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主人に簡単な和装を着させたいのですが
いわゆる「着流し」スタイルというのは、素材等は関係ないのですか?
浴衣も着流しと言うのでしょうか。
古い着方で着物を二枚重ねで着る場合は、合わせる着物の素材や
帯の結び方にルールがあったりしますか?
夏と冬の一般的な着流しも教えて頂けると嬉しいです。

A 回答 (2件)

和裁を趣味にしている、働くおばちゃんです。


tpoによる思いますが、おしゃれ着用するには何でもありではないですか?
はかまは現在、紋付羽織袴とするぐらい、後は剣道?(笑)
儀式以外は全部が、着流し(はかまなし)です。
昔(20-30年)まえぐらいまでは男女共に、ウールのアンサンブルが流行りました。
ですので、素材も何でもありです。
高いものなら、大島、結城。
これらも、本来は、綿であった時代(江戸)もあって、それから、高級品、名産として絹製品を特産品としたのです。
着物・長着と同じ柄の羽織というくみあわせがアンサンブル。
男性は、角帯でも、兵児帯でもokです。

本来、浴衣は男女とも外出着では無いのですが、花火+ゆかたで昨今流行していますので、もう、スキにしてよいと思います。
ただ、本物の兵児帯で絞りだと、汗でのびますので、
角帯の方が粋でしょう。

2枚重ねはおしゃれですね。
男性でもしますが、男性の着物の場合、
女性とちがって、ふりが開いてません「人形」といって、袋になって、
身頃についているので、何枚着ているかは、袖口と、襟元しかわかりません。
ただ、袖丈の長さの違いを女性ものと違って気にする必要がないのが助かります。
注意点としては、女性よりも帯位置が下なので、2枚重ねる着物の
おくみ下がりの位置と身幅があっていないと
襟の見せ具合がとても安定しにくいです。
裄の寸法も合っていないと袖口寸法は女性より大きいのではみ出しやすい。
結果、男性の2枚がさねは、女性の着物よりもキチント寸法が合ってないと
ただの、防寒用での、しみったれた、重ね着になりかねないのです。
流石だなァと思うのは、歌舞伎役者さんなどの学や風景の写真で
浴衣の上に、着物を着て、2枚袷にしていますが、アノ、襟の見せ具合が
寸法が合ってる見せ具合。
浴衣でも寸法にうるさいのだということなのでしょう。

ただし、本来は、2枚重ねはおしゃれと、実用をかねてですので、
袷での2枚がさねはしますが、一重ではやりません。
浴衣を2枚着るとか、ウールの一重を2枚重ねるとか、言うことはやらない。

一重の重ね着は、袷の季節に手が間に合わなくて、一重を重ねてきて
間に合わせているというビンボウ(きるものが無い・袷がない)&だらしがない(袷を用意しない、ちゃんとまにあわせない)という衣替えを
キチント追っかけていくのが美学の着物スタイルですから、
一重の重ね着というのだけは×です。

男性の羽織は、よく、レストランでジャケット着用というところがありますが、あの、ジャケットノ感覚だと思っていただければ、近いです。
ちゃんと、していたければ、家の中でも、羽織を着る。
セーター感覚でよければ、着流しです。

暑いですが、夏でも「ジャケット」が必要なら、
薄物の羽織を男性は用意する必要がある。
タダシ、浴衣に羽織はしません。

紋の在るナシは、「○○代表」という意味合いがあるので
レストランなど格が高くても、代表する必要が無ければ、
紋付である必要は無いですが、「ジャケット」は必要ですから
羽織は要ります。

素材も柄も何でもいいのですが、どうしても、アンサンブルとして仕立てた羽織は柄が着まわし出来ないような気がします。

浴衣は、本来「湯上り」のバスローブなのです。
だから、外出しても、普段着で許される範囲内というのがほんと。
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この回答へのお礼

お礼を申し上げるのを一年間も忘れておりました。
大変申し訳ございません!
ご回答頂いた後、大変感心しておりました。
重ね着について興味深いお話を誠にありがとうございました!
あれから袷の二枚重ねを試してみようとしたのですが
どうもモコモコしてしまって、そうそう上手くいきませんね(笑)
おかげさまで男性の和装について、一歩知ることができました。
シーンに合わせた着こなしができるように頑張りたいです。

お礼日時:2007/11/29 08:24

本来「着流し」とは袴をつけず、着物と羽織だけの格好のことをいいます。


最近では羽織を着ない着物のみの格好のこともそう呼ぶこともあります。
浴衣には袴をつけませんから、着流しとはいいません。
素材も関係ありません。

男性の和装には季節に関係なく羽織は必須です。
(羽織を着ないのは下働きの下男の服装で、旦那さんの服装ではなかったため)
ちょっと近所のコンビニまで・・・くらいならいいかもしれませんが、「お出かけ着」にするなら羽織をお忘れなきよう。。。

>古い着方で・・・
についてはちょっとうまく想像できないのですが、女性が長襦袢と着物を着るような着方ということでしょうか?
おもしろい着方だとは思いますが、中に着る着物のサイズを少し小さくしないと、袖の中でたるんだりしてぼこぼこになりそうですね。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
なるほど、元々袴をつけない浴衣は着流しと呼ばないのですね。
外出着には羽織が必須なのも参考になりました。

きものの二枚重ねは戦前に多く見受けられたようです。
伊達衿や比翼仕立がその名残だそうですよ。
今では見かけない着方なのでおもしろいなと思ったのですが
正しい着付けがわからなかったのです。

お礼日時:2006/11/29 12:08

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