は、『白痴』にしても『戦争と一人の女』にしても、どれもものすごく「濃い」です。
その当時の空気、匂い、といったものが、濃密に垂れ込めている。
読み始めた瞬間、その匂いにむせかえりそうになる。
それを受け入れられるかどうかという気がします。
『青鬼の褌を洗う女』はそうした作品群のなかでは、ストーリーがくっきりしていて、比較的読みやすいかな、と思います。
ただ、好き嫌いはある、と思います。
『堕落論』のどこがNGなのかはよくわからないのだけれど、『堕落論』の思想を作品化した印象はあります。

歴史小説は、もっとエンタテイメントの色彩が濃いです。
そうした意味で、安吾の作品群の中では、一番読みやすいかもしれません。
まぎれもなく安吾流の解釈と歴史の切り取りなんですが、極太の線で描かれた、色彩豊かな主人公たちが生きている、躍動している。

日本の中世を舞台にした説話もの。
たとえば芥川龍之介のそれが、今昔の世界を、知的でスタイリッシュなものとしてよみがえらせたのだとしたら、安吾のそれは、もっと土俗的で、血の臭い、汗の臭いがします。
『紫大納言』は貴族と天女の恋愛が物語の発端なんですが、なにしろ短編なんで、あらすじなんか書いても仕方がない、たとえば芥川の『六の宮の姫君』なんかとは、ものすごく、とんでもなく違うんだ、ってことだけ書いておきます。あとはぜひ、作品をお読みください。

質問者さんが、安吾をちょっと読んでみようかなぁ、という気持ちになられたらなによりです。
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私は「桜の森の満開の下」が好きです。


とても安吾らしい作品だと思います。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなって申し訳ありませんでした。

安吾らしいかどうかは、私にはまだ判りませんが、盗賊の取ってきた首で遊ぶ場面は、気味の悪い描写でありながら、幻想的であるように思えました。

御回答ありがとうございました。

お礼日時:2004/11/17 00:04

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