2月末に決算を向かえ、どうにか先月決算書を完了させた会社の者です。
前期の総売上は1億4000万、利益は何と13万でした。
後々の融資対策に、無理やり利益をはじき出したのです。
それはさておき、
損益計算書には実際の資金面での動きは全て反映されません。
毎月90万ずつ返済している借入金や、消費税納付額など。
逆に資金面では出ない減価償却費が計上されます。
つまるところ、資金を前々期のまま維持しようと思えば、
利益13万にプラスして、
消費税納付380万
借入金返済90×12ヶ月=1080万
逆に減価償却費240万は資金に出てないので引くとして、
13+380+1080-240=1233万
1233万の利益があって初めて資金が減らないという理屈になるのですね?
もちろんその利益が出るということは、消費税額ももっと増えるわけですが、その矛盾には目をつぶるとして。
利益をそんなに出さないと資金がキープできないとは、零細企業ではといてい望めない話のように思います。
つまり、借入れして借入れ残も減る代わりに、資金も目減りしていき、また借入れして・・・の繰り返しの中で、事業活動が永続出来ればよしとしなければいけないのですね?
4月の銀行残高の減りように考え込んでる内、こんな結論になりました。
初歩的な質問で申し訳ございません。
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
売上締日と売掛金入金について
○業種や商習慣によって締日と請求日のズレが大きい場合があると
思いますが、2月締めを3月請求で4月~5月回収。
2月1日の売上の回収が4月末として、3ヶ月も売掛金が滞留します。
5月末回収もあるようですから、平均でも3ヶ月程度の滞留になっ
ているようですね。これでは運転資金がかなり必要ですね。
この回収が現金ならば良いですが、まさか手形だと金利負担が大変
ですね。
質問の趣旨とは異なりますが、この部分の改善が急務ですね。
(業界を理解していない一般論ですから、改善できるとは限りません)
消費税について
○2月の売上の内、5月売掛金回収分は消費税の納付の方が先ですので
キャッシュ上マイナスになっています。
ただ、月平均売上が1200万円くらいですから、原価率を70%として
消費税は40万円/月くらいの納付額となりますが(原価率を勝手に
決めてますので実態と異なるかも知れません)
消費税がキャッシュフローに与える影響は20万円程度と思われます。
あまりキャッシュフローには影響しませんね。
銀行借入について
○銀行借入の理想形(ユーザー側の理想)
支払いを全てし、回収を全てした後の預金残高がマイナスならば、
マイナス額と同額を借入します。
支払いを全てし、回収を全てした後の預金残高がプラスならば、
その額と同額を借入金の返済とします。(常に預金残高はゼロ)
このような資金繰りを行えば、必要な資金は全て調達した上で、
必要最低限の借入金となります。
借入金の平残が低くなりますので、支払利息も低額になります。
貴社の場合、故障した車両の買い替え代金を支払った後の預金残高
はゼロが理想と言う意味です。
一般的には、借入金を5000万円、預金が4000万円で、資金需要が
2000万円ならば預金の2000万円を返済に回した方が良いと言う意味
です。(2000万円の利息返済の必要が無くなります)
他の方が既に回答されていますが、1080万円返済したのでは無く、実質上
の借入金が増加していますね。営業キャッシュフローでも赤字になってい
るようですので、預金を食いつぶしていると言う質問者さんの言葉どおり
の状態です。
○売上の増加
○売掛金滞留月数の減少(早く売掛金を回収)
○自己資本の増強
優先順位は特にありませんが、何か手を打たねばなりませんね。
gutoku2さん、ご回答ありがとうございました。
ご丁寧に説明いただき感謝します。
(1)売上締日と売掛金入金について
これは決算月のみ発生する問題です。
得意先により、まちまちですが、本来当月請求分は翌月もしくは翌々月には回収出来ています。
手形支払いは年に2~3件あるくらいで、大半は現金です。
2月は決算月ということで、特に前期は赤字(通常処理だと500万以上の赤)が見込まれましたので、2月末での工事現場の出来高で帳端売上を立て、13万の黒をひねり出したのです。
ですから、通常でしたら3月締めの売上分ですので翌4月~5月に回収・・・という事情です。
(2)消費税について
ご説明よく判りました。
ただ、理屈では月数十万の消費税でも、年間にするとかなりの額になりますし、別に口座を設けて蓄えておかないと、負担になります。
(3)銀行借入について
つまり、必要なときに必要な分だけ借り入れが出来れば、支払い利息も最少限度ですむ。
という理屈でしょうか?
確かにそうなのですが、現実はそんな頻繁に融資契約を繰り返すことは出来ないのと、会社の運営上、何が起こるか分からない突発的な臨時費用が発生します。
ですから、手元に常に余分な資金がないと不安で事業は続けられません。
必要なときに必要なだけの借り入れが出来れば理想ですが、そんなシステムは現実には有り得ないのではないでしょうか。
最近、銀行より融資の話があったのですが、金利が0.15%上がった理由で上司が断ってしまいました。
また、本当に資金難になりそうなのは半年以上も先だから、その間の利息支払いが無駄になる・・・という理屈です。
gutoku2さんのお話だと、必要になったときだけ借りるのが理想ですので、上司の意見は正解ということになりますが、先々の金利の上昇率によったら、今借りておかないとかえって損になるように感じます。
No.6
- 回答日時:
老婆心ながら1点補足させていただきます。
損益計算書を単年度で操作して、専門家が見ても不自然に思われな
いようにする事は割と容易なことです。
これは、質問者さん自身も感じられている事だと思います。。
利益は、在庫から・期をまたいで・売上を水増しして・等々違法な
方法や、グレーゾーン的な手法で水増し可能です。
しかし、キャッシュフローは”粉飾”できません。
(数年間のキャッシュフロー計算書ならば粉飾不可能)
しかし、キャッシュは”無いものは無い”。会社の本当の姿を見る
事ができます。
貴社の実態は、貴方と貴方の上司が一番よく知っています。
一度キャッシュフロー計算書を作成する事をお奨めします。上司の
資金繰りに関する考え方が、合理的なのか否かも含めて分かりますよ。
gutoku2さん、何度もご回答ありがとうございました。
そうですね・・・
キャッシュフロー計算書の勉強をしなくてはなりませんね。
No.4
- 回答日時:
#3です。
>いずれにしましても、
H17.2月決算 借入残高4920万 現金預金3640万(借入金の74%) 利益81万
H18.2月決算 借入残高4360万 現金預金2642万(借入金の60%) 利益13万
上記内容から行くと、借入金と現金預金を相殺すると、
438万円借金が増えていることになります。
実質、1080万円返済してはいませんね。逆に悪化してます。
himara-husさん、再三に渡るご回答ありがとうございました。
なるほど、前年度との借入残の差額と、現金預金の差額を相殺してみたわけですね。
確かに438万となりました。
キャッシュフローの勉強をしなくてはhimara-husさんが言わんとされる詳細のところは理解できません。
本当に頭が悪くて申し訳ございません。
とにかく、材料の高騰と固定費を補うだけの売上が出ないので、預金の食い潰しになっているわけです。
とはいえ、資金がなければ会社は倒産。
それを避けるためにも、銀行からの融資の話に応じるかと思えば、上司は金利が0.15%上げられたという理由で断ってしまったのです。
資金は一年先までは持つだろう・・・という理屈ですが、その頃金利がどうなっているか(更に大幅上昇してないか)また、業績によれば融資困難にならないか、今から心配している次第です。
No.3
- 回答日時:
損益とキャッシュの出入りの関係を理解する必要があります。
例えば、材料を10000円購入します。お金は10000円出て行きますが、その価値の材料を入手しますので、10000円の損にはなりません。材料仕掛になります。
同様に、30万円の機材を購入すると、お金は30万円出て行きますが、損にはなりません。固定資産となります。この機材は古くなっていきますから年々価値が下がっていきますので、その分を毎年減価償却していきます。この場合、現金は出て行きませんが、減価償却分だけ損益上は損失になります。
上記のように、資産価値を考慮する必要が有ります。
株を保有しているとしますと、売り買いは何も発生せずに現金は動きませんが、株が上がればその分利益が出ますし、下がれば損失が出ます。
借入金の話も、毎月返済しているようですが、普通は同様の額を何らかの形で借り入れしている(例えば、材料を入手しているが支払いはまだとか銀行から別に借り入れ等)ことが普通です。実際に銀行の借入金がトータルで減った場合は、その分利益が出ていることになります。
上記返済金の1080万円は、たぶん利益にはなっていなくて、銀行からの別の借入金になっているか何かだと思います。BSの借入金又は現金のところを、前期と比較してみると良いと思います。これが実際に減っている場合で、利益が13万円とすると、実際は利益が出ているが今までの不良在庫を処分した(損失が出る)場合などが考えられます。
himara-husさん、再度のご回答ありがとうございました。
現金が減っても資産が増えるから損益に影響しない・・・という話はよく判っているつもりです。
>借入金の話も、毎月返済しているようですが、普通は同様の額を何らかの形で借り入れしている(例えば、材料を入手しているが支払いはまだとか銀行から別に借り入れ等)ことが普通です
・・・という意味がイマイチ判らないのですが、
借入金の返済が買掛金や未払金に渡ってないか?というご指摘なのでしょうか?
いずれにしましても、
H17.2月決算 借入残高4920万 現金預金3640万(借入金の74%) 利益81万
H18.2月決算 借入残高4360万 現金預金2642万(借入金の60%) 利益13万
という結果になっております。
ちなみにH16.2月の利益はは346万でしたので年々減少しております。
No.2
- 回答日時:
文章から分かる範囲でキャッシュフローを計算。
利益は13万円で、年間1080万円の借入金返済ができるのですから、
営業キャッシュフローは”+1080万円”以上の黒字である事が分
かります。
※営業キャッシュフロー以上の借入金返済はできません。
※自己資本を増強して、他人資本を返済する事もありますが
質問に記載がありませんので、営業キャッシュフローの黒
字と判断しました。
少なくとも質問者さんの会社では、営業キャッシュフローが1080万
円の黒字より多かった事が分かります。
よって単純に預金残高を増やしたければ、財務キャッシュフローの赤字
を減らす(返済額を90万円/月→85万円/月にする)せば、単純に
預金残高は増加します。
しかし、銀行借入がある企業の場合、預金の月末残高は”ゼロ”が理想
です。※支払利息が少なくなります※
よって、キャッシュ需要が無いのでしたら、無闇に預金残高を増やして
も無意味です。
また消費税ですが、消費税は4月~翌年3月分を5月に確定申告(納税)
します(事前に中間納付はありますが)。
消費税=仮受消費税-仮払消費税の差額(厳密には多少異なりますが)
を納付します。
3月末までに売り上げた売掛金を5月末までに入金されていないならば、
キャッシュフロー上は”マイナス”となりますが、締日の翌々月までに入
金が完了しているならば、売上時に徴収した仮受消費税も同時に入金済み
となり、キャッシュフロー上プラスマイナスゼロとなり、預金(キャッシ
ュ)を減らす効果はありません。
もしも、3月の売上が6月末以降に入金になるのでしたら、質問者さん
の仰るとおり、預金(キャッシュ)を減らす事になります。
>1233万の利益があって初めて資金が減らないという理屈になるのですね?
余程特殊な条件が重ならないと、上記の計算は成り立たないと思います。
この回答への補足
gutoku2さん、ご回答ありがとうございました。
なるほど、借入金返済分は逆に損益計算書上では営業キャッシュフローの黒字と見るわけですね。
当社は2月末決算なので、消費税の支払いは4月になります。
ちなみに前期13万の黒字となりましたが、融資対策で無理やり何とか帳端分売上を寄せ集めた結果です。(帳端を無理に入れなければ500万台の赤字でした)
とにかく請求は3月に出しており、回収は早くて4月、5月以降のものもあります。
>しかし、銀行借入がある企業の場合、預金の月末残高は”ゼロ”が理想
です。※支払利息が少なくなります※
よって、キャッシュ需要が無いのでしたら、無闇に預金残高を増やして
も無意味です。
以上りくだりがイマイチ頭の悪い私には理解できないのですが、よろしければもう少し具体的に教えていただけないでしょうか?
どうして預金残高がゼロがいいのか?
どうしてそれで支払い利息が減るのか?
キャッシュ需要がないなら・・・とありますが、中古の工事車両が複数ありますので、いつなんどき故障で使えなくなるか判りません。
買い換えるとなれば一挙に数百万の出費。
毎月の必要経費に仕入・外注の流動費分が充分潤うだけの売上が続かない以上、維持費として預貯金を食い込むことになります。
預貯金残高は多ければ多いほど、資金繰りは楽になるとおもうのですが。
No.1
- 回答日時:
キャッシュフロー計算書を作成したことはありますか?これはPL、BSとは別のものです。
現金の流れ、現金収支の計算書です。営業、投資、財務という3つのキャッシュフローに分類し、借入金の返済などが反映されます。また、減価償却という架空のコストもキャッシュフローには関係ありません。お金が実際に動いたということが反映される計算書だからです。
直説法、間接法で違いは出てきます。
キャッシュフローに関する本もたくさん出版されていますので、一読されてはどうでしょうか。
tomoaskaさん、ご回答ありがとうございました。
キャッシュフロー計算書・・・聞いたことはあります。
また、ネットや本屋で研究してみます。
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