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昨日、近所の道路工事現場を歩いていた時、風に舞ったアスファルト乳剤の飛沫を被ってしまいました。小学生の子供も顔、腕、足にソバカス状の斑点が無数に付き、風呂で洗ったのですがなかなか落ちません。現場責任者は「衣服に付着した乳剤は取れないので弁償します。身体に付着した物は洗ったら取れる」との事。確かに皮膚の新陳代謝で取れては行くと思いますが 皮膚からの毒性の浸透吸収は無いのでしょうか? 幸い目に入らなかったので良かったと思っています。アスファルト乳剤に毒性は無いと現場責任者は言いますが 其の根拠、成分とかを求めたのですが示して貰えないので知りたいです。よろしくお願い致します。

A 回答 (3件)

>アスファルト乳剤に毒性は無いと現場責任者


>は言いますが 其の根拠、成分とかを求めた
>のですが示して貰えないので知りたいです。

私見になりますが、アスファルト乳剤の乳化剤として、ノニルフェノールが使用されてい
ると推測します。 ノニルフェノールは、工業用洗剤や乳化剤として大量に生産消費され
ており、油性有機物であるアスファルトを簡単に溶解させる成分を含んでいますので道路
のアスファルトの改質剤(相溶化剤)として使われている可能性があります。

ノニルフェノールは、ホルモンの作用を撹乱する環境ホルモンとしての作用やガンや奇形
を発生させることからドイツやスイス等、ヨーロッパでは家庭用合成洗剤の原料として使
用することが規制されています。 そのため、「現場責任者」が(乳化剤の)成分を企
業秘密として示さないのかもしれません。

日本でも90年代に入って、大手メーカーを中心として自主的な製造規制が行われてきまし
たが、法的に規制されていないため、いまだにノニルフェノールを原料とした合成洗剤の
界面活性剤やプラスチックの酸化防止剤の原料、塩化ビニルの安定剤等に広く使用されて
おり、繊維産業や金属産業、製紙産業等における工業用の合成洗剤として最も多く使われ
ています。


アスファルト乳剤(PK-3、4)の安全性についてですが、「アスファルト乳剤(PK-
3、4)の毒性試験(日本分析センターによる分析結果)」によると、

○急性口径毒性(マウス):「普通物」に区分される。
○皮膚一次刺激性(モルモット):PK-3=無刺激性、PK-4=弱い刺激性
○急性毒性(ヒメダカ):「A類」に区分される。
「A類」:(通常の使用方法では、魚介類に影響は無い)
アスファルト乳剤の毒性は極めて低く、殆ど無視できる程度である。


歯磨き粉、基礎化粧品、洗剤などのほとんどの製品には、「合成界面活性剤」と呼ばれる
有害な成分が含まれていますので、アスファルト乳剤とそれらとの皮膚接触した際のリス
クを比較した場合、同等程度ということが言えるでしょう。

したがって、「合成界面活性剤」を含有した歯磨き粉、基礎化粧品、シャンプーなどを使
用しているのであれば、仮に、何らかの健康被害が発現したとしても、その原因がアスフ
ァルト乳剤の皮膚接触によるものか、因果関係を証明することは困難でしょう。


以上、参考程度に。

この回答への補足

今回の事故は通学路であり 他の生徒にも被害が出ていないかと直ぐ学校にも報告したのですが対処の鈍さ、危機管理意識の欠如を思い知らされました。何か有った時に直ぐに問い合わせが出来る所が有ればなぁ~と思いました。

補足日時:2005/05/25 07:43
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この回答へのお礼

今回の事故により即、健康を害する事は無いのは解かりました。色々、教えて頂いたり調べたりで合成界面活性剤の害が少し解かりました。 
有難う御座いました。

お礼日時:2005/05/25 07:42

アスファルト乳剤のアスファルトそのものは不活性ですので口や眼に入らない限り問題はないと思います。


乳剤は水、乳化剤(主にアミン系炭化水素)、酸(塩酸または酢酸)と加熱したアスファルトをすりつぶすように混合して物理的に製造します。
できあがった乳剤はpH2~4の酸性です。
ですので人によっては乳剤のアミンや酸でかぶれることがあります。
もし数日経って何もなければ心配いらないと思います。

アスファルトが付いた衣服ですが、少量ならドライクリーニングで綺麗に落ちることがあります。ドライクリーニングではアスファルトを溶かす溶剤を使用してますので。クリーニング屋さんに相談されてはいかがでしょうか。
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この回答へのお礼

有難う御座いました。その後、皮膚に付着したアスファルト乳剤もかぶれ等もなく徐々に色薄くなりました。衣類は工事業者に弁償して貰いました。

お礼日時:2005/06/02 17:43

 こんにちは。



 毒性は分かりかねるんですが、「カチオン系柔軟剤」を使っていることが多いです。
 柔軟剤の成分は、合成洗剤と同じ「合成界面活性剤」が主成分です。クリーニング店で広く使用されているものです。

http://www.jeaa.or.jp/nyuzai/page2.htm

参考URL:http://www.jeaa.or.jp/nyuzai/page2.htm
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この回答へのお礼

今日、施工業者がメーカーの「製品安全データシート」なる物を持って来ました。成分として「アスファルト、界面活性剤、安定剤、酸、水」としか書かれておらず含有量及び其の成分は明記されておりませんでした。また、毒性についても「応急処置」として吸入した時は安静に・・・、付着した時は15分以上洗浄し、ハンドクリームを塗る・・・、目に入った時は洗浄後、医師の手当・・等の処置しか書いて無かったです。

お礼日時:2005/05/20 21:11

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