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片刃と両刃の刀剣は、殺人・戦闘という見地から、どう違うのでしょうか?
剣客・剣豪・騎士・武士・武人・軍人・殺人鬼・マフィア・テロリスト等にとっては、実際に殺人・戦闘・決闘をするにあたり、使用する刀剣選びに、片刃・両刃の刀剣選びは、どういう意味があるのでしょうか?

また、ことわざ「両刃の剣」の意味は、国語的意味は存じていますが、
実際にどういう意味なんでしょうか?

A 回答 (10件)

質問者さんの話からずれて質問者無視になるのであまり言及しませんでしたが・・・



日本刀にも両刃はあります。
諸刃作りとよばれる技法でして、つばからしのぎの部分まで両刃になっていたり逆に切っ先からしのぎの部分まで刃になっていたりします。
また、反りについてですが、誰かが考案してつけたわけではありません。上古刀、つまりいわゆる太刀以前の太刀から反りがあるものは存在します。
日本刀の場合、最初期の童子切であっても芯に軟鉄を使っていますから、鋼鉄との収縮度合いの性質上、多かれ少なかれ「自然に」反ります。それを意図的に大きく反らせるか小さく反らせるかが時代によって変わるだけです。これは形が偏っている片刃で多層構造である以上、避けるほうが難しい現象です。
このあたりは、意図的に形を整えている西洋の剣とは大きく異なります。
また、日本刀の始まりは今のところ確固たる説はありません。
平安中期、ちょうど平将門が活躍していたころに確立したとされていますが、それ以前の可能性も十分あり、不明です(平安初期の作品が空白のため)。
もともと、日本の場合は輸入品からの発展ですから、西洋や中東のように、先史時代から鉄器や青銅器を保有していた世界とは又別の発展を遂げていますが、その曙は不明な点が多いのです。

さすがにこれ以上はずれるのもあれなので・・・ちょっと補足がてら。
剣客・剣豪:基本的に日本の武人ならば日本刀以外はありえないでしょう。なにせ「他が存在しない」のですから。また、いわゆる剣客などは、剣、つまり「日本刀をつかった剣術」を鍛えるわけですから、日本刀以外はありえません。
騎士:伝統的な騎士の武装ならば、ブロードソード、つまり両刃の大剣です。実用的かどうかはともかくとして、騎士とはそういうものです(見栄えと道を重視するのは武士と一緒)。なので、15世紀には騎士道物語とともに騎士は滅亡しました。ドン・キホーテがその象徴です。のこったのは形骸化した騎士道だけです。まあ、それが後に決闘という風習を生むのですが・・・

武士・武人:騎士と同じく日本刀一辺倒です。ただし実用的かどうかは置きます。
騎士、武士とも、もっとも現実主義、効率主義に習えば「剣なんぞ持たないで槍か弓か金棒を持ったほうが良い」という結論になりますから、もっている理由は結局のところ武威誇示なのです。

軍人:先も言ったとおり指揮官の象徴、指揮棒の代わりですから、実際に使うことはほぼありません(そもそも近代戦闘でそんなことをやる軍隊は、よほど切羽詰っているか頭が煮えているということです)。前の回答でも言いましたが、世界中でいらないとなって消滅の一途をたどりました。なお、武威の誇示が主要目的ですから、重たくなければ何でもかまわないということです。

殺人鬼:刀や剣は使わないでしょうね。目立つだけでしょうから(刀を街中で持っていたら即捕まりますよね?)。過去の例を見ても、ナイフくらいが妥当でしょう。

マフィア・テロリスト:こちらも武威の誇示が目的ですから、なるべく、大きい剣を選ぶでしょうね。ただ、実際には使用しません。実際に使用するならマフィアはサブマシンガン、テロリストはカラシニコフでもつかうでしょう。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/日本刀
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両刃と片刃については既に出ていますね。


両刃に仕立てた日本刀、短いものなら博物館で見たことはあります。これを日本刀と呼ぶかどうかは別の問題ですが・・・。

ところで、両刃と片刃については、別の意味もあります。包丁の出刃、これは刃の一方にのみ鋼があります。もう一方は鉄です。また、多くの包丁は中央に鋼があり、両側が鉄になっています。これが両刃です。念のため、細くしておきます。
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片刃で反ったものは平将門が考案したものと言われています。


従来のまっすぐな直刀は正面から敵を就くためだけのものだったものを、馬上から敵を斬りつけるために反りをつけ、武力を強化するものであったとのこと。(NHK取材班より)
海外では、盾を使っていましたが、日本では、刀で攻撃と、防御両方をこなしていたと、大学時代、大学院生が言っていたのを思い出しました。
盾を持っているものだったら右側しか攻撃できないなと話が進みました(余談)
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 両刃と片刃の特長と利点は、みなさん仰っている通りです。


 両刃は主として真っ直ぐな剣に多く、刺突に向いており、重いものだと打撃にも使えます。真っ直ぐな剣は斬るのには少々効率が悪いです。
 片刃は刀身に反りのあるものに多く、斬るのに適しています。すなわち、普通に振り下ろしても、目的物に当たった瞬間、刀身が自然に手前にスライドし切れやすくなるからです。
 日本刀はわずかに反りがありますが(時代や種類によって差がある)、昔のアラビアの三日月型の剣のように大きく湾曲していません。したがって、突きや斬ることにも向いていますし、重いものだと打撃にも向いています。湾曲した内側に刃をつけても、その効果はほとんど見込めません。
 日本刀で両刃のものは見たことがありませんが、日本刀は大変鋭利なものですから、あったとすれば、手入れのときなど取り扱いは慎重にならざるを得ず、持ち主にとっても細心の注意を要する代物でしょう(ここいらへんは、質問者さんの「意味」の感じが少し出ているかな?)。
 剣豪同士の試合にしろ、武士の果し合いにしろ、共に武器を持っているわけですから、両刃か片刃かの選択は意味のないことでしょう。むしろ、得手の武器が何かということの方が問題で、日本刀の太刀か槍(
両刃といえなくはないものもある)か薙刀かといった選び方になります。
 テロリストなどが暗殺に使う武器は、短い真っ直ぐな両刃のものが有利でしょうね。着衣に隠して接近するには小さいものが良いし、刺殺が一番やりやすく効果的です。両刃であれば相手に素手でつかまれたりする危険性が少ない分、片刃よりやや有利かと思います。
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下の質問にちょっとだけ補足。



>ただし、1400年ごろの世界では完全に近接戦闘が廃れたわけではなく、重装歩兵と軽歩兵の争いでもありました(当時の火器は大砲のため、完全に近接戦闘を排除することができなかったのです)。こちらでも、同じく隙間を狙うのが基本です。

このあたりなのですが、もう一つ「叩く」というのが大きな戦法の一つです。
つまり、西洋の全時代において共通しているのが、叩くという戦法です。
百年戦争では、従来どおりの叩きを主要とした重装騎士と、軽装でどちらかといえば短く、細い剣をつかった軽装歩兵との戦いでもあるのです。
日本では、反った剣以前がはっきりしませんが、西洋では
打撃剣(当時の技術では良く切れるものはつくれなかったという問題もありました。スクラマサクスなど)から打突剣(いわゆるソード)になり、そして突斬剣(サーベル)に変わったというところでしょうかね。
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現代ではピストルのほうがはるかに取り扱い、殺傷力の面で大きいので、マフィアとかが持っている場合、武威の誇示が目的です。


イラクのフセインがシャムシールもってかざしてた画像がありますが、それと同じ。ただのアピールですから、使うことはありません。

まず、両刃と片刃だと、根本的な目的が違います。
両刃は突くことと打撃が最大の目的であり、片刃は本来的には切ることが目的です。
反りの存在の有無ですが、これがあるとないとでは、切断力、つまり斬のしやすさに大きく差がでます。
薙刀なんかは極端に反ったものですが、女性が使用することを考慮に入れると、より少ない力で切りつけられるように・・・となりますから、反りを大きくしたのです。
西洋のサーベルやシミター、それの元とも言われるシャムシールなども反っていますね。両刃では、基本的に反りはつけられません。

良し悪しはさまざまですが、ともに共通することは「鎧を着ている敵にはどっちにしてもほぼ効果は無い」ということです。
日本の戦でも主要な武器は刀ではありません。槍と弓、そして後期には鉄砲です。
刀は、平安期の童子切から考えると徐々に「突き」に傾いていきましたが、それでも打突力は槍に劣りますし、リーチも長いほうがはるかに有利(時代劇では刀で切りあいばかりやりますが、実際にあの中に槍持ちが一人でも入ったら、槍持ちがいるほうが圧倒的に有利になります)。
つまり刀は飾り以外の何でもなく、兵に支給していた理由の第1は、第2次大戦のころに米軍が兵に支給していたサバイバルナイフのように、所詮は「素手よりはましな非常武器」に近い代物でした。戦での刀はその程度の役割です。その際は鎧の隙間を狙う以外、相手に傷をつけることは出来ません。

これは諸外国でも同様。
英仏百年戦争初期の勝敗を分けた要素が、ロングボウとクロスボウの差であったことや、後期の勝敗を分けた要素がロングボウと火器の差であったことが如実に物語っています。
ただし、1400年ごろの世界では完全に近接戦闘が廃れたわけではなく、重装歩兵と軽歩兵の争いでもありました(当時の火器は大砲のため、完全に近接戦闘を排除することができなかったのです)。こちらでも、同じく隙間を狙うのが基本です。
なお、両刃と片刃の使い分けは、時代によって変わりますが、基本的には、先史時代にあった片刃(スクラマサクス)は反りが無く、打撃とそれに付随する形で切るという性能がついていました。
しかし、その後の西洋では鉄製鎧が主流になります。こうなると、切るのは無理ですから打撃に向く両刃が主流になります。
もっとも、サーベルは昔からあり、騎兵なんかが装備していたようですが、馬上槍試合なんていうものがあるように馬では普通は槍。日本の刀と同じ代物と考えられます。

そして、銃が登場すると、鋼鉄製の鎧は「重いだけでどうしようもない」代物になります。
そうなると、服に近い姿で戦うようになります。
また、そのころにはそういった、服のままで戦う「決闘」の形が流行りました。左手にパリーイングダガーを持ち、右にサーベルのような、軽くて、突きも斬もある程度可能な剣を持つ、というスタイルです。こうなると、実戦とは別物になっていきます。日本の剣道と同じです。ちなみにこの決闘スタイルの直系子孫がフェンシング。

で、東西の古今にかかわらずなぜこういったあまり使い道の無い武器をわざわざ持っているかというと・・・
一番最初に言った武威の誇示が目的なのです。結局はこれ。
特に、銃が登場した17世紀以降、特にナポレオン戦争以降の近代軍隊では、指揮官のシンボルだったり、指揮棒の代わりでもあります。
しかし、20世紀になると「やっぱり邪魔だし不要」ということで世界中の軍隊から、標準装備として軍刀が消えていきます。日本軍はその流れに逆らって最期まで軍刀保持にこだわりましたけど。
軍隊での使用は式典用となり今に至ります。非常時の武器はサバイバルナイフに取って代わっています。あれなら包丁にも使えますしね。

両刃の剣については・・・ちょっと私も語源がどこにあるのか知らないのですが(おそらく漢書かなにか)、この場合は、ソードの両刃ではなくて、柄のほうにも刃があるというイメージなのでしょう。
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片刃は一般に重量も軽く、主に斬撃に使用し軽武装の相手に使用するものです。



両刃の剣は重量も大きく、金属製の鎧で武装した相手に斬撃ないし打撃刺突の使用に適した刀剣です。
金属製の鎧が普及した中世のヨーロッパで多用され、我が国では古代の装飾用に用いられただけです。

刀剣は相手の殺傷に使用するので、相手の武装程度に合わせ選択するのが常ですから日本では戦国時代には片刃でも刀身の厚い重量のある野太刀が用いられましたが、武装しなくなった時代は軽い刀剣に移行しました。
短剣は近接戦用ですから軽い片刃の刀剣が多いのですが、近年のサバイバルナイフでは両刃のものもあります。

要するに使用に便利な刀剣が選ばれるだけです。

「両刃の剣」の意味は攻撃側にも使用者側にも害が及ぶ可能性のある事を意味しますから実際の場合に刀剣について想像するなら、敗戦で自殺するような場合ではないでしょうか・・・
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ことわざは”諸刃の剣”ですよね。


「実際にどういう意味なんでしょうか?」とはどういう意味でしょうか???
国語的意味は、
「一方では大層役に立つが、他方では大害を与える危険を伴うもののたとえ」です。

つまり両刃の片方は自分に向いてるから危険ということでしょうな。
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両刃と片刃の違いは、強度と重量にあって、


殺傷という点においては、特に違いはありません。
金属の性質上、折れず曲がらぬ剣を作りるには、
ある程度厚みと、凹凸型の変形に強い形状が必要でした。
両刃の剣は中心にある程度の厚みを持たせるためのデザインで、
片刃は、一方の側に厚みのあるデザインです。
鉄は硬くすると折れやすく、軟くすると曲がりやすい性質があります。
製鉄技術の進んでない古代においては、
幅広の両刃の短刀のデザインが一番製造が容易で、
軟鉄(あるいは青銅)でも十分な強度と性能を
持たせることができました。
刃の長い刀剣になると、幅広の両刃だと
非常に重量がかさみ、扱いが困難になります。
それでより軽量にできる片刃の刀の方が
刃の長いものに向いたデザインといえます。
また刃が両面についていても機能としては特に意味はなく、
前方部分だけを両面に刃を入れるのが普通です。
しかし威力という点においては、位置エネルギーの大きい、
重い刀剣の方が有利なので、
ヨーロッパなどでは中世初期には異様に重たい
ブロードソードが使用されました。
これらの武器は切るというよりも、叩きつける武器で、
殴打して倒して刺し殺すことの方が多いです。
中世後期になると、鋼鉄の技術が登場して、
鎧や刀剣は飛躍的に軽く薄く、強くなります。
ヨーロッパの刀剣は、幅が細くなり、軽くなりました。
金属技術の点からいうと、ローテクほど大きく重い剣で、
ハイテクほど細く軽い剣を作れますが、大きいほうが強く見えますが
それは単なる誤解に過ぎません。
強度は後者の方が優ることが往々にしてあります。

日本の刀は、特殊な製法によって、硬度の違う金属をあわせて
作られていて、強度と切れ味を両立させている稀有な刀剣です。
普通は、青竜刀のように刃の重みを利用して断ち切る武器がほとんどなのですが、
日本刀は鋭利な切れ味にとことん拘った武器で、
切るという能力を追及した世界的にも珍しい武器といえます。
切るという行為において、刃が両方についている意義は全くないので
日本刀には(古代のものを除き)基本的に両刃はありません。
日本刀は回りが軟鉄で中心が硬鉄のため
刃こぼれしやすいという欠点もあり、常に手入れが必要です。
和包丁と洋式包丁の違いを見ればあきらかですが、
和包丁は最初は切れ味抜群ながら、研がないとだんだん切れなくなりますますが、
洋式は切れ味はあまり変わりません。

武器という点においては、単に両刃、片刃というだけでなく、
刃の丈や、幅、重量、用途、使い方などが大きく影響するので、
一概に述べることはできません。
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>剣客・剣豪・騎士・武士・武人・軍人・殺人鬼・マフィア・テロリスト等にとっては、実際に殺人・戦闘・決闘をするにあたり、使用する刀剣選びに、片刃・両刃の刀剣選びは、どういう意味があるのでしょうか?



剣客・剣豪・武士(武人)などは日本人になるので選ぶまでも無く刀しか使っていませんよね?騎士は時代によって違いますが戦争が多い時期は両刃の剣、平和な時期は片刃の細身の剣が多かったと思います。軍人は国と時代によって違いますよね?殺人鬼は趣味と入手性だけで選んでいるのでは?マフィア・テロリストはなに考えているのか分からないので想像すら出来ません。

刀は切れ味を維持できるのは数人を切るまでですぐに血糊で切れ味が悪くなるそうです。そのため戦国時代などでは切れ味よりも折れずに曲がらない刀が優秀とされその使い道はほとんどが鈍器としてだったらしいです。また、漫画やアニメみたいに人を真っ二つにするとすぐに刃が欠けて使い物にならなくなります。

両刃の剣は鎧の上から相手を殺すためのものだと聞いたことがあります。ヨーロッパでは金属製の鎧が主流だったので戦争の多い時期は鎧の上からでも有効な両刃の剣が、平和な時期は装飾の施された片刃の細身の剣が選ばれていたとか。

まあ、最近は時代が変わって剣を選ぶ意味というものがほとんど無くなっていますね。剣で切り合うよりも銃の方が効率が良いし、何より人を切るときの感触を感じなくて済むので罪悪感が遥かに少なく済みます。現代で剣を選ぶ場合は銃が入手できないか特別な理由があるからでしょうね。
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