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アジアで西欧の宣教師の大変な努力(歴史の本に数々出ていますが)にもかかわらず、キリスト教が根ずいたのは、フィリピンと韓国だけです、
フィリピンは土着宗教に大きな物が無く、またスペインの統治の影響
かと思いますが、韓国は儒教、仏教、と大きな宗教があり、また
西洋列強に統治されなかったのに、なぜキリスト教徒が多いのでしょうか?
いつごろから、なんにより、どうして現在のようになったのでしょうか、
韓国のキリスト教の歴史に詳しい方、よろしくお願いします、

A 回答 (6件)

4番です。



>アメリカの長老派系の協会、はカソリックですね

長老派教会は、カルビン派の流れを組むプロテスタント教会です。
教会運営を長老(信徒代表)が行うために、長老派と呼ばれます。

>ペンテコス派はどこの国の派でカソリックですか

ペンテコステ派は、アメリカで1920年代に生まれたプロテスタント教会です。
キリスト教の奇跡を体験する事に主眼がおかれ、アメリカでの聖書絶対主義者の中でも最も強硬派を形成しています。
牧師個々の力が強く、実質的に牧師ごとに異なる教派のように行動します。
そのため、しばしばおかしな牧師が現れて、問題になったりします。
(ペンテコステ派は、教会内の牧師の力が強いため、カルト的行動を行う教会が多い事も特徴です。)
牧師個人個人が信者を集める必要が有り、その事が牧師間の競争となり、信者獲得に積極的になっています。
現在ペンテコステ派の中心となっているのは、アッセンブリ・オブ・ゴット教団ですが、教団とは名ばかりで、実質は各参加教会の連絡会のようになっています。
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この回答へのお礼

2回も回答いただき、ありがとうございました、
一度、韓国のキリスト教史の本を読もうと思っているのですが、
なかなか時間がありません、説明いただき大体の流れが解って
来たように思います、今度本を読むときの参考にさせて
いただきます、

お礼日時:2007/02/09 17:25

戦後の韓国(南朝鮮)にキリスト教が普及したのは


「キリスト教関係者になると、海外、特にアメリカに移住することが容易であったから」
という理由があったようです。アメリカは、貧しい国からの移民の流入を警戒しますからそれとの兼ね合いです。戦後、1970年ごろに至るまで、韓国(南朝鮮)は
「日本が築いた社会インフラが朝鮮戦争で破壊され、産業といえば農業程度で、海外へ輸出して外貨を稼ぐ手段は乏しい。外国人観光客(キーセン観光=売買春が目当て)と在韓米軍の落とす外貨が頼り」
という極めて貧しい国であり、韓国より豊かな日本への密航、世界一豊かなアメリカへの渡航(さすがに密航は困難)が庶民の夢でした。

1965年ごろに韓国へ旅行した日本人大学生が当時を回想して「『韓国の経済発展は21世紀の課題』と日本へ帰国した後に何かに書いた。今思うと恥ずかしい:というくらい、当時の韓国は「最貧国」の部類でした。今で言うと、東南アジアの中でも貧しい国、カンボジアなどを想像してください。

例えば、世界的ヴァイオリニストのチョン・キョンファ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A7% …
は、韓国が上記のように貧しい国であった1961年に家族と共にアメリカに渡っています。チョン・キョンファの母の著書によると、アメリカに渡航する渡航費もビザも得るのが困難であるため、韓国の役所やアメリカ大使館に日参し、あらゆるコネを駆使し、「韓国のキリスト教会からアメリカの教会への派遣」と言った形を取ることで解決したそうです。なお、そのお母さんは後にカソリックに帰依し、神学を学んでカソリック聖職者の資格を正規に取得しているそうです。

主にアメリカのキリスト教会宣教師も、「キリスト教に帰依すればアメリカが近くなる」として布教したり、甚だしくは「何の信仰もない韓国人が、勝手にキリスト教会を設立して代表者となり、キリスト教関係者として便宜や利益を得る」こともあったようです。

No2さんの言われる
「また、韓国のキリスト教団体を名乗るものの中にはカルトっぽいものもあるようです。」はそういった経緯を汲んでいると思われます。
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この回答へのお礼

文中に出てきた、キョンファは好きでCDを良く聞きます、
彼女のストーリーは、初めて知りました、
詳しい回答ありがとうございました

お礼日時:2007/02/09 17:34

たしか韓国では、約半数の人がキリスト教徒だったと思います。



韓国の場合、李朝の時代に儒教が国教とされると、仏教は急速に勢力をなくしてしまいます。
そのため、李朝が崩壊し、日韓併合となっても、勢力を取り戻す事ができませんでした。

韓国・朝鮮の場合王朝が変わると宗教が大きくかわってしまう事が、何回かありました。
新羅時代のシャーマン信仰が中心でしたが、高麗になると仏教に代わり、李朝では、儒教というようにです。
これは、宗教組織が、国家権力と密接に結びついていたために起こった事です。

西欧諸国との接触により、李朝の弱体化が顕著になると、李朝の国教であった儒教も急速に勢力をうしなってしまいます。
その失ったところに入り込んだのがキリスト教でした。
韓国への布教に最も熱心だったのが、アメリカの長老派系の教会でした。
そのため、韓国のキリスト教徒の8割が長老派系のキリスト教徒が占める事になります。

そんな状況に変化が起こるのが朝鮮戦争でした。
朝鮮戦争により、国土が荒廃した韓国に進出して難民や被災者に積極的に食料援助を行いながら布教活動を行ったのが設立間もないペンテコステ系の教会でした。
そのため、教会に行けば、食べ物がもらえたため、ペンテコステ派が急速に勢力を伸ばします。
朝鮮戦争前が約3割がキリスト教徒であったのに対し、5割までキリスト教徒が増えたのは、このペンテコステ派の積極的活動によります。

貧しい人達に積極的に食料支援を行い、積極的に信徒を増やすやり方により、世界的にキリスト教徒が減少する中で、ペンテコステ系は信徒数を増やしています。

現在の韓国では、長老派とペンテコステ派との信徒の割合は、ほぼ同数となっています。

この回答への補足

回答いただいた、アメリカの長老派系の協会、はカソリックですね、
またペンテコス派はどこの国の派でカソリックですか?

補足日時:2007/02/09 11:41
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20年来のコリア・ウォッチャーです。



韓国人から聞いた話ですが(日本留学経験もある、ちゃんとした大学教授です)、「キリスト教徒になると、自分が欧米人に近づいたような気分になる」「また、そうすることによって、日本人より偉くなったような気になれる」「仏教は年寄りの宗教としか見なされていないので、若い人はファッションとしてキリスト教に走る」ということでした。

もっとも、日本統治時代からキリスト教はけっこう流入していたようで、特に現在の北朝鮮の首都である平壌は、「東洋のエルサレム」と形容されるほど、教会の多い「聖地」だったそうです。(「エルサレムはユダヤ教やイスラムの聖地でもあるぞ」という突っ込みはやめてくださいね。実際そう言われていたんですから)
平壌で生まれ育った、北朝鮮の独裁者、キム・イルソンは母親が熱心なクリスチャンだったという説があり、その影響か、息子であるキム・ジョンイルの生誕の時の話など、聖書にあるキリスト生誕の場面を明らかにパクっています。
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この回答へのお礼

ありがとう、ございました。

お礼日時:2007/02/09 17:36

いろいろな本が出ているのでこれらを読めば概要がわかるのではと思います。


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handl …

日本でも韓国人の多い地域には韓国系のキリスト教会があるようですが、少し独特の雰囲気があるようです。
また、韓国のキリスト教団体を名乗るものの中にはカルトっぽいものもあるようです。
例えば昨年、京都府八幡市に本部があるキリスト教系の「聖神中央教会」の代表を務める韓国籍の牧師が、信者の少女に性的暴行を加えていた事件が明るみに出て「キリスト教会で牧師が?!」と世間を騒然とさせましたが、その際、このようなことも話題に上っていました。
http://gendai.net/?m=view&g=wadai&c=050&no=15861

「詳しい方」ではないのに失礼しました。
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この回答へのお礼

大体予想していましたが、ご指摘のURLによると、想像以上に韓国のキリスト教関係の本は相当でているようですね、
時間を見つけて、何冊か読んでみたいと思います、大変参考になりました、ご回答ありがとうございました、

お礼日時:2007/02/09 17:43

戦後の復興期に教会に行けば、


食べ物がもらえたから・・・と聞いたことがあります。

実際の話、戦中(日本の統治中)は韓国ではキリスト教は
盛んではなかったはずですし。
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