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『看護婦』が『看護師』に変わった経緯をよく知らないので教えて下さい。

『看護師』という名称を最初に考えたのは誰ですか?
「『看護婦』という名称を『看護師』と変えよう。」ということを、最初にとなえた人、あるいは団体は誰ですか?

「看護婦→看護師」と変えたのは、参議院議員の南野知恵子氏の働きによるものだそうですが、
大勢の看護婦の方々が、「名称を『看護師』に変えて欲しい。」と要望を出したので、南野議員が法案を出したのですか?
それとも、看護婦の方々が要望したのではなく、南野知恵子議員が独断で、名称を変えるように発案したのですか?

わたしは、看護婦の方々が、「名称を『看護師』に変えよう。」と書名運動等をしたという話を聞いたことがありませんが、看護婦さんたちがそういう運動をしたのでしょうか?
また、看護婦さんが、「名称が『看護師』に変わって嬉しいです。」と発言したのも聞いた事がありませんが、そうおっしゃった看護婦の方が大勢いたでしょうか?

もしかしたら、「看護婦を看護師に変えよう。」というのは、南野知恵子議員しか考えていなかったのでしょうか?

A 回答 (9件)

>「看護師」の場合は、「南野知恵子」という政治家のイニシアチブが感じられる気がするんです。



議員本人の心の中は、たぶん「名前が何になろうが知ったこっちゃない。どうせ改正法案作るのは官僚だし。『男女平等に向けて働いてますよ』って言うのが支持者と有権者に示せればOK。美味しいポイント稼ぎのネタが拾えてラッキーだった、先に言った者勝ちだったから」って感じだと思いますよ。

法改正と免許状の表示変更などにかかる諸費用に税金が使われる、税金を払ってる国民にとっては名称変更されても何の利益もない、なんて事はまったく考えてないんでしょう。国会議員ってのは国民の事を考えない人種ですから。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとう御座いました。
貴重なご意見は大変参考になりました。

お礼日時:2006/09/25 08:56

気になって、今ざっと調べてみましたら、次のようなものがありました・・・



http://okwave.jp/kotaeru.php3?q=283343

詳しくは分かりませんけど、確か当時は、男女の平等の問題や、労働時間や待遇の改善運動(スト)や、医師との立場上の上下関係(あまりにも上からしたという構図)などの問題があったように記憶してます・・・
はっきりとは確認してないのですが・・・
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この回答へのお礼

ご回答ありがとう御座いました。
ご紹介頂いたURLは、大変参考になりました。

お礼日時:2006/09/25 09:00

「看護婦/看護士」から「看護師」への移行は


清水嘉与子とか南野知恵子といった政治家個人の意向というより
彼女らの後援団体である社団法人日本看護協会の意向が反映されたものですね。

日本看護協会は法改正以前の1994年に「専門看護師」,
1995年には「認定看護師」という協会独自の認定制度を立ち上げて
「看護師」という名称の使用を始めていました。
将来の法改正を見越して,「看護師」という名称を流通させて
既成事実を積み重ねておこうという意図もあったと思われます。

看護協会幹部や看護学研究者などのあいだでは
「看護婦」という「ジェンダー固定的」呼称を変更しようという動きがかなり以前からあったようですが,
やっと時代が追いついてきたということでしょう。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとう御座いました。

「日本看護協会」というのは、全国の市井の看護婦さんたちの意向を反映しているのでしょうか?
それにしては、大勢の市井の看護婦さんたちが、「名称を看護師に変えて下さい。」と嘆願したという話を聞いた事がないのですが。


>看護協会幹部や看護学研究者などのあいだでは

なるほど、『幹部』や『研究者』が、「看護師」という言葉を考えたのですね!
やはり、市井の看護婦の方々の意見ではないのですね。
たいへん参考になりました。

お礼日時:2006/09/25 09:07

因みにですけど、南野さんはそれに先立つ2000年に法案を出したのですけど、真意は男性助産士導入であったため、女性の職場が男性に奪われると考えた女性議員の反対にあって、廃案になってしまったんです。


現在でも男性助産士をどうするかは賛否両論があり、異性である男性が妊婦のお産指導することに違和感を持つ方は多いようです。
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この回答へのお礼

さっそくご返答いただきありがとうございました。
いろいろと知見を頂き、とても勉強になりました。
ご教授に感謝いたします。

お礼日時:2006/09/13 13:30

>でも、誰かが発案しなければ、どんな変化も起きないのではないでしょうか?



強いて言えば「誰かが発案した」のではなくて「誰かが(半強制的に)発案させられた」のです。

「男女平等」の旗のもとに「男女で違う物は排除しよう」と言う流れに押され、担当省庁の官僚の誰かが「面倒だなあ。別に変えなくてもいいじゃないか」と思いながら、上司からの命令で仕方なく、新しい名前を考えさせられ、改正案を作らされたのでしょう。

今の官僚体制、官僚気質を考えたら、とうてい「誰かが率先して変えた」とは思えません。彼らは「自分から何かを率先して行う」って事をしない人種ですから。
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この回答へのお礼

さっそくご返答いただき、ありがとうございました。
貴重なご意見、とても勉強になりました。
参考になりました。

お礼日時:2006/09/13 13:28

南野さんではなく、清水嘉与子参議院議員です。



彼女が第153国会において議員立法として「保健婦助産婦看護婦法の一部を改正する法律」を提唱し、可決され、2002年3月から「保健師助産師看護師法」となりました。

余談ですけど、「士」と「師」の差は、独立した判断でやる職業かどうかで、看護師も昨今は専門職として高度な判断を求められることも影響してるようです。
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この回答へのお礼

さっそくご返答いただきありがとうございました。
清水嘉与子参議院議員が提唱なさったとのこと、大変に勉強になりました。
とても参考になりました。

お礼日時:2006/09/13 13:23

こちらをどうぞ。



http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9C%8B%E8%AD%B7% …

なお、現場の(女性の)看護婦さん達は、別に「看護婦」のままでも良かったので、特に何もしなかったようです。

現場の(男性の)看護士さん達も、別に「看護士」のままでも良かったので、特に何もしなかったようです。
(患者さんから「看護……何さん?看護婦さん、じゃ変よねぇ」って聞かれる事がよくあったようですが)

男女雇用機会均等法の絡みで、旧法の「保健婦助産婦看護婦法」の「婦」に問題がある(男性の事を無視した逆性差別?)として「婦」を「師」に変えた、と言う事です。

「スチワーデス」が「キャビンアテンダント」に変わったのも、似たような経緯だと思います。
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この回答へのお礼

さっそくご返答いただきありがとうございました。
とても参考になりました。

「スチュワーデス」が「キャビンアテンダント」と変わった経緯とは、少し違うのではないかと感じています。
「看護師」の場合は、「南野知恵子」という政治家のイニシアチブが感じられる気がするんです。
(あくまでも、わたしの“感じ”なんですけど・・・)

お礼日時:2006/09/13 13:21

#1です。


似たようなことで、名称を変更したものもあります。
それは、保育士です。
以前は、女性は「保母さん」、男性は「保父さん」でしたが、これも男女雇用機会均等法の改正で、「保育士」に統一されました。
男女両方で統一して使える名称に変更をしているようです。
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この回答へのお礼

さっそくのご返答ありがとうございました。
とても参考になりました。

お礼日時:2006/09/13 13:14

以前は、女性は「看護婦」、男性は「看護士」でした。


男女雇用機会均等法の改正や、男性の免許名との兼ね合いで「看護師」に統一したのが始まりです。
誰がこういう名前にしたいなど、そういった経緯で決まられたものではありません。
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この回答へのお礼

さっそくご返答いただきありがとう御座いました。
とても参考になりました。

でも、誰かが発案しなければ、どんな変化も起きないのではないでしょうか?

お礼日時:2006/09/13 13:08

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