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ヴィダルサスーンのCMを見てふと思ったのですが、
布を切るようにハサミを使い始めた最初のヘアアーティストって言ってます。
それまではどんな切り方だったのでしょうか?
詳しい方教えてください。お願いします。

A 回答 (2件)

「布を切るようにハサミを使い始めた」というのは,「布のように自然に揺れ動くヘアスタイルを最初にハサミだけでカットした(最初に開発した)」という意味にとって良いと思います。


それまでのヘアスタイルは,重くて頭からかぶる通称「お釜」といったドライヤーや電気パーマ,スプレーなどでガチガチに固めたヘアスタイルが主流でした。
それを改革したのが,ヴィダルサスーンという人物です。

カット技術そのもののことですが,これは,現在の理容師や美容師が行うカットとほぼ同じで,いくつかのブロックに分け,1つ1つのブロックからさらに幅1cm程度の厚みで髪の毛を引き出し,それをカットする方法で,このサスーンカット(ここではそう呼ぶことにします)でカットされたヘアスタイルは,非常に綺麗なカット面をしています。
それ以前もシザーズ(ハサミの刃は複数ありますから,こちらの表現が正しいですね。ちなみに,英語で書けば「scissors」です)を使ってカットしていたのですが,それは日本語で書けば「指間刈り」という技術で,見た目はサスーンカットに非常に似ているのですが,ブロッキングもしなければ,引き出す髪の毛の量も適当で,指間刈りでカットされたヘアスタイルは,カット面が結構ラフです。
もちろん,yukyuk110さんが書かれているように,レザーカットも使われていましたよ。
その他,日本語で書けば「刈り上げ」というハサミを使うカット技術もありましたが,これは,当時は,理容師の専売特許のようなカット技術ですね。
あとは,バリカンを使用する方法もありますが,これも理容師の専売特許のようなものですね。

余談ですが,サスーンカットは,サスーンクオリティとも言われ,非常に難しいカット技術です。
その代表は,なんと言っても,ボブカットです。
その他,グラデーションカット,スクエアカット,レイヤーカットがあります。
私たちプロは,理容学校や美容学校で教わるのですが,サスーンクオリティと言われるまでになるには,人にもよりますが,数年以上はかかります。
ちなみに,1996年12月22日放送の「ウルルン滞在記」という番組の中で,加藤晴彦さん(ヘアデザイナーに憧れていたそうです)がイギリスまで行き,これに挑戦しています。
私の記憶が正しければ,ウルルン滞在記は通常1週間の滞在で取材は終わるはずなのですが,彼は,滞在期間を延長してまで練習を続け,最後には,カット開始から終了まで約3時間もかかりましたが,実際に女性の髪の毛をボブヘアスタイルにカットしています。
カット終了後にプロの修正が入ったと言っても,たった数週間の練習で,しかも,たった数時間でカットしあげた彼はすごいですが,また,逆に,それだけ難しいカット技術だということを証明した番組になっていたと思います。
ちなみに,指間刈りでしたら,全くの素人でも,ちょっとコツを教われば,数時間後には,カット出来るようになるかもしれませんね。(得手不得手がありますから,確実にそうなるというわけではありませんが・・・)
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございました。
締め切りせずに待っていた甲斐がありました。

あのCMじゃなんとなくそれまでハサミは使っていなかったかのように感じられたので、そうなのかなって疑問を持ってしまいました。

確かに数年前にカリスマ美容師なんて言葉があって、もてはやされた時代もありましたが、元祖カリスマ美容師だったんですね。

お礼日時:2005/09/07 10:48

CMでやっているとおり世界で始めてシザー(ハサミ)でカットする事を考えたのがVSさんです


それまではレザーで削いでいました
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
CMでは50年前って言ってましたけど、私の印象ではもっと前からハサミでカットしてたんじゃないかと思いまして・・・。

お礼日時:2005/09/01 10:08

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