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新商品をメーカーが開発販売するときに、マーケティングでどの程度売上げを予測する事は可能なのでしょうか?
新規性のある商品である程、売上げを予測する事が難しいのではと思ってしまいますが、実際はどうなのでしょうか。

例えば、ドラゴンクエストシリーズのような定番ソフトはある程度売上げの予想が出来ても、新規のゲームソフトでは出してみないと分からないのでは思ってしまいます。

当然ある程度売上げが予測できれば、予算を考える事ができるので赤字になる事は避けられるはずなんですが、分かりません。

A 回答 (5件)

ANo.4です。



誤解を生むとイケナイので幾つか補足しておきます。
マーケティングを「概念」であると説明しましたが
教科書的には様々な言い回しがあります。

例えば、最も権威どころである全米マーケティング協会は
「マーケティングとは、個人や組織の目標を満足させる交換を創造するための、
アイデア・製品・サービスのコンセプト、価格、プロモーション、
流通を計画し、実行するプロセスである」と定義します。

日本マーケティング協会は
「マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、
顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う
市場創造のための総合活動である」と定義します。

わかりにくい文章ですが、一応お知りおき下さい。

下の回答で
>「プロダクト・イン⇒プロダクト・アウト」
なんて書き方をしましたが、ちょっと分かりにくいかな?
とも思うので追記します。

>バカモン!発売は決まって居るのだ
そのような、生産第一主義の企業の姿勢を
マーケティングでは「プロダクト志向」と呼びます。

>その方法はマーケティングよりも営業の人に売れといっている
>訳ではないですか。
そのような、生産された製品を売りこむ仕組みを第一に考え
営業力のみで物を売っていこうとする企業の姿勢を
マーケティングでは「セリング志向」と呼びます。

これらに対してマーケティングは自らを
「顧客志向」あるいは「ニーズ志向」「市場志向」と呼びます。

これらのマーケティングの基本理念に低通するのが
生産や販売を行う以前に、消費者のニーズを探り
そのニーズを捉えた製品を生産し
ニーズに合った販売方法を実践していかなければ
競争社会の中では企業としての存続が危ぶまれるという
時代の変遷に従って芽生え定着してきた危機意識です。

以上、蛇足まで。
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この回答へのお礼

CUE009さん、ありがとうございます。

なんとなく意味はわかりました。マーケティングは難しいなと思いましたが、それも含めて勉強したいと思います。

お礼日時:2004/10/12 22:44

既出の回答を参照しながら


私の意見を加えていきます。

>赤字にならないような売上げ希望額を書くんです
これは、全くマーケティングをしないやりかたです。
プロダクトありきで業務に着手し、上市していくので
「プロダクト・イン⇒プロダクト・アウト」なんて
言い方をすることがあります。

普通は「プロダクト・イン⇒マーケット・アウト」などと言って
開発途中に売上げ予測などマーケタビリティ(市場性)をチェックし
適正化を測ります。

ただし
>マーケティングで売上げを予測する事は可能か?
ですが、ANo.3の方が仰るように
>マクドナルドなどは店舗の候補地の周辺調査から
>かなりの精度で売り上げが予測できるシステムを
>持っていると聞きます。
精度の高いデータベースが揃っていればそれなりに可能です。

問題は、検証に十分なデータが揃ってない場合です。
>ゲームソフトは映画と同じで
>1本単位で売り上げ予測をすることは意味が無い
意味がない、というのは
データが不十分だったり、変数的な要素が多かったりして
過去からの類推解釈が困難であり
予測精度を上げるにはあまりにもコストがかかりすぎる
といったことだと思います。

>当然ある程度売上げが予測できれば
>予算を考える事ができるので
>赤字になる事は避けられるはずなんですが
問題は、予測にどれだけコストが掛かるか?といったことだと思います。
予測する作業にあまりにもコストがかかりそうな場合は
>何本に1本かがヒットすればいい
といったマーケティング戦略を組む、といったことも
ありうるわけです。

>プリクラは大ヒットしましたが
>最初はそれほど売れるとは思っていなかったらしいので
仰る通り、売れると思わなかったので
事前にマーケティング・コストをかけなかった、ということですね。

最後に、マーケティングという言葉が
様々なレベルで使われているようですので
整理しておきます。
まず大前提として、マーケティングというのは
ひとつの「考え方(概念)」である、ということを理解して下さい。

最初に「プロダクト・イン⇒プロダクト・アウト」なる言葉を紹介しましたが
このようにマーケットを全く省みず「商品」なり「サービス」なりを
開発⇒運用していったってイイわけです。
あるいは、もっと俯瞰すれば「企業活動全般」を
マーケット(つまり市場の実態や競合状況、消費者の目線)を省みず
突っ走っていったってイイわけです。

それで市場を生き残れることが出来るのであれば。

しかし、それでは「どうも厳しい」ようである場合
例えば、既存の流通などに受け入れてもらえなかったり
競合との違いが見えにくかったり
消費者の反応が思わしくなかったりした場合
もう少し「市場性」を把握する努力をして
「商品」なり「サービス」なり「企業活動全般」なりの
運用や運営をした方がイイんじゃないの?
といった概念が「マーケティング」と呼ばれるものです。
しかし
>マーケッティングというのは広告、販促を行う部門ですよね。
といった誤解(というよりは部分的な解釈が全体を代表してしまうこと)は
実際に多いのですよね。

マーケティングという「概念」で
>どの程度売上げを予測する事が可能なのでしょうか?
と問われれば、概念で売上げを予測することは出来ない、と
答えざるをえないでしょう。
そこには調査なり何なりの実作業が必要であり
「調査でどの程度売上げを予測する事が可能なのでしょうか?」
と問われれば、それは調査の精度による、と答えざるをえません。
調査で100%正確な予測が出来るか?と問われれば
100%正確なデータが揃えば出来るかも知れないと答えるでしょう。
じゃあ、100%正確なデータは揃うのかと問われれば・・・
と、段々と禅問答的な様相を呈していくでしょう。

ご質問に対し、的確な回答が出来ているといった自信がありません。
が、参考になれば幸いです。
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私もごく一部の企業しか分かりませんが。


ゲームソフトは映画と同じで、1本単位で売り上げ予測をすることは意味が無いし、私の知っている会社ではそういう考え方はしていませんね。何本に1本かがヒットすればいいと考え、経営もその前提で考えています。
一方で、マクドナルドなどは店舗の候補地の周辺調査から、かなりの精度で売り上げが予測できるシステムを持っていると聞きます。業種・業態や、商品によって予測可能性が変わりますし、そもそもどういう予測が求められるかも変わりますね。

通常の消費財ならば、ある程度のデータを蓄積していれば、売り上げ予測も一定の誤差で可能だと思います。しかし、大ヒットを予測することは不能だと思います。このあたりは分けて考えないと駄目でしょう。
プリクラやドラクエを例に考えるのはやめたほうが無難かと。manekineko2004さんが扱う商材にあわせて考えましょう。
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この回答へのお礼

tabaさん、ありがとうございます。

>ゲームソフトは映画と同じで、1本単位で売り上げ予測をすることは意味が無いし、私の知っている会社ではそういう考え方はしていませんね。何本に1本かがヒットすればいいと考え、経営もその前提で考えています。
わたしの考えが少しずれていたのかもしれません。少し道が開けたような気がします。

お礼日時:2004/10/09 22:19

#1です。


私は経済のほうを勉強した事はないので素人の考えと思って聞いてください。
確かに新製品で新規性が高いほど売上げ予測は難しいです。既に出ている商品などの場合市場価格と販売量が大体出ますから。
私だったら簡単な調査を社内/社外で行います。その商品を欲しいと思うか、欲しければいくらなら買うかなどなど。そこから価格の妥当性などを検討します。
良くわからないのですが、マーケッティングというのは広告、販促を行う部門ですよね。”逆にこういうことをしなければいけない”という最低の戦略というのがあると思うのですが、それを予算に組み込むのではないですか?
逆にもしある販売予測が出て、それが低かったらどうします?人件費等を引くともうマーケッティングの予算なんかないよ、という事になったので、マーケッティングは一切やりません(>売上げが予測できれば、予算を考える事ができる)というわけには行かないでしょう?それではますます売上げが落ちてしまう。
私の考えでは予算と売上げは表裏一体で、マーケッティングの予算まずありき(売上げがどうであろうともマーケッティングはする)で、売上げ予定はあくまでそれに基づいて決定されると言う事なのですが、専門家の方がどう考えられるか他の方の意見も聞いてみたいのもですね。
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この回答へのお礼

>マーケッティングというのは広告、販促を行う部門ですよね。
そうなんですか?
例えばドラゴンクエストでしたら、前作では国内でこれだけ売れた海外ではこれだけ売れた、このような年齢層と性別の人が購入したようだ(これはある意味データにしか過ぎない)
次回作ではPS2で販売すれば、PS2は今後も売れるしこれくらいの台数が売れているだろう(予測)CGもこれだけ綺麗になる、だから何万本は売れるだろう。
はっきり断言できる人なら相当の人だと思います。

>私だったら簡単な調査を社内/社外で行います。その商品を欲しいと思うか、欲しければいくらなら買うかなどなど。そこから価格の妥当性などを検討します。
プリクラは大ヒットしましたが、最初はそれほど売れるとは思っていなかったらしいので、予想外もあるのかも知れませんね。

>逆にもしある販売予測が出て、それが低かったらどうします?人件費等を引くともうマーケッティングの予算なんかないよ、という事になったので、マーケッティングは一切やりません(>売上げが予測できれば、予算を考える事ができる)というわけには行かないでしょう?それではますます売上げが落ちてしまう。
その時点で開発も販売も中止でしょうね(笑

お礼日時:2004/10/09 11:35

考え方が逆です。

赤字にならないような売上げ希望額を書くんです(笑)
固定費と利益率が決まっていれば赤字にならない売上額が決まりますよね。それにちょっと色をつけて。
10000円の商品で、利益率が30%。
固定費がmanekinekoさんの給料含めて年間1000万とすれば、赤字にならない売上額は3333万円。これだけ売ればトントンです。トントンでは芸がないので、売上げは3500万と書いておこう、利益は初年度50万円である。
と決めるわけです。この売上げ3500万円は希望値であり、またmanekinekoさんのノルマとなります。(トホホ)。或いは初年度は赤字だが、2年目からはこれこれこういう売上げで黒になる、というような説明もできますね。
manekinekoさんが経営者なら、”3500万の売上げは到底見込めない。この新製品の発売は中止だ!”というような賢い選択も出来るわけですが、下っ端の場合は”部長、この製品は3500万も売れないので売らないほうがいいと思います”というと”バカモン!発売は決まって居るのだ、どうしても3500万売れ!”といわれ、売れないとしかられ、ボーナスカットというすばらしい構造になっております。
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この回答へのお礼

POKIEさん、ありがとうございます。

その方法はマーケティングよりも営業の人に売れといっている訳ではなんですか。
既に商品は完成しました、あとは営業の販売戦略を立てる目標は初年度3500万円(泣
それとも初年度3500万円売れる商品を開発しなければならない、マーケティング担当者はがんばりたまえ(泣
どちらにしても無理はありますね。

お礼日時:2004/10/09 08:17

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