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あるサイトで、チェチェン問題の原因は

1.ロシアの政治状況が、チェチェン戦争を必要としている。
2.ロシア国家の統一の維持のため
3.石油資源のため
と書いてあったのですがいまいちよくわかりません。

チェチェン紛争によって、ロシアの軍部・情報機関を中心とする政治勢力に利益があるみたいなのですが、彼らの利益とはいったい何なのでしょうか?ロシアにとって何故チェチェン紛争は必要なんでしょうか??

詳しい方いましたら回答宜しくお願いしますm(__)m

A 回答 (2件)

チェチェン問題は、現在ロシアでも、一部の人を除き、「なんとか解決しなければならない問題」と認識しています。



ロシアの政治状況が、チェチェン問題を必要としているとの説は、逆で、解決を必要としているのが実態です。
2番も同じく、逆です。
3番は、現在の状況下で、チェチェンにパイプラインを通す必要がありませんから、意味をなしません。

チェチェン問題を考える場合、過去の歴史を振り返る必要があります。

チェチェンの問題の根幹は、チェチェンとオセチアの問題が始まりです。

黒海北岸には、現在のオセット人の祖先スキタイ人の地でした。
モンゴルがその地に進出すると、オセット人(キリスト教徒)は、南部のカフカス周辺に追いやられます。
そのカフカス周辺にいたのが、チェチェン人(イスラム教徒)でした。

チェチェン人とオセット人は、当初問題無く共存していましたが、トルコの力が北カフカスに及ぶと、チェチェン人は、オセット人を圧迫しはじめます。
滅亡の危機に立たされたオセット人は、一部がカフカス南部に逃れ(南カフカス)、留まった者は、ロシアに支援を求め、ロシア軍が、オセット人の地に駐留する事になります。
(北オセチアの首都ウラジカフカスは、カフカス征服地の意味です)

ロシアは、トルコとの戦争を繰り返し、ウクライナ方面に進出すると同時に、カフカス進出も行います。

ロシアの進出に、頑強に抵抗したのが、チェチェン人で、チェチェン人は、ロシアによって徹底的に弾圧されました。
一方、チェチェンは、テロで抵抗しました。

この時の恨みが、ロシアにもチェチェンにも残っているのです。

ソ連崩壊時に、チェチェンは、カフカス地区を統合して独立を企てます。
しかしその内容が、チェチェン人の支配によるカフカス地域の統一であったため、北カフカスの他民族(タゲスタン人、カルバラ人、バルカル人、オセット人、アテドイゲ人)に拒否され、これらの民族とも敵対することになる一方、ロシアと敵対していたグルジアとも敵対し、唯一の理解者であったグルジアと敵対していたアブハジア人が、ロシアと結んだ事により、完全に孤立化してしまました。

そのため、チェチェン人は、より過激な行動になり、ロシアばかりか、周辺諸民族も、テロの対象としました。

この行動に、嫌気を持ったチェチェン人と共存関係にあったイングーシ人が分離し、現在チェチェン周辺では、チェチェンに同情する民族は、なくなってしまいました。

ロシアとしては、チェチェンを放置する事は、チェチェン以外の諸民族の要請もあり、チェチェン問題に介入せざるを得ない状況にあります。
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この回答へのお礼

パイプラインは関係ないんですね。
勘違いしてました(>_<)
弾圧とテロの繰り返しが今でも続いているんですね。
全体の流れをつかむことができました。
回答ありがとうございました(^^)♪

お礼日時:2006/07/13 09:13

1、軍隊にとっての利益、これは戦争があることです。


2、国家が右傾化すれば自然と国はまとまり、現政権に有利になります。
3、チェチェンは油田があるだけでなく、バクーからヨーロッパへのパイプラインの通り道です。ここが塞がれるとロシアの油は油田から輸送できなくなってしまいます。ただし今は別のパイプラインが作られたので、この意味合いは薄れつつあります。
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この回答へのお礼

誰かを嫌うことで国がまとまるというのは悲しいことですね。
今でいう韓国に近い感じですね。
わかりやすい回答ありがとうございました(^^)

お礼日時:2006/07/13 09:18

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