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紫外可視吸光度測定法の問題で・・・

「紫外吸光度測定法は電子エネルギーの吸収を利用したものであり、可視吸光度測定法は原子核間の振動エネルギーの変化を利用したものである」

という文が正しいか間違っているのか考えているのですが、ちょっと困っています。。

紫外可視吸光度測定法というのは、簡単に言えば、紫外線から可視光線まで波長を変えた光を試料にあてていって、試料中の物質の電子が光のエネルギーを受け取って励起(電子遷移)する現象を利用して、その励起の度合いをそれぞれの波長で測定するわけですよね?ということはこの問題の答えは「×」だと思うのですが、本を見るとなんか可視部と紫外部で違う、というようなことが書いてあってよくわかりません。
どなたかわかる方がおられましたら教えてください。
よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

よく教科書に「紫外可視..は電子遷移、赤外..は振動遷移」などと書かれていますが、問題ある表現だと思います。



ちょうど「クロールはスピードのでる泳ぎ方で、平泳ぎはゆっくりした泳ぎです」という表現にちかいものがあります。僕がクロールで一生懸命泳いでも北島康介の平泳ぎにはぶっちぎられるわけです。

つまり誰が泳ぐかが重要なのであり、分光の話でいえば、どの物質を測定しているのかによって違ってくるわけです。「赤外は振動遷移といわれますが、電子遷移を示す物質もあるわけです。」

まあ、でも「可視域で振動吸収がある物質って聞いたことがない」ので、問題の文は「X」でしょう。

>本を見るとなんか可視部と紫外部で違う、というようなことが書いてあってよくわかりません

よろしければ、何という本にどんな説明文が載っているのかをお知らせいただけたら、その文の意図するところをご説明できるかもしれません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

なるほど・・・赤外でも電子遷移を示す物質があるわけですね。とてもよくわかりました。
ありがとうございました!

お礼日時:2006/07/02 13:13

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