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電磁波がどんなものかわかりません!!!
具体的にどこがわからないのかというと
(1)電磁波って何??
(2)電磁波には種類があるの??
(3)電磁波を発生させるっものってどんなもの?
(4)電磁波は人体へ影響をあたえるの?それはどんな影響?
(5)電磁波は便利なもの?怖いもの?
以上↑の5点です。

A 回答 (2件)

(1)電磁波とは、電気の波と磁気の波が垂直に交わりながら進む波のことです。

と言っても全然分かりませんよね。

我々が普段生活している空間には、例えば空気のような物質があります。この空気が振動しながら空間を進む現象を、我々は「音」と表現します。

しかし、空間にあるものは必ずしも物質だけとは限りません。物質ではないものでも空間は実は埋め尽くされているのです。例えばリンゴを持ち上げ手を離すと下に落ちます。これは地球とリンゴの間に重力という力が働いているのですが、ゴムひもも何も物質が介在していなくとも、地球とリンゴは互いに引かれ合いますよね。物理学者は、地球とリンゴの間の空間は「重力場」という見えない何かで埋め尽くされている、その重力場が重力という力の原因だ、と考えています。

同様に、磁石のN極とS極は引かれあいますが、これを「磁場」という空間の性質だとします。電気の+と-も引かれあいますが、これを「電場」という空間の性質だとします。電場と磁場と重力場、この3つの性質を空間そのものが同時に持っていると考えてください。
このうち、電磁波は電場と磁場の2つに関係します。電場と磁場は、それぞれ電気の+、-、あるいは磁石のN極、S極によって影響される(ひらたい言い方をするのであれば、歪む)のですが、この電場・磁場の「歪み」が同時に発生して、空間を進んでいく現象が電磁波です。

(2)
電磁波には振動数(周波数)があります。振動数の高い電磁波は電場・磁場が激しく振動していることを表わしますし、振動数の低い電磁波は電場・磁場が緩やかに振動していることを表わします。そして、電磁波は振動数によって、同じ物理現象とは思えないほど多彩な性質を示します。

比較的、振動数の低い電磁波を「電波」と呼び、ラジオ・テレビ・携帯電話・無線通信などに応用されます。

それよりも振動数が高くなると、電磁波は「赤外線」と呼ばれます。さらに振動数が高い電磁波を「紫外線」と呼ぶのですが、赤外線と紫外線の間にあるわずかな範囲の振動数の電磁波は人間の目というセンサーによって捉えられることが出来、それを我々は「可視光線」と呼びます(可視光線も電磁波のうちです)。

紫外線よりもさらに振動数が高くなると、電磁波はX線と呼ばれるようになり、レントゲン写真などに応用されます。X線の中でも極めて振動数の高い光はγ(ガンマ)線と呼ばれ、放射線の一種とされます。


(3)
上記を発生させるものはすべて電磁波の発生源といえます。例えば携帯電話は電磁波(電波)の発生源ですし、オーブントースターやこたつも電磁波(赤外線)の発生源です。懐中電灯や蛍光灯も電磁波(可視光線)の発生源ですし、防虫灯は電磁波(紫外線)の発生源です。X線は陰極線管という物理装置から漏れているところを発見されました。γ線は、放射性物質や原子炉、原子爆弾などから発生します。
宇宙空間では太陽などの恒星は極めて強い電磁波の発生源です。さらに強い電磁波の発生が、銀河系の中心部や、クエーサーと呼ばれる宇宙の果てにある天体から観測されています。

(4)
種類によりけりですね。例えば懐中電灯の光も電磁波ですが、まさか懐中電灯の光が怖いという人はいないでしょう。しかし、X線やγ線は人体に深刻なダメージ(放射線障害)をもたらします。X線やγ線ほどではなくとも、紫外線は皮膚を黒く焼き(いわゆる日焼け)、過剰な照射は皮膚ガンの元になるといわれています。

それに比べ「電波」と通称される、周波数の低い電磁波は、人間の身体に害を与えることはあまりありません。ただ、人によっては携帯電話などが人間の身体にダメージを与えていると主張する人もいます。個人的には、例えそうだとしても、この季節の太陽の紫外線の方が遙かに深刻なものだと思いますが。

(5)電磁波は便利なもの?怖いもの?
便利なものであるのは間違いありません。なにせ、電磁波を使っていけないとすると、すべての通信機器、照明機器が使えなくなるだけでなく、多くの医療機器、調理機器…などあらゆる人類文明が大打撃を受けることでしょう。それ以前に、人類は「太陽」という巨大な電磁波発生装置(?)によって育まれたことを忘れてはいけません。

ただし、そうはいっても電磁波は使い方を誤ると恐ろしい影響を人間にもたらします。特に危険な高周波数の電磁波は、十分に知識を持った専門家による取り扱いが求められるでしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
全ての質問に正確に回答していただき感謝してます。

お礼日時:2005/07/21 14:40

「電磁波」とは、「電気と磁気が作用する範囲がお互いに組み合わさり、空間を伝わる時の波」です。



電子レンジや携帯電話などに使われる「マイクロ波」、X線などだけでなく、光(紫外線~七色~赤外線)、テレビ電波なども「電磁波」です。

よく『電磁波を頭に浴び続けると脳が溶ける』などと言われますが、電子レンジの出力500~600Wに対して携帯電話は0.6~0.8Wですので、1000分の1程度のエネルギーです。
携帯を使ったり高圧電線鉄塔の下に立つくらいで脳が煮えたり刺激をうけたりすることはありえないわけですが、長期間当てっぱなしなどの人体実験はできないので、現在の科学では影響ナシとも言い切れてはいません。
しかし、それよりも天然の電磁波である紫外線やγ線、作動中の電子レンジのそばに常時立っている事の方がはるかに影響は大きいです。

詳しくはここにご質問のすべてが書かれています。

http://ktai-denjiha.boo.jp/faq/qa1.htm
http://ktai-denjiha.boo.jp/what/index.html

参考URL:http://ktai-denjiha.boo.jp/faq/qa1.htm
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
URLまで貼ってくださり。
とても詳しく分かりやすいサイトでした。

お礼日時:2005/07/21 14:39

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