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どうして最近の建物は表面だけきれいにするのでしょうか?
たとえば大理石の壁だって中が鉄筋になっていて表面だけに薄く大理石が貼ってある。

あまり詳しくはありませんが昔の建物はその素材のよさを完全に生かしてできていたような気がするのです。たとえば、動物の排泄物とわらを混ぜて壁にするとと冬暖かいとか…。

経済的な問題は理解できるのですが、何か哲学的な問題など背景にあるのでしょうか?

(まったくの文型人間です。ちょっと疑問に思っただけです。回答していただけたらうれしいです。)

A 回答 (4件)

お返事拝見しました。


建築史をたどって行くと、政治を強く反映した建物がたくさんでてきます。

ナチス・ドイツ時代の建築家アルバート・スピアーズは、ヒットラーの指示の元、
ファシズムの理念を基盤とした「ベルリン改造計画」をうちだしています。
その間彼が設計した建物は全てその理念に基づくものばかりです。

パリのオペラ座はフランス革命後に民衆の手によって建てられたもので、
今まで貴族のみがプラーベートな娯楽として楽しんでいたオペラを、
民衆が手にしたことを「貴族社会の崩壊」の象徴とすべく、
建物の1面1面のデザインは「典型的政府機関の建造物」や「典型的な宗教建築物」
(「政府機関/教会=支配者階級」という考え)を基にしています。
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この回答へのお礼

返答ありがとうございました。

へぇ。そうなんですね。
パリにいったときにオペラ座みました。そんな過去があったんですね。

現代社会にもそういう政治的な考えが建築に影響を与えているか改めて知りたくなりました。

今思い付いたこと)
・ホワイトハウスの形やネーミング
・国会議事堂とか「~院」)とかの威圧感
・日本の(外国でもそうでしょうが、同じように区切られて売られている分譲マンション(私事ですが、ああいう建築物を見るとたまに恐くなります。夜ぬめっと建物が現れたときとか…。正確な四角形で作られた建物…)

いろいろ調べてみようと思います。返答ありがとうございました。

P.S.風水とかって…

お礼日時:2002/05/29 15:10

建築科卒です。



建築にも流行があり、特に新しい技術には目が行くものです。
大理石の薄切りも技術のなせる技だと思います。
又、最近の有名建築家は、建物の使い勝手の良さよりも、
何が主張したいのかと言う芸術性を重視する様です。
(芸術性=綺麗なものではなく、芸術性=主観的なものです。)
以前いた大学で新しい校舎を某有名建築家に頼んだのですが、
その校舎内で目指す教室をみつけることがどれ程難儀だったことか。

私の恩師いはく、「建築は99%が政治で1%がデザインである」とのこと。
社会情勢や政治の影響は多大だと思います。

この回答への補足

好奇心を刺激されます

補足日時:2002/05/25 16:57
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この回答へのお礼

返答ありがとうございます。

「建築は99パーセントが政治で1パーセントがデザインである」てなかなか含蓄のある言葉ですね。

建築に政治が絡んでいるとは考えもつきませんでした。

と、いうことは支配者が国民を支配しやすいような構造になるように建物を設計するということですか?政府に対する学校の教室という感じ、または社長に対する社員の仕事場というように。

お礼日時:2002/05/25 16:57

真剣に答えると、本が何冊も書けそうなので(私にはそんな文章力はないが・・・)私なりに項目ごとに簡単に答えたいと思います。



どうして最近の建物は表面だけきれいにするのでしょうか?
たとえば大理石の壁だって中が鉄筋になっていて表面だけに薄く大理石が貼ってある。
→それは感覚の問題です。使い方によります。鉄筋が汚くて大理石が美しいとは必ずしもいえません。また、大理石も自然のものなので、バンバン掘り起こして分厚い大理石の壁を作るよりは薄い大理石を使った方が環境のためにも良いことなのでは?それに大理石だけを積んで壁にするのは、地震の多い日本ではちょと・・・。
しまった!!たくさん答えちゃってますね~次ぎ行きましょう。

あまり詳しくはありませんが昔の建物はその素材のよさを完全に生かしてできていたような気がするのです。たとえば、動物の排泄物とわらを混ぜて壁にするとと冬暖かいとか…。
→建物の仕様は時代によって変化していくものです。上記の壁はその時代にはあったものでしたが。今の時代にはあいません。なぜなら、
 1.材料が手に入りにくい。
 2.電気の配線などが不安。(燃えやすい材料の壁なので漏電など・・・ネットもできな  いねっ)
 3.2と同様、火事になったらすぐ燃え広がる。(昔の農村ようにお隣さんが離れて  いればいいのですが、もしくは自分の家の敷地がすごく広くて真中にぽつんと  家が建ってるとか・・・)
 など、いろいろ

経済的な問題は理解できるのですが、何か哲学的な問題など背景にあるのでしょうか?
→哲学的なんて高尚なものではないでしょうが、あえて言えば、日本の文化的、歴史的、社会政策的な問題があるのではないでしょうか?
 日本では、その昔(明治以前ってとこかな?)大工さんがほとんどの建物を建てていました。大体、一人の大工さんがある一定の地域の建物の新築、改築その他のメンテナンスまで長年にわたってトータルコーディネイトしていたようなものです。そのため、施主が(建物の発注者)変な注文をしてきたりしたら、なだめて言い聞かせ、良くない(デザイン的にも機能的にも)建物が乱立するのを防いでいたようです。また、施主も棟梁を信用し、任せていたようです。
 しかし、現代ではそういった関係はなくなってしまい。家はハウスメーカーがビルはゼネコンやが建てますし、設計もそこがします(一部偉い建築家の先生方の作品を除く)、建てたら、建てっぱなしというのも多いかも、また、発注者も設計者をプロとして認めて、ある程度任す。ということも少ないようです。(それは設計者にも問題ありますけど・・・) 情報や選択肢が多い分建物を作る際の良好な関係が作りにくくなっているのかもしれません。
 あと、戦後の政府の持ち家政策や・・・

いけません。やはり書きすぎてしまいました。
私の下手な文章が長くなると質問者に悪いのでこの辺で・・・。
建築家の 故宮脇壇先生のエッセイなど読んでみては?
読みやすくてためになると思います。
長くてすみません。それでは・・・

 
 
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この回答へのお礼

返答ありがとうございました。

その時代その時代、一番いいほうほうで家を建てていたんですね。
また、戦後の政府の持ち家政策というところ、途中で文章が途切れてしまっていますが、興味深いです。急いで、たくさんの家を作っていったんですかね…?

でも、プラスチックの材料や表面だけの装飾で飾られた現代の建築物を見ると何か時代のようなものを感じてしまいます。

お礼日時:2002/05/24 13:25

 鉄筋の壁は丈夫でビルの材質として理想的ですが、表面はきれいでない。

また、大理石は壁に貼ると大変きれいだが、それだけでは壁にできない。そこで両者を併せれば両方の良いところが生きるということで、素材の良さを生かせていると思いますよ。

 昔の建物の素材も、昔の人はただそれを有効利用して快適に生きたかっただけで、考え方は今と変わらないのではないのでしょうか。いまでいうと「自然と調和したライフスタイル」になる昔の生活だって昔の人は自然との調和のためにしていたのではなく、ただそれが当面の一番快適なやり方だったから採用しただけです。その証拠に、ふいごや千歯こき、布を織る機(はた)の綜絖(そうこう)など登場したときはハイテクだったものもどんどん取り入れられています。
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この回答へのお礼

当時のハイテクがその生活に取り入れられていく。説得力がありました。そうですね、いつの時代もその時代の条件下で人は快適に過ごしたい。と、願ってきたんでしょうね。

物事がこうでなくてはならない。という考えはもちません。その時代その時代にあったやり方があるのでしょうね。

返答ありがとうございました。

お礼日時:2002/05/24 13:29

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