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フランスでは少子化対策として育児支援の制度などが充実しているとテレビで見ました。

子供を生み育てる環境が整っていることは素晴らしく、日本も見習わなければならないと思います。

ただ、一方で子供を持たない人たち(自分の意志によって)のフランスでの立場はどんなものなのでしょうか?肩身の狭い思いをするのでしょうか?それとも個人主義も発達しているので、あくまで子供を持つ人には手厚く、そうでない人はそれでいいよ、という感じなのでしょうか。

フランスの事情をご存知の方、よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

こんにちは!


フランス在住経験あり+フランス人の多い職場にいます。
本当にフランスの育児制度とか、年金制度は聞くにつけ、うらやましすぎます!逆に彼らから日本の制度ってどうなの?と聞かれて答えるとえぇ?日本人はそんなに働いてもそれだけ?と驚かれます。
とはいえ、それだけ充実している国ならではの頭の痛い問題はあるらしく、とある年配のフランス人女性が「フランスでは出産するとお金がもらえるから、それを目当てに子供をたくさん産んでは金をもらう移民がいるのは由々しき事態」と激しい口調でおっしゃられていました。
少子化問題はヨーロッパでも深刻ですが、フランスは育児制度を充実させたことで、今ではヨーロッパで一番、生涯出生率が高いそうです。
さて、、、では、子供を持つ意志がない人たちについてですが、少なくともパリジャンはそれほど意に介してないみたいです。地方は、少し違うかもしれません。地方在住の既婚女性は「おばあちゃんに、『あんた、子供はいつ産むんだい?』って毎回聞かれるんだよね・・・」とこぼしていました。
私自身は結婚したばかりの人に「子供は?」と聞くのは、見たことありません。フランス人女性の同僚いわく、日本に来たら日本人のおじさんたちに、一緒に仕事をする仲だけなのに、「結婚は?子供は?」と聞かれて驚いたそうです。
そういえば、私もフランス人から、「君っていくつ?」とは聞かれますが、「結婚してんの?」とか「子供は?」は聞かれたことないですね。。。
むしろ、私にとって、少し驚きだったのが、籍を入れないで子供を持つ人が少なくなかったことでした。日本に家族帯同ビザで来る場合、日本で働く本人と帯同家族との関係を証明する書類(結婚証明書とか、出生証明書)がないとビザはおりません。これがないとかなり面倒なのですが、そういう障壁があっても籍を入れない人が何人かいましたよ。別にご本人たちに結婚できない理由はないのですけれどね。
日本人にとっては違和感ありますが、フランス人同士でこういうのが話のネタになることもないです。
ただし、シングルマザーに対する支援がまだまだ不十分だ!という話はちょくちょく聞きます。しかも男性がそういうのを言ってたりして、なんか我々にはとおーい感覚に感じたりしますね(笑)
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この回答へのお礼

私が知りたかったことにズバリ答えてくださっていて、霧が晴れるようでした。さらにご経験に基づいたお話を聞かせていただけて大変興味深かったです。ありがとうございます。

私が見たのは↓の番組なんですが、
http://www.ytv.co.jp/wakeup/special-report/sr_se …

>籍を入れないで子供を持つ人が少なくなかったことでした
文中にもありますが、フランスでは結婚をしていないカップルも子育て支援を受けることができる、と言っていたのはそのことなんですね。「へ~っ」と驚いたのですが、一方でそれはカップル限定で、シングルマザーだとまた話が変わってくるんですね。やっぱりこういうことは、いくら手厚くしても十分すぎるってことはないんでしょうね。課題は次々に出てくるようです。

とてもよくわかりました。ありがとうございました!

お礼日時:2007/02/15 23:09

フランス在住です。

子供も数ヶ月前にこちらで出産しました(^^)
子供を産み育てる環境、確かに整っていると思います。
出産費用も保険でカバーされますし、働く女性が多い国なので、保育施設もしっかりしています(大学にも保育施設があったり、街で経営している保育園が無料だったりすることも)。No.1の方も仰ってますが、子供が多いほどもらえる手当ても多いので、それを目当てに働かない人たちもいるくらいです。

私の周りのフランス人カップル(結婚していても、していなくても)では、子供がいない人がいません(今、出産ブームというのもあるのでしょうが)。でも私自身、結婚していて「子供は?」とフランス人からは聞かれたことはありません。フランス語を習っていた時に同じクラスの外国人クラスメート(韓国人や中国人)にはよく聞かれましたけど(苦笑)。子供ができにくい体質だったので辛かったです。そういうところもフランス人は考慮して聞かないのでしょうかね。

フランスでは子供を持つ持たないに限らず、結婚している、していない、シングルマザー、ミックス家庭(子供も連れた再婚同士)、同性愛カップルなど、人の家庭には関知しないことが多いです。その人の人生はその人のもの、ということでしょうか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。現在フランスにお住まいなんですね。

>でも私自身、結婚していて「子供は?」とフランス人からは聞かれたことはありません。
>フランスでは子供を持つ持たないに限らず、結婚している、していない、シングルマザー、ミックス家庭(子供も連れた再婚同士)、同性愛カップルなど、人の家庭には関知しないことが多いです。

本当にうらやましい……フランスに移住したくなってきます(笑)。いや、真剣な話。

徹底した個人主義なんですね。やはりそれなりの長い歴史から来るものなので、日本が真似しようとしてもおいそれとできるものではないのでしょうけれど。また、そういうお国柄だからこそ、「それでは子供を持つ人には手厚い支援を」となりやすいのだろうなとも思いました。それぞれの生活スタイルを尊重していれば差別感も薄れることの証明ですね。

感覚的によくわかりました。回答をありがとうございました!

お礼日時:2007/02/15 23:24

海外在住です。

フランスも住んだことがありますが、フランスに限らず、子供を産まないから肩身の狭い思いをするという国はあまりないと思います。普通、プライベートなことは聞かれないものです。田舎や特にお姑さんなどはうるさい人もいるかもしれませんが、たいていの人は実家から離れて暮らしています。

でも、フランスではベビーシッター代の補助なども政府から出るので(シングルマザーのみだったかどうかは忘れましたが)、女性が結婚しなくても働きながら1人で子供を産み育てる人も多いです。
No1さんの言っていた籍を入れないで子供を産むというのも、まずは結婚・それから子供、という2重のステップを踏まなくても面倒がなくていいというのもあるでしょうね。結婚式代を子供にまわすことも出来るでしょうし、籍を入れてなくても親として補助は受けられますから。

海外では「親」業を楽しむためだけに子供を産む選択をする人も多く、「親」は大変というより子育ては楽しいという意識が強いです。
実際、楽しそうな親たちを見ていると、自分も子供が欲しいと思えてくるから不思議です。

それと、子供を産まなければ補助などもなく高い税金を支払わなければならないので、産んだ方が特だと考える人もいるのではないでしょうか。フランスでは子供を3人産めば、母親がパートで稼ぐお金よりも高い金額が毎月補助としてもらえるそうです。それなら働くよりももう1人産んでもいいかなと思えますよね。それから小学校入学前などには文房具代として結構なお金ももらえます。その時期のデパートの文具売り場は大盛況です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>フランスに限らず、子供を産まないから肩身の狭い思いをするという国はあまりないと思います。普通、プライベートなことは聞かれないものです
すばらしいですね……日本ではまだまだそういう人間側の意識自体が薄いので、制度面が追いつかないのはむしろ無理ないことと言えるのかもしれませんね。それにヨーロッパにはそういう権利の獲得などに長い歴史があるのでしょうね。それにしてもベビーシッターに補助が出るとは……すごいです。

「親」業を楽しむ、というのも初めての観点です。純粋かつ能動的にそういうことを思って子供を産む女性は日本には少ないように思えます。ただ「母性」という自然発生的な、しかもあるかないかわからないものにすがっているだけのような……

とてもよくわかりました。回答をありがとうございました!

お礼日時:2007/02/15 23:17

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