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穴吊りって如何いう拷問なんですか?

A 回答 (2件)

徳川幕府がキリスト教を禁止したとき、信者にキリスト教を捨て仏教徒に戻るようにするため行った過酷な拷問のひとつです。

地面に穴を掘り糞尿を入れ、信者を天井から逆さまに吊るして体半分を穴に入れ、引き上げては転向するか(転ぶか)どうか質問しました。南無阿弥陀仏を唱えれば許されたといいます。人間をそのまま吊るしたのでは血液が逆流して頭部に集まり、早く失神したり、死にいたるので、頭部に穴を開けて血を抜いたといわれます。又内蔵を痛めないように体はわら縄でぐるぐる巻きにしたそうです。この拷問で転んだのは日本人信者だけでなく、スペイン人神父も転び歴史に名を残しています。穴つりの刑は長時間肉体的、精神的苦痛を与えることにより人間の理性を奪い混乱に陥れて転ばせるのが目的だったといわれます。遠藤周作はこの転び神父を題材に「沈黙」という名作を書いています。

参考文献
切支丹時代    遠藤周作  小学館
南蛮のバテレン  松田毅一  日本放送出版協会
ペトロ岐部    松永吾一  中央公論社
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この回答へのお礼

どうもありがとうございました
実は沈黙を読んでいてどんな拷問だったのかと思って質問してみたのです。
これから続きを読みたいと思います。

お礼日時:2001/08/03 23:05

下記URLに画像等もありました。



「沈黙」、まだでしたらぜひお読みになってみて下さい。

参考URL:http://plaza15.mbn.or.jp/~nchs/endou/danatu.html
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この回答へのお礼

どうもありがとうございました。
今から沈黙読みたいと思います。画像も参考になりました。

お礼日時:2001/08/03 23:06

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