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 毎朝テレビCMで繰りかえされる「痛くが無いのよ」というセリフは、
もとは「痛くはないのよ」だったはずです。
 国語の先生だったら、どう解釈されるのでしょうか?
 
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A 回答 (6件)

まず、国語の方から考えてみましょう。



可能動詞以外の多くの動詞は連用形が名詞になります。
例【読み】が甘い。【でき】が悪い。

一部の形容詞も連用形が名詞になります。
例【遠く】へ行く。【近く】に来る。こんな【遅く】にすみません。

「痛い」という形容詞の連用形「痛く」は名詞にはなりません。
同根の動詞「痛む」の連用形からの転成名詞「痛み」、あるいは接尾語を付けて名詞になった「痛さ」があるので、わざわざ「痛く」という名詞を作る必要性がないからでしょう。
よって、「痛くがない。」という言い方は完全な間違いであるといえます。(格助詞「が」は、形容詞の連用形に直接接続することはないので、この「痛く」は名詞と考えざるを得ません。)
言葉の乱れとか、破格の使用ということに関して私はそれほど怒りは覚えないのですが(違和感を抱くことはあっても)、この「痛くがないのよ。」という言い方には嫌悪感を抑えきれません。ほかの方も仰っているように、このくらいだったら言ってもいいだろう、という売り手の底意が透けて見えるからでしょうか。

なお、健康器具の方の話題ですが、こちらは、「痛み」という【病状の改善に効果がある】という意味ではなく、鼻うがいという【行為に伴う感覚】としての【痛み」はないという意味なので、薬事法には抵触しないということではないでしょうか。(法律には全くの素人で、これは全くの想像ですが。)
なお、老婆心ながら#2の方が仰る【誰か】は、今回の問答における文脈・内容から見る限り、質問者の方のこととは私には読み取れません(以前、何があったかはわかりませんが)。

この回答への補足

>老婆心ながら#2の方が仰る【誰か】は<
 どうぞご心配なく。質問者としては、回答者同士の争いを警戒して、
すこし険しい表現になったのです。もちろん「以前」に何もありません。

補足日時:2007/03/01 16:40
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この回答へのお礼

>わざわざ「痛く」という名詞を作る必要性がない<
 合理的な解説に敬意を表します。毎朝つけっぱなしのテレビから聞え
てくるたびに、わざわざチャンネルを変えているのです。
 
 いつか抗議が殺到するだろう、と甘くみていましたが、どうせテレビ
局に抗議しても“柳に風”“暖簾に腕押し”が予想されるので、ここに
質問して、いささかウップンを晴らそうとしたのです。

お礼日時:2007/03/01 16:42

#1です。



穿った見方ですが、、、

『痛く…』が無いのよ」

と解釈し、「痛く」の後ろに、「感じること」という言葉が隠されているように思います。
 感覚ですので、その感じ方(効果)も、人それぞれかと、、、
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小林製薬様の「ハナノワ」は、多分こういうことでしょう。



「ハナノア」は鼻の中の雑菌や花粉、ホコリなどを物理的に
洗い流す製品です。洗浄器具は医療器具ですが、洗浄液は
医薬品ではありません。

「洗浄危惧」は「医療器具」として認可されていますから、
「痛くない」と表現出来ると思いますし、「医療器具」の使用感
について述べていますので、本質問の「健康食品に効能効果」と
は直接の関係はないと思われます。

申し訳ない、「誰か」は質問者様のことではありません。
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「薬事法による広告表現の規制」を何とかして(何としてでも)


逃れるために、故意に「乱れた」「訳の判らない」「日本語として
通用しない」表現を使っていると思われます。化粧品分野では
「シミ」「シワ」「小じわ」「透明肌」等が一切使えません。そこで、
造語による英語・仏語・日本語混じりで、尚かつ「消費者に訴求
できる」「キャッチ・コピー」を必至のパッチで日夜考えています。

「痛み解消」、、、、、、、、、XXXXXXXXXXXXXXX(絶対駄目)
「痛みが取れる」、、、、、XXXXXXXXXXXXX(殆ど駄目)
「痛みを和らげる」、、、XXXXXXXXXXXXX(同上)
「痛くはないのよ」、、、XXXXXX(微妙!)(多分駄目!)
「痛くでないのよ」、、、XXXX(ホントに微妙!)
「痛くてないのよ」、、、XX(微妙!)(日本語が変)
「痛くとないのよ」、、、XX(微妙!)(日本語が変)
「痛くがないのよ」、、、X(微妙)(ギリギリ)

当該会社と広告代理店は、事前に厚労省にお伺いを立てたはずです。
「日本語としておかしいが、聞けば何となくその意味は判る」
「厚労省の見解」との微妙な綱渡りの結果この「キャッチ・コピー」が
誕生したと思われます。

販売会社と広告代理店はそれこそ「必至」です。多少おかしくても
消費者に訴求したい、でも、厚労省の規制は勘弁してほしい、その
狭間で生まれた「コピー」ですが、結局「消費者の耳に残り」「商品が
売れて」「厚労省から文句」が来なければ万々歳です。

世の中は「誰かが」言われる程それほど単純ではありません。

この回答への補足

>世の中は「誰かが」言われる程それほど単純ではありません。<
 誰が「世の中は単純だ」と云ったのですか?
 薬事法の文例集は、なかなかの労作ですが、下記は目こぼしですか? 
 
http://www.yakuji.co.jp/entry171.html
 小林製薬は、このほど鼻うがいを提案する鼻洗浄器具製品「痛くない
鼻うがいハナノア」を新発売した。

補足日時:2007/03/01 13:28
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「は」を「が」に変えて話題性を狙っているのでしょう。


あるいは、今年の流行語大賞とか。
国語を乱すCMは邪道です。CMをしている会社に抗議しましょう。
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この回答へのお礼

 わざとらしい誤表現で、インパクトを強めているのでしょうか?
 一見シロウトの消費者代表も、実はタレントだったりするらしいので、
なんだか“やらせ”みたいですね。

お礼日時:2007/03/01 14:54

国語というよりは、薬事法による効能表記の関係ではないでしょうか。

(直接的な表現ができない)

食品ですので、効能、効果を表記、誇大広告してはいけません。
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