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分析心理学(Analytical Psychology)自体かなり範囲が広く、また奥深いもので、私自身とてもその全てを理解したとは言えませんが、その中から恋愛・結婚を考える上で有効と思った「アニマ・アニムス」について調べ、また自分なりに考えるために、ワード28ページ分の資料を作成しました。

ごく簡単に言えば、人間はもともと両性具有的存在で、大人になるにつれてどちらかの性を発達させなければならず、顧みられなかった方の性が「アニマ」や「アニムス」として無意識の深奥に封印されます。「アニマ」は男性の無意識の中に存在する女性像で、ある男性が女性だった場合の可能性やその男性の持つ女性的な部分を表します。一方「アニムス」は女性の無意識の中に存在する男性像であり、ある女性が男性だった場合の可能性やその女性の持つ男性的な部分を示します。

結論としては、相手に意見を言いながらも、自身の態度を鑑み、あるいは、相手の意見に耳を傾けながらも、自分の主張もする。そういった折り合い、バランスを大事にしながら、パートナーとの関係も自分自身の内面である「アニマ」「アニムス」との関係も成熟していくと思う、としました。

このことを説明するために、「集合的無意識」、「元型」、「影」(シャドー)、「タイプ論」、「ペルソナ」(仮面)の順に説明を行い、これらに、「コンプレックス」、「投影」、「自我」(エゴ)、「トリックスター」、「同一視」といった概念の説明も途中で交えました。

しかし、実際に女性に読んでもらうとどうも評判は芳しくないようで、見合い用の資料として出すと必ず拒絶されてしまいます。これについてどう思われますか?

参考資料:「城太郎日記 ユング心理学とカウンセリングhttp://starpalatinatheworld.hp.infoseek.co.jp/in …」他

A 回答 (4件)

ジョージ・ルーカスは


比較神話学者ジョーゼフ・キャンベルの講義と著作に触れて
「スター・ウォーズ」の着想を得たと言われています。
このキャンベルはユングから大きな影響を受けた人物です。
http://www.bookclubkai.jp/people/contents/people …

ヘルマン・ヘッセは
40代に差しかかった第一次大戦下の1917年ごろ,
ユング派のラングという分析家に分析を受けていました。
この時期に書かれ,大戦後エーミル・シンクレア名義で発表された作品が「デミアン」です。
http://www.asahi-net.or.jp/~fn3h-med/seirei/book …

その後,ヘッセはユングとの親交を深め,
50歳になった年に発表されたのが「荒野の狼」です。
「デミアン」と「荒野の狼」は
ヘッセの作品の中でもユングの影響が色濃く表われている作品です。

もうひとつ付け加えると,
南アフリカ出身で英国王室とも親交の深い作家サー・ローレンス・ヴァン・デル・ポストに
「影の獄にて」という作品があります。
これは自身の第二次大戦中の経験に基づいた作品で
大島渚監督の映画「戦場のメリークリスマス」の原作です。
映画の原題「Merry Christmas, Mr.Lawrence」のMr.Lawrenceは原作者のことなのですね。
このヴァン・デル・ポストもユングの影響を強く受けた人で,
タイトルにある「影」はユング的な意味での影なのです。
このような視点で映画を見直すと新しい発見があるかもしれません。
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この回答へのお礼

素晴らしいご回答、誠にありがとうございます。とても勉強になった、というか、感動した、というか…。そんな風に繋がっていたなんて、という新しい発見でした。わざわざURLも示して頂き、とても感謝しています。時間があったら腰を据えて見てみたいと思います。

お礼日時:2005/04/02 22:53

#1です。



御自分のサイトではなかったのですね。
失礼しました。

それにしても
見合い用に分析心理学の解説資料を出されて食いついてくる女性は稀でしょう。
ユングの理論が単なる知識ではなく知恵としてあなたの血肉になっているのなら
資料など読ませる必要はないと思います。

どうしてもユングを語りたいのなら,
映画好きの女性に「スターウォーズ」の登場人物を元型という視点から語るとか,
読書好きの女性に「デミアン」と「荒野の狼」の間に横たわるヘッセの内面的変化を語るとか,
もう少し工夫をしてみてはいかがでしょう。

私自身,日本におけるユング・ブームの初期に
その周辺に身を置いていたこともありますが,
アカデミックな心理学の世界では
ユングの理論に価値を認める人が少ないことも知っておいてください。
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この回答へのお礼

>映画好きの女性に「スターウォーズ」の登場人物を元型という視点から語るとか,
>読書好きの女性に「デミアン」と「荒野の狼」の間に横たわるヘッセの内面的変化を語るとか,

それは面白そうですね。ただ、「スターウォーズ」を観たことがありませんし、「デミアン」と「荒野の狼」に至っては名前すら知りません。ぜひどういうことなのか、教えて頂きたいです。よろしくお願い致します。

ご回答、ありがとうございました。

お礼日時:2005/04/01 20:32

すみません、仕事中なのでご紹介くださったサイトに目を通す時間が有りませんでしたが、書かせていただきますね。



まず、質問から

ワード28ページ分の資料と有りますが、ワードは単にワープロソフトの「ワード」ですか?  恐らくA4判で28ページにもわたる小論文を書かれたということかと推測しましたが・・・。

お見合いの資料として出されたと有りますが質問者さんご自身がお見合いされる際の、添付資料として出されたのでしょうか?

何でこのような些細な事をこだわっているか、不愉快にお感じになりましたら、お詫びします。  理由としては質問者さんがユングをあげておいでなので、つい、分析的な捉え方になっています。とはいえ、私も素人です。念のため。その上での質問なのですが・・・。 

私が読んだユング関連の書物には、質問者さんが書かれている「本来は両性具有」「顧みられなかった性が・・・」とい記述は無かったようです。その2点が前提に無くても充分「アニマ」「アニムス」は実感できます。

質問者さんが資料として出されたのは「自分を良く知る」為のツールとして提供されたのだとしたら、いきなり、ユングの下地がない方に、ユングの見解をといても、受け入れがたいと思いますよ。 ;^^
むしろご自分はユングを知った事によって、このように自分自身を掘り下げ理解し、結果、生き方が安定した、等、身近に引き付けたお話しを導入部としてされるほうが「拒絶」されないのでは? こなれた形といいますか、自身の生き方の上に消化される、つまり「熟す」という事が、ユングの一つの結果かと思えるので。
こんなんで参考になりますか。
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この回答へのお礼

ご質問に対する回答から。ご推察通りMicrosoftのWordです。それと、確かにご指摘の通り私自身まだユングの言っていることを完全に消化しているわけではありません。そういう意味ではいわば「生」の状態かもしれません。ただ、分からないことに対して自分なりに考えをアレンジしてみたり、それなりの工夫はしてみたつもりなのですが。

この資料の目的は、恋愛とは何か?結婚とは何か?を考えるために「アニマ」「アニムス」を借用したので、私は別にユング派でも何でもありませんから、フロイトだろうと誰だろうとよかったんです。たまたまユングが答えを出しているんじゃないかと思ったんです。

もし、もっと分かり易い考え方があれば、教えて頂きたいくらいです。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/04/01 20:25

>見合い用の資料として出すと必ず拒絶されてしまいます。



この事実がすべてを語っています。

ついでながら
こういう場所を御自分のサイトの宣伝に使うのはいかがなものかと。
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この回答へのお礼

>こういう場所を御自分のサイトの宣伝に使うのはいかがなものかと。

自分のサイトではありません。私は心理学に関しては素人で、また、ワードの資料の出典元を参考資料として書いたに過ぎません。質問文だけでは内容が分かり辛いと思われたため記載したもので、これをお読み頂けると、私の説明も理解して頂けると思い掲載しました。

お礼日時:2005/04/01 15:18

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