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ここ(化学)か、環境問題のところか、どちらのカテゴリーで質問すればよかったのかなぁとおもいましたが、とりあえずこっちのカテゴリーでお聞きします。
わたしがいつも通う飲み屋さんでは、焼き鳥を塩味で頼むと、炭火で焼き鳥を焼きながら、そこに塩をふりかけています。
でも、そこでふと考えてのですが、ごみの焼却炉に塩化ビニルを投げ込むとダイオキシンが発生するのと同じように、焼き鳥を焼く炭火の中に塩をふりかける(=燃え盛る火の中に塩素を含む物質を投げ入れる)とやっぱりダイオキシンが発生するのではないかと、お店のアルバイトのお兄ちゃんが鳥串を焼いてくれるのを、いつもはらはらしながら見ています。
以上長々と書き連ねましたが、要は、焼き鳥屋の炭火の上にふりかける塩化ナトリウムからダイオキシンが発生する心配はあるのか否か知りたいのです。お教えください。

A 回答 (4件)

んにちは


焼き鳥で一杯最高ですね。私も昨日やってきました。
ダイオキシン類(以下単にDXNと略します)は極微量の単位で議論されるため、どの位の濃度で「発生している」と判断するかと言うことを定義しなければなりません。ここでは1pg以下(10-^12g:1兆分の1g)を発生しないとしておきましょう。
まず、DXNの発生機構としては、C-Clの結合が有ることが前提となります。例えば塩化ビニルなどの含塩素高分子化合物は燃焼過程で複雑な変化を経てDXNを生成します。以上のことから廃棄物焼却炉が主要発生源となっており(我が国の排出量全体の約90%を占める)、塩ビ追放運動などが展開されています。塩ビ工業界では反対の議論を展開しており、#1の方のURLで、決して塩ビだけがDXNの発生原因ではないと言っていますが、説得力に欠けますね。
焼き鳥・焼き魚は塩を振りかけていますが、塩化ナトリウムであってC-Clの結合を含んでいません。従って殆ど発生しないとと考えられます。ただし、鳥類の場合、肝にDXNが蓄積される傾向がありますので、注意が必要です。特に野生の鳥類の肝には数百pg程度含有されると報告されています。
塩化ナトリウムは800℃以上になると、塩素がガスとして遊離する場合があります。それが肉類のタンパク質と反応し、DXNの発生が考えられますが、焼き鳥の場合そんなに温度が高くはなりません。従ってこれも考えられません。
結論
ご心配なく。全然心配ありません。ただし、野生鳥類の肝の多食や飲み過ぎには注意しましょう。

参考URL:http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=1286
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この回答へのお礼

「全然」心配ない旨の回答を頂き、晴れて大手を振って飲めます。しかし、DXNの9割がごみの焼却炉から出ているということは、私たちもごみの分別を徹底するなど、DXNを出さない環境を作る努力をしなくてはいけませんね。
回答だけでなく飲み過ぎへのご心配までしていただきありがとうございます。でもこれだけは止められないんです。現に、今も缶ビールをちびちびやりながらお礼書いてますし、明日の晩もいつもの店でコップ酒煽ってます、きっと。(てへっ)

お礼日時:2002/02/17 20:26

もちろん発生しますよ。

熱による上昇気流で焼き鳥にも付着するでしょうし、
呼吸によって体内へも入っていくでしょうね。
ただ、ダイオキシンは放射線と同じように普段の生活の一部ですから
過度に摂取しないかぎり、どーってことないですよ。
それこそ毎日焼き鳥を食べたところでダイオキシンの影響よりも
寿命で昇天する方が早いですね。逆に毎回ハラハラしている方が
ストレスが溜まって体によくないですよ。

ダイオキシンは最近になって発生したものではありません。
もちろん人口化合物製品が増えたためにダイオキシンの発生量も問題に
なってきました。しかし、鳥だって塩だって昔からあるものです。
お酒だって分解されるとアセトアルデヒドっていう猛毒になりますが
「酒は百薬の長」って言いますよね。適量であれば毒も問題はないんです。
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この回答へのお礼

質問の中に「いつもはらはら」なんて書いたのも、御礼をする段になるとちょっと大げさだったかな、とも思ってます。その点失礼しました。
ま、私の場合は週2回ほどいく居酒屋で焼き鳥のダイオキシンを心配するより、休肝日のない自分の体を心配するほうが先決ってとこでしょうか。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2002/02/17 19:56

 私も鋭いご指摘だと思います。

でも片手落ち(既に差別用語だが)です。
 焼き鳥だけでなく、タレを付けてジュージューする焼き肉、豚肉にタレ付けて
焼いたローストだって当然塩味が付いていれば同様です。No.1の方がご指摘して
いるよう魚は旧来より塩を振って焼いてますから、心配ですねぇ・・・
 と、言っておいて塩は固体でもイオン性の物質ですから、それが有機物に反応
する(塩を作るのではなく共有結合を作る)のはかなり大変です。意図して高温
反応で燃えない前に塩化物だけを取り出すのは、相当な技術かと思います。
 また、No.1の方もご指摘されてますよう、今の分析レベルは既にppbの下のレ
ベルであるかないかを議論してますから、元々肉に含まれていたダイオキシン類
(これがゼロだなんて誰が保証してくれていますか?)と塩を振って焼いた後の
肉(あるいは燃焼ガスも含むか)の中のダイオキシン類の量の差がどれだけか、
は非常に精密な解析が必要なレベルと想像されます。
 従って、お答えは「無いとは言えない」・・・で、結局No.1の方の回答そのま
まです、失礼しました。
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この回答へのお礼

塩は固体でもイオン性の物質だ、ということは塩化ナトリウム中の塩素がナトリウムと離れて有機物と結びつくことはまずないので、ダイオキシン類が出てくることも「ほとんど」ないということになるんですかね。
いずれにせよ、まあ過度に心配することはないということですね。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2002/02/17 19:47

すごいところに目をつけましたね.言われればなるほどって感じです.




直接的な回答ではないのですが,以下のURLにダイオキシン一般について書いてあります.

要約しますと,
・何を燃やしてもダイオキシンは発生しうる(URL:Q9より)
・食物から摂取するダイオキシン量は,大気中から摂取するものよりも多い(URL:Q14より)
・しかし,食物から得られるダイオキシンの量は,国が設定しているダイオキシン限界許容摂取量よりも小さいとされているらしい(URL:Q14&Q19より)


こんなとこです.だから,私が推測するに,その焼き鳥にもダイオキシンが含まれている可能性も無きにしも非ずってところですかね.

でもよく考えたら,これは焼き鳥のみならず,ステーキとか魚に塩を振って焼くのと同じことだし,このダイオキシンを気にして肉類を摂取しなければ,逆に栄養バランスが崩れて,違う意味で人間にとって害になってしまうかもしれませんね.

参考URL:http://www.vec.gr.jp/dioxins/info_dio.html
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この回答へのお礼

早速の回答をありがとうございます。
大気中から摂取するもののほうが食物からより多いのであれば、あまり気にする必要もないのでしょうね。

お礼日時:2002/02/17 19:32

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