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先日子供向けの番組の中で「震度は7が最高でそれ以上はない」という解説を耳にしたのですが、何故7以上はないのでしょうか?
たしかに震度8とか 震度9とかは聞いたことがありません。
よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

気象庁で定めた基準では震度は最高7までしかありません。


ただし、これは震度7以上の地震がないと言うことではなく、想定されていないので基準を作っていないと言うことです。
もともとは関東大震災を前提に作られ、震度6までしかありませんでした。
ところが、阪神大震災のときに、それ以上の大きさになったので、区別するために震度7が追加されました。
なので、もっと大きい地震があれば震度8とか9も作られるものと思います。
そんな地震は来て欲しくないですけどね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます大変参考になりました。

お礼日時:2005/01/18 10:04

既に締め切られてしまいましたが,若干事実と異なる点があるようですので,


補足しておきたいと思います。

まず,もともとのご質問の「なぜ震度7以上はないのか」(7はありますので
厳密に言えば「8以上」ですね)に対するお答えとしては,すでに出ているとおり,
「気象庁がそのように定義したから」です。

震度はもともと,「ある地点での揺れの強さ」をいくつかの段階に分けたものです。
日本で用いられている「気象庁震度階級」では,現在,0から7までの10段階に
分けられています。
外国にはまた別の震度があり,最大12まで細かく分けているものもあります。
詳しくは,別の質問で書きましたので,ご覧下さい。
「質問:スマトラ沖地震の震度」
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1146531

次に,震度の上限が6になったのは,関東地震(1923=大正12年)よりももっと前の,
1898(明治31)年です。
したがって,関東地震の最大の震度は6です。

(注)「関東地震」という言い方について。
「関東大震災」は字の通り,「震災」=「地震が引き起こした災害」を指すので,
単に揺れだけを指す場合は,地学関係者は「関東地震」という言い方をします。
「阪神(淡路)大震災」と「兵庫県南部地震」も同じ関係です。

震度7が設けられるきっかけとなったのは,1948(昭和23)年の福井地震です。
このとき,福井市の一部の地域では,9割以上の建物が倒壊するという
壊滅的な被害を受けました。
このため,翌年の1949年に震度階級表を改正し,
震度6の中でも特に被害が大きいもの(具体的には,建物の倒壊率が
3割以上になったもの)を震度7と呼ぶことになりました。
この震度7がはじめて記録されたのが,1995年の兵庫県南部地震です。

また,兵庫県南部地震では,一部の地域で震度7だったことが分かるまでに
3日かかりました。
当時,すでに震度6以下の判定は震度計が計算するようになっていましたが,
震度7だけは
「家屋の倒壊が30パーセント以上に及び、山崩れ、地割れ、断層などを生じる」
と定義されていたので,被害調査をするしかなかったためです。
これがきっかけとなって,翌1996年4月から震度の定義を改め,
震度7も含めて,すべてを震度計の算出した値によることにしました。
この新しい定義のもとで初めて震度7を記録したのが,今回の新潟県中越地震です。

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1146531
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この回答へのお礼

丁寧なご回答ありがとうございます。
震災が起きない事を切に願っております。

お礼日時:2005/01/24 17:20

気象庁のHPを見ると、震度7までの10段階とあります。



参考URL:http://www.kishou.go.jp/know/shindo/shindokai.html
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簡単に言うと、


・元々震度は「関東大震災を想定した『6』までしかなっかった」。
・ところが「それを上回る阪神淡路の地震が起きてしまった」。
・そこで、「それ以上」と意味であわてて「7を作った」。
という流れです。
ということで、「6より大きい地震=すべて7」という基準になっているわけです。
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