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推理小説では死亡推定日時は○月○日午後10時から12時の間などと良く出てきますが、実際はどのくらいの精度でわかるものなのでしょうか?死亡からの経過期間により日付の判定もかなり難しいものと思います。1ヶ月以上も経過した場合と死亡から2~3日くらいしか経っていない場合とでは死亡が推定できる期間の範囲も当然違ってくるものと思いますが、死亡推定日時っていったい何を元に割り出しているのでしょうか?また、時間まで特定できるのはどういった根拠に基づいているのでしょうか。
死亡日時は相続が絡む場合に非常に大きな問題となる場合があると思います。日時を特定するためにどのような科学的根拠があるのか知りたいと思いましたので質問させていただきました。
なお、この質問はまったくの好奇心からお聞きするものであります。もし、犯罪捜査上問題があるようでしたらいけませんので、差し支えない範囲で、たとえば動物や魚類などを例に教えていただけたらありがたいと思っております。

A 回答 (5件)

法医学、法歯学を学んだ経験から



死亡推定時刻は、死後硬直、死斑などの死体現象によって統計的にある程度導き出されますが、土中、水中、気温などの環境によって変化します。

昆虫からの導き出す理論は日本では確立していませんが、ウジが成虫になるまでの時間や、どのような昆虫がいるかによって参考になることがあります。

例えば、カツオブシムシという昆虫は通常、白骨化した死体に群がり、他の条件と重ね合わせることで死亡推定時刻を導き出す手がかりになることがあります。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
大変参考になりました。このような研究はとても大変であると同時に大切なものですね。物言えぬ死体に替わって真実を追究してあげることができるとても意義ある研究だと思います。こういった分野で活躍される方々に本当に頭が下がります。

お礼日時:2005/06/19 23:17

>それが不明の場合ならせいぜい半日くらいかなと思うのですが、


>他の方法で2~3時間などという範囲でも割り出せるものなのでしょうか?
死体の硬直については、時間を追って亡くなってからの時間がある程度は、今までデータの蓄積である程度算出できると思います。

内蔵体温の低下についても、研究して来たデータを元に時間を推定出来ると考えます。
それに、死体の置かれていた環境についてもその情報を加味して判断するのでしょう。
海外の研究論文についても調べていると思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
なるほど、死後の硬直や体温低下の状態でもある程度分かるのですね。でも、人間の死後のデータってどのくらいの時間のものまであるのか興味がありますね。データの提供者の家族の理解と協力がないとなかなか取れないですよね。おそらく動物を使ってのものなんでしょうね。

お礼日時:2005/06/16 01:41

死体の硬直具合、死体腐乱の度合い、内蔵の内容物の消化の具合、ハエ等の成長の度合い、内臓体温の測定等でしょう。


でも、その死体の置かれている環境によって、変わるそうですから、時間に幅を持たせているのです。

たとえば、暑いところと寒いところでは腐乱の度合いも変わるでしょうし、
乾燥しているところと湿気の多いところでは、死体の状態も大きく変わると思います。
また、死体を保温して推定死亡時間を変えると言うことも、推理小説等では取り上げられています。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。時間の幅なんですが、推理小説に出てくる時間の幅はどうも短すぎるのではないかといつも思っています。食事をした時間がはっきりとわかっている場合などは、消化度合いから大体のことがわかるのでしょうね。それが不明の場合ならせいぜい半日くらいかなと思うのですが、他の方法で2~3時間などという範囲でも割り出せるものなのでしょうか?

お礼日時:2005/06/14 00:15

法医学者の上野正彦氏が何冊もそのたぐいのネタで本を書いていますので、読んでみてください。


読めば分かるはずです。
上野正彦氏以外でも法歯学者の方なども得意分野でいろいろ本を書いています。
昔の本だと岩波新書?で古畑先生が書いています。
(当時の本なので事件が生々しく出てきて遺体写真などもろに出ていますので読むとトラウマになるかも知れませんが)
いろいろな所の状態で推定しています。
胃の中の消化状態や、腐り方などいろいろあるようです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。機会があれば今度覚悟して読んでみたいと思いますが、絵の無い本を探してみます。

お礼日時:2005/06/14 00:09

まず、最初にお断りしておきますが、参照URLを開くときは心して見てください。

「法医学」という分野はどうしてもグロテスクな写真や図などをもちいらざるを得ないので。もし、気持ち悪ければやめておいてくださいね。
それから、私は善良な市民です。そこのところ事前にご了解下さい。(変なマニアか何かと勘違いされると嫌なので)

で、本題ですが、
死亡推定時刻を割り出す一つの方法として、「死体につく虫」から割り出す方法があります。私はこれについてお答えします。
「きらきらひかる」というずいぶん前にフジテレビでやっていた法医学を扱ったドラマでもやっていましたが、例えば「うじ虫」。
死体に発生したうじ虫の成長状況から、死亡推定時刻を割り出す方法です。1mmのうじ虫と5mmのうじ虫では当然後者のほうが成長しているといえるわけです。
で、死体の発見現場と同じ温度、湿度、日照時間などの条件下で実際にうじ虫を育て、どれほどの時間でそこまで成長するかを測定して、逆算するという方法です。
ある条件下において5mmに成長するまで1日と10時間必要だったとします。で、仮に死体が6月12日の午後11時に発見されたとすると、死亡時刻は逆算して6月11日の午後1時ごろということになるわけです。

ただ、精度はあまり良くないようで、ひとつの「目安」として使用されているようです。

参考URL:http://profiler.hp.infoseek.co.jp/entomology.htm
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
なるほど虫の成長を尺度にするのですか。参考になりました。うじがわくといいますが、わく時間というのは環境によるのかもしれませんが、大体決まっているのでしょうか?

お礼日時:2005/06/14 00:06

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