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旅に病で夢は枯野をかけ廻る、は芭蕉の名句ですね。
牡丹散て打ちかさなりぬ二三片、は蕪村の名句ですね。
この二句とも六・七・五ですね

この名句の上六を、無謀にも、次のように上五に変えたら、一応五・七・五のリズムになると思いますが、元の名句はどのように悪化するのでしょうか?
 旅に病み夢は枯野をかけ廻る
 牡丹散り打ちかさなりぬ二三片

A 回答 (6件)

1.旅に病み夢は枯野をかけ廻る



 「旅に病み」だと、前件と後件がスラスラと滑らかにつながりすぎると考えたのだと思います。(文法的には「病み」が連用中止法であるため)
「旅に病む」という状態が咀嚼されないまま「夢は枯野をかけ廻る」という事態につながってしまう、ということ。
作者としては、「夢は枯野をかけ廻る」という要所の逆接的な舞台として、「旅に病む」という状態が聞き手にじっくりと伝わる必要があった。
「旅に病むということがありましてな・・・・・。ま、それでもまだこうやって夢は枯野をかけ廻っているような次第ですわ」といったニュアンスを出すために、「旅に病(やん)で」と表現した。

2.牡丹散り打ちかさなりぬ二三片

こちらも同様で、「散り」が連用中止法であるため前件と後件が滑らかにつながりすぎているようです。
「牡丹散り」だと、「牡丹が散ってそして打ち重なっています」という単なる時間経過のニュアンスになってしまう。
「牡丹散りて」とすることで、「鮮やかに咲いていたあの牡丹もね・・・次第次第に散っていきました」のように、散っていくまでの情景を読者の胸に一旦落着させた上で、後件の「打ちかさなりぬ二三片」に続けたかったのだと思います。
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この回答へのお礼

早速の御回答ありがとうございます。
<前件と後件がスラスラと滑らかにつながりすぎる>のですね。
心の間を持たせたい、ということですね。
<「旅に病むということがありましてな・・・・・。ま、それでもまだこうやって夢は枯野をかけ廻っているような次第ですわ」
<鮮やかに咲いていたあの牡丹もね・・・次第次第に散っていきました」

お礼日時:2022/05/19 09:26

#5です。


一部訂正があります。
申し訳ありません。

×
「旅に病むということがありましてな・・・・・。ま、それでもまだこうやって夢は枯野をかけ廻っているような次第ですわ」といったニュアンスを出すために、


「旅に病むということがありましてな・・・・・。ま、そのときでもまだ夢は枯野をかけ廻っていたような次第ですわ」といったニュアンスを出すために、
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この回答へのお礼

ご丁寧にありがとうございます。

お礼日時:2022/05/19 09:26

どちらも上五の後で少し間を開けたいんでしょうね。

何で開けたいかと言うと、時間的経過があるんでしょう。旅に病んで〜の方は、病気になって少し寝込んでるイメージ。夕方に熱が上がってその日の晩に夢がかけめぐった訳ではない。牡丹の方も、今この瞬間にハラハラと散っているのではなく、知らぬ間に散っていたんでしょうね。気がついたら、うち重なっていた。そんな感じ。
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この回答へのお礼

早速の御回答ありがとうございました。
<少し間を開けたい>のですね。
<病気になって少し寝込んでる>
<気がついたら>
作者は状況を当然誤解無く伝えたいのですね。

お礼日時:2022/05/19 09:20

》 元の名句はどのように悪化するのでしょうか?



つまらない俳句になる。リズムが型にはまりすぎているので。
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この回答へのお礼

早速の御回答ありがとうございます。
リズムが型にはまり【すぎている】のですね。

お礼日時:2022/05/19 09:14

病みが旅のせいになる。



牡丹が全部散ってしまったことになる。
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この回答へのお礼

早速の御回答ありがとうございます・

お礼日時:2022/05/19 09:11

単なる情景描写になります。

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この回答へのお礼

早速の御回答ありがとうございます。
<単なる情景描写>ですね。

お礼日時:2022/05/19 06:57

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