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ADHDの症状に「課題や遊びの活動中に、しばしば注意を持続する事が困難である」と書いてありますが、これって健常者の集中力の途切れ方とは違うのでしょうか?
私は元々集中力が低いのですが、その理由を分析したところ、理解力が低くて難問や難解な文章にあたると理解できずにやる気が急激に失せて現実逃避をするからだという事に気がつきました。(その証拠に好きな事や、好きではない事でも簡単な事なら幾らでも集中出来る…)

理解出来ない事に直面する→やる気失せる→集中が切れるというのが私の脳なのですが、ADHDの集中の途切れ方は違うのでしょうか?

やる気があっても、理解出来ていても、本人の意思に反して集中が途切れてしまうという事なのでしょうか?

A 回答 (3件)

>健常者の集中力の途切れ方とは違うのでしょうか?



健常者(非ADHD者)の場合は主に自分の好き嫌いやその時の体調、その場の状況、成功報酬の多寡などで、あることによく集中できたりできなくなったりすることが多いと思います。

あなたが挙げている例もその一つですね。自分にとって大して切実でもないし好きでもないような難問に進んで取り組むのはつまらないので、別のもっと好きなことをした方がいいと感じてしまい、難問から逃げます。

だけどもし、怖い先生があなたを睨みつけてじっと監視していたら、その先生の目を気にして真面目に取り組むかもわかんないですね。

「この難問に正解したら100万円」みたいな条件(大きな成功報酬)がついたらヤル気がいきなり出てくるかもわかりません。あるいは「これが解けないと死んでしまう」みたいな局面だったら、命がかかっているわけですから、やはり死に物狂いで取り組むでしょう。

ADHDの人の場合は、そうではなく、脳の前頭葉の働きが生まれつき機能不全に陥りやすいために五感刺激をうまく調整できなかったり、運動機能をうまく調整できなかったりして、結果として一つの物事をやり遂げることに失敗してしまうことが増えるのです。特に、ドーパミンという神経物質の分泌量や伝達経路に不具合があるという風にも言われています。

>やる気があっても、理解出来ていても、本人の意思に反して集中が途切れてしまうという事なのでしょうか?

まあシンプルには、そういうことだと思います。

たとえばADHDの人の集中力の続かなさは、ドーパミンを薬で人工的に増やすと、一気に改善できる場合があります。ADHDの人を叱咤激励したり、お金で釣ったりしても問題は解決しませんが、投薬という支援をすることでいきなり改善されることがあるのです。

投薬の他にも物理的な五感刺激を減らすこと、休憩時間や睡眠時間を増やすこと、周りの人が本人の努力不足や怠慢のせいにせず、本人の気持ちや真面目さをよく理解して、穏やかに丁寧に寄り添ってあげることなどで、その人の感覚や心理が安定して、今まで無理だったことがうまくできるようになることもあります。
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支援学校教員です。



ADHDの注意力と言うのは、とても移りやすいのです。例えば、掃除をしていて、ほうきで床を掃いている途中に、窓ガラスが目につき「あ、拭かないと」と思うと、ほうきを放り出して、ぞうきんを探しに行ってしまい、床のゴミもほうきもそのまま。やる気は本人はとてもあるのですが、注意力が持続しない。だから、課題が難しすぎて集中力が切れてしまうのとは、違うのです。
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脳の音の処理をする部分に障害があったりすることもあるみたいです。


具体的には、私たちは実は同じ音量で同時に聞こえてきた音に対しても
選択的に聞き分けをし、聞こうとする音を優先的に聞くということを行えてます。
これは脳がそういう処理をしてるからだそうで、
発達障害の場合それが適切に行えないことがあるとのこと。
そうするといくら聞こうとしてもよく分からない…
他の雑音が邪魔でしょうがない、ということもあるみたいですね。

ごく近くで鳴った些細な音に意識が持っていかれることもあるわけで。
彼らにとっては気持ちや集中してどうにかなるものではなく、
物理的な問題に近いと言えます。
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