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近年リリースされる音源にて、例えばショパンの曲集で「プレイエル」と記載があれば、まずピリオド楽器であるフォルテピアノにて演奏されたもの、を意味すると思います。楽器略称として「p」ではなく「fp」と書かれていればそれが確認できます。「プレイエル」というのはメーカーの名前だとは理解できますが、「シュトライヒャー」や「エラール」のように、それ自体がピリオド楽器であることを意味する単語として使われていると思います。しかし、現在のようにピリオド楽器での録音が当たり前になる前は、「プレイエル」と言えばフランスのピアニスト、アルフレッド・コルトーが愛したピアノとして有名だったと思います。そしてコルトーの音源には楽器略称として「fp」ではなく「p」と書かれます。コルトーが弾いたのは「プレイエル」であるがモダンピアノであった、ということなのでしょうか? 晩年の演奏は音色からそうであろうと推察できますが、初期の音源は音質の問題もあり、いまいち自信も持てません、ご教示いただけますと幸いです。

A 回答 (1件)

プレイエルはエラールと違い、1875年ごろからモダンピアノも制作しています。

また、コルトーはプレイエルを好んではいましたが、レコーディングで必ずプレイエルを使っていたわけではありません。例えば下のYouTubeのエチュードの動画ですが、プレイエルを弾いている写真を使ってはいますが、この録音で使われたのはスタインウェイNo.141だという記録があります。(This photograph depicting Cortot at around this period shows him playing a Pleyel piano, but it is documented that Steinway No.141 was used at these Abbey Road Studio No.3 sessions.)



また、下の前奏曲の動画については、プレイエルのピアノを使ってはいますが、明らかにモダンピアノの音です。

https://www.youtube.com/watch?v=3e22O1PUJyw

The Preludes were recorded by Cortot no less thanthan four times between 1926 and 1934. They were made using Cortot’s preferred Pleyel piano, and were justly praised for their aural quality by contemporary critics.
https://www.popsike.com/1933-ALFRED-CORTOT-CHOPI …
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この回答へのお礼

有識者の知見、大変参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2024/01/12 18:29

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