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No.7
- 回答日時:
<トマトに関して>
否定的意見が多いので、プラスの意見を追加します.
(1)コスト
カゴメのトマト工場は、写真で見る限り 太陽光を利用しています.
したがって、一般の露地栽培やハウス栽培とコスト的に十分対抗できるだけでなく、設備がトマト用にチューニングされ設計されているようなので、むしろ、まさっている様です.
(植物工場=人工光とゆう誤解があるようです.)
(2)味
水耕栽培を利用しているはずですが、そのときの味(主に糖度)は、種と液肥の手加減でコントロールできるので心配はいりません(教科書的知識の範囲です)、土耕より劣る理由が見つかりません。
(3)消費者の目
これに関しては、液肥が化学物質であるので、良くないという信仰をお持ちのユーザは少なくないが、無農薬(あるいは 減農薬)、無菌に近いことを説明すれば、総合点は、プラスだと思います.実は液肥の内容は、畑で使っている肥料や葉っぱにかけている微量要素と同じ組成です.
(4)問題点、結論、展望
以上のことから、カゴメさんは、植物工場の実用性に関して、1つのマイルストーンを、確立したとおもいます。
当然問題がないわけではないが、従来の栽培方法の方が 逆にたくさんの問題をかかえており、存亡の危機に立たされています。 ラッキーだったのは、カゴメさんは 流通の問題に関して自社既存ルートがあり決断がしやすかったと想像しています.
以上のことから、トマトやるならカゴメを超えない限り滅びる・滅ぼされる まさに正念場に立たされています。(私も多かれ少なかれ同じ立場です。)
<野菜に関して>
葉を食べる野菜に関しては、栽培上の問題は 実野菜であるトマトよりずいぶんと軽くなります.したがって 人工光 栽培が実現しています。葉っぱを食べる場合は完全無農薬が望ましいが、この場合完全密閉+人工光だとコスト的には厳しい.
<米>
米は 2000年以上前から、水耕栽培なので、太陽光利用なら、その気になれば トマトよりは 簡単そうです。もっと背が低くて実がなり、刈り取ってもまた芽が出るのがよいですね、
もし、人工光でやる必要が発生した場合、実用的に思いつくのは、農業用原子炉を建て、その回りに稲用の植物工場を作れば実用性があると思います.
電力単価 1円/KWHは 実現可能ですから。
参考までに、米のデータではないが、キュウリを 1本 蛍光灯で育てたときの電力は約8KWHと出ていますので、8円で キュウリを作ることができます.
参考URL:http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/22125898.html, …
No.6
- 回答日時:
カゴメの植物工場がどんなものか知りませんが,トマトを人工光で栽培して利益が得るとはとても思えません。
そもそもまともに収穫できるとは思えません。太陽光併用型の植物工場ならまだ可能性はありますが,正社員を1haあたり2名以上おいたら赤字になるでしょう。
農業は産業ですから1にも2にも利益です。自給率だの環境への負荷だのは当事者にとっては何の関係もないことです。「果たして利益を上げられるか」これだけが目的です。それが達成されてからは他のことを考えるゆとりが出るでしょう。
カゴメもキューピーも話題性を自社のPRに利用しているだけだと思います。ダイエー,三菱,清水建設,日立など大手が参入してはやめていきました。
「宇宙で作物栽培」をテーマに研究がされていますが,乾燥あるいはレトルト食品を持っていく方がずっと効率的です。研究者も実現の可能性がないのを知りながら研究費獲得のために研究を続けています。
No.5
- 回答日時:
私はひたすらコストに問題があると考えています.
農業の工場的生産の形式にもよるのでしょうが,エネルギーの利用効率はかなり低いと聞きます.人工光を使うとなおさらです.
本来農業は太陽のエネルギーを農作物に変換するものですが,施設栽培では投入したエネルギーの1%程度のものしか生産できないらしいです.専門家の方がそのように話されていました.
味や見た目は手を加えればどうにでもなります.しかしその場合にも環境制御や労働力などのエネルギーが必要になります.
ですから,旬の物を生産するのが良いかと思います.
というわけで,工場的生産は特殊な場合にしか成り立たないのではないかと考えられます.
カゴメの場合は缶詰用・加工(ケチャップ)用など大量の需要があることやその他の要因によって成り立つのではないでしょうか?くわしいこはわかりませんが.
最後に,工場的生産が有効だと私が思うケースをあげます.
・宇宙農業・・・月に基地が建設されれば可能になるのでは?地球から食料を送るよりは良いかもしれません.コストの計算などはしていないので私の感です.
・太陽光併用型+気候安定地域・・・日本は梅雨のため日光が不足する場合があります.また台風対策のために施設を頑丈にしないといけません.ですから晴天の続く気候の安定した地域なら良いかもしれません.
あまり思いつきませんでした...ながながとすみません.
No.4
- 回答日時:
カネだけでいえば、
エネルギーをつぎ込んで農作物を作ってももうかるかもしれないけれど、
結局は、得られるエネルギー以上のエネルギーを浪費していることになって、「一次産業」が一次産業でなくなります。地球的にみればとても「非効率」。
(いまでも、温室やらコンバインの燃料やら、農薬の製造やらでエネルギーを使っているのには違いないですが)
本来は、太陽エネルギーを化学エネルギーに買えて蓄えるものが農業生産であるはずです。
No.3
- 回答日時:
#2です。
「食料自給率」の質問も読ませていただきました。そこで、少し補足します。農業は国内外問わず、常に「搾取」との戦いでした。日本でも昔は年貢を搾り取られていましたよね。ヨーロッパの繁栄は、アフリカやアジア、中南米の植民地化、そしてそこからの農産物、鉱業資源の搾取の上に成り立っています。
ある例を紹介しましょう。アフリカの「ケニア」はイギリスの植民地でした。その当時コーヒーを植えて(イギリスが)利益を上げていました(いわゆるプランテーションってやつですね)。近年ケニアは独立し、農地は自分たちのものとなりました。しかし、コーヒーの卸値が安いので、紅茶の生産に移りつつあります。
この話にポイントは2つあります。1つは、コーヒーや紅茶って日本で買うときはそんなに安くないですよね。誰が値段を吊り上げているんでしょう。2つめは、割がいい紅茶園で働く労働者の給料が1日100円程度ということです。
‥農業をするだけではもうけることが出来ない「システム」を、先進国が作り上げているんです。
安易に食料自給率を嘆く人がいます。でもそういう人は1年農業をしてみればわかります。農家はなんて弱者なんだろう、消費者は好き勝手なことばっかり言って、俺が汗水たらして作った農作物を安い値段で買っていくんだろう、と実感できます。
さて、そうばかりは言っていられないのですが、国内の農家を補助金などで補助するのに問題となるのが、WTOにおける取り決めです。つまり、輸入品にむやみに関税を高くかけてはいけない、安い輸入品と同じ品目を作っている生産者をむやみに保護してはいけない。という取り決めです。
私は、日本の農業の行く末は真っ暗と信じて疑いません。食糧安全保障について、国はもっと力を入れなければなりません。かく言う私は、農業に何か出来ることがないかと想い、サラリーマンから転職しました。
極端な話、全国民がパン、ラーメンは食べずに、米を食べる。牛・豚は食べない。そのぐらいのことをしなければ、この傾向に歯止めはかけられません。
この回答へのお礼
お礼日時:2006/02/13 02:20
回答ありがとうございます!!僕は理系ですが農業に関係のない学部なのでとても勉強になりました!農家の方達が大変なのはよく分かりました。やはり農家の人が頑張るより制度を変えたりしないと自給率を改善するのは難しいんですかね。。
No.2
- 回答日時:
ブロッコリースプラウトという野菜を工場生産しているものです。
一言で言って、普通の野菜は工場生産では、設備投資した資金を回収できません。発光ダイオードなどを使った試みは、なされていますが、どれも採算ベースにはのっていないのではないでしょうか。
なぜか。
日本は自給率40%といっていますが、米は90%野菜は80%で、中国などから安い野菜が入ってくるため、市場は飽和状態。農家がもし「企業」であるなら、やっていけないような単価なのです。
農家の中には、土地と家があり、自分の食べ物も作るから、最低賃金以下の安い収入でもやっていけている人もたくさんいます。
質問者さんはなぜ、「効率よく」生産する必要性を感じましたか?自給率が低いからでしょうか。もしそうなら、工場生産によっては何も解決しません。上で触れたように、米、野菜など集約的に作る作物は飽和しています。自給率を低くした原因は、アメリカの小麦、牛肉などの半強制的な押し売りのせいです。自給率が40%まで下がったのは、小麦、大豆、とうもろこし(油)、肉が食事に占める割合が増えたせいが大きいのです。それらの作物は、乾燥した生産性の低い、だだっ広い土地での栽培が適しており、日本が太刀打ちできない分野なのです。
カゴメのように採算ベースに乗せられるのは、非常にレアといっていいでしょう。
私の周りでは、きのこ生産がこれにあたります。きのこは施設を建てないと大規模生産できないので、全ての生産者が価格に、施設の償却費をのせているので、成り立つわけです。
No.1
- 回答日時:
今まで自然の太陽と土の中で育成した食料で生活してきた、長い歴史の実績ま中での評価(安心感)をどう払拭できるかも大きな課題でしょうね。
遺伝子組み換え食品に対する警戒感がめけないのと同じように、人工の自然?(照明、化学肥料)の中で育成された食品への抵抗感がなくなることが前提ですね。
それに加えて、トマトの水栽培等、狭い面積で効率よく栽培できる種類のものは、工場栽培が多くなってきていると思いますが、生産効率の悪いものはまだまだコスト的にペイしないのではないでしようか・・・。
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