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こんにちは。
今月アメリカに行くのですが、
あまり大量の現金を持ち歩くことは危険なので、
シティバンクのワールドキャッシュカードのような形で都度お金を下ろしたいと思っています。

ですがワールドキャッシュカードは入金時に1050円、引き出す時に200円かかるようになってしまったので、積極的には使いたくないと考えています。

以前のワールドキャッシュカードのように、
無料で現地通貨を引き出す方法はないのでしょうか?

ご存知の方がいらっしゃれば、教えて頂ければ幸いです。

A 回答 (6件)

海外ATMから現地通貨を引き出せるサービスとしてシティバンク銀行が提供しているサービスは「ワールドキャッシュ」「バンキングカード(国際キャッシュカード)」の2種類があります。

アメリカであればこれに「外貨キャッシュカード」が加わります。
この3つは似ているのでついつい混同しがちですが、以下のように整理できます。

●ワールドキャッシュ[1,2]
シティバンクに口座を作る必要はなく誰でも利用できます。当然「口座維持手数料」も不要です。ただしカード発行時に1,050円の発行手数料、またその後の利用の都度に200円の手数料がかかります。
資金は予め、シティバンク側が開設している専用の口座に振り込んでおきます。
海外ATMで現地通貨を引き出すと振り込んでおいた資金からその分が引き落とされます。その際の適用レートについては後述します。
シティバンクに振り込むことなく郵便貯金口座から直接引き落とせる「JALマイレージバンク郵貯ワールドキャッシュ」カードもあります。
●バンキングカード[3]
シティバンクに口座を開設するとそのキャッシュカードとして自動的に発行されるカードです。以前は他行と同じく単に「キャッシュカード」と呼んでいましたが、シティバンクは名称を変更したようです。
国際キャッシュカードの機能を持っているのでそのまま海外ATMでも利用できます。引出した現地通貨の分は日本円普通預金口座から引き落とされます。仮に外貨普通預金を持っていてもそこから引き落とされるわけではないです。
カード発行時の手数料や利用の都度の手数料はかかりません。ただし預金残高が一定の基準を下回ると「口座維持手数料」(月2,100円)を徴収されます。月間平均残高で「外貨で20万円相当以上」または「円貨・外貨合計で50万円相当以上」のいずれかを満たせば免除されます[4]。レートについてはこれも後述します。
●外貨キャッシュカード[5]
米国内においてのみ使えるカードです。バンキングカードでは「所定のレートで円換算した額が日本円普通預金から引き落とされる」のに対し、外貨キャッシュカードは米ドル普通預金から直接引き落とされます。後述するようにバンキングカードよりレートがよいので、もっぱら米国で使うなら選択肢に浮上します。
これを使うにはまず通常の口座をシティバンクに開設し、その後別途「外貨キャッシュカード」を申込みます。発行手数料や利用の都度の手数料はかかりませんが、口座を開設しますから残高が基準に満たないと当然、口座維持手数料がかかります。
[1] http://www.citibank.co.jp/wcc/index.html
[2] http://www.citibank.co.jp/wcc/itos.html
[3] http://www.citibank.co.jp/service/citi_service/o …
[4] http://citibank.co.jp/info/service.html
[5] http://www.citibank.co.jp/service/gcc/index.html

No. 2の回答でもご指摘がありますが、ワールドキャッシュであれば私の記憶でも昔から「発行手数料1,050円、利用の都度の手数料200円」です。ひょっとするとバンキングカードとワールドキャッシュを混同なさったのかも知れません。

次にレートの説明に入りたいと思いますが、その前に為替用語をいくつか説明させて下さい。
〈銀行間レート〉 外国為替市場において文字通り銀行間の取引きに用いられるレート。顧客はこのレートでは取引きできず、外貨を売るにしても買うにしても必ずいくらかのマージンを払うことになる。新聞やテレビなどで報じられているレートは特に断りのない限りこの銀行間レート。
〈公示仲値(TTM)〉 銀行間レートは常時変動しているので、これを窓口での取引基準に使うと処理が煩雑になる。そこで銀行はこれに代えて「公示仲値」というものを定めてその日の取引の基準レートに使う。
〈クレジットカード会社が定める通貨間換算レート〉 クレジットカード会社も毎日、外国為替市場や各国経済の動向を読みながら通貨間の換算レートを決定する。このレートは銀行間レートや公示仲値と同じとみなして差し支えない(*1)。顧客への請求額はこの通貨間換算レートで換算した額に一定の手数料を上乗せして計算される。ショッピングなら手数料は約1.6%。

1. シティバンク銀行(ワールドキャッシュ、バンキングカード、外貨キャッシュカード)
(A)ワールドキャッシュ
海外ATMで米ドルを引出した場合、その額をシティバンク銀行が定める対顧客電信売レート(TTS)で日本円に換算、これに3%の手数料を加算し、さらに利用の都度の手数料200円を加算した額が日本円普通預金口座から引き落とされます。
米ドルの対顧客電信売レートは、1ドルあたり公示仲値+1円です。現在のレートで言えば0.8%ですので、手数料合計(=目減り)は3.8%+200円と見積もられます。(「VISAインターナショナルが定めるレートに3%加算」ではないです)
(B)バンキングカード
レートの計算は(A)のワールドキャッシュと同じです。ただし利用の都度の手数料200円はかかりませんので手数料合計は単に3.8%です。
(C)外貨キャッシュカード
予め買っておいた米ドル普通預金から引き落とされます。円資金を米ドル普通預金に振り替える際のレートはTTSですから目減りは1ドルあたり1円だけです。現在のレートで言えば0.8%です。もちろん為替変動の影響があり、そのドル預金を円高のときにしたか円安の時にしたかでも損得は変わってきます。
ドル普通預金を直接引き出せるカードには他にソニー銀行の"MoneyKitグローバル"[6]もあります。レート自体はTTM+25銭とよいのですが、発行手数料や利用の都度の手数料がかかります。
[6] http://www.moneykit.net/visitor/mkgl/

国際キャッシュカードは他の銀行も出しています。以下に主なものを挙げます。
2. 新生銀行[7]
新生銀行のキャッシュカードもそのまま海外の提携ATMで使えます。レートは「VISAインターナショナルが定めるレートに手数料4%を加算」です。VISAインターナショナルが定めるレート、銀行間レート、公示仲値が同一視できることは上で述べた通りです。よって目減りは4%ということになります。
[7] http://www.shinseibank.com/atm/riyou_kaigai.html

3. 三井住友銀行[8]
三井住友銀行の通常のキャッシュカードはそのままでは海外では使えないので、別途「国際キャッシュカードサービス」を申し込む必要があります。発行手数料は1,050円です。
引出手数料が1回200円かかりますが、レートは「VISAインターナショナルが定めるレートに3%を加算」なので、1回の引出し額が2万円を超えるなら新生銀行やシティバンク銀行より有利です。
[8] http://www.smbc.co.jp/kojin/sonota/cash/naiyo.html

4. みずほ銀行[9]
みずほ銀行も国際キャッシュカード(「みずほインターナショナルキャッシュカード」)を出していますが、他行と比べてレートが落ちます。参考までにレートですが「ネットワーク接続手数料1.0%を加え、マスターカードの所定レートで米ドルに換算し、米ドル公示仲値(TTM)+4円で円換算」です。複雑な計算ですが結果だけ示すと、銀行間レートから約4.3%の上乗せということになります。これに引出手数料が1回210円加算されます。
カード発行手数料は1,050円ですが、「みずほマイレージクラブ」に入会していると無料です。
[9] http://www.mizuhobank.co.jp/start/international/

5. 三菱東京UFJ銀行
三菱東京UFJ銀行は国際キャッシュカードの発行を終了しています[10-12]。
[10] http://www.bk.mufg.jp/tsukau/kaigai/index.html
[11] http://www.bk.mufg.jp/info/btm/050812.html
[12] http://www.bk.mufg.jp/info/allone_20060823.html

以下は厳密には国際キャッシュカードでなくデビットカードに分類されるものですが、国際キャッシュカードとほぼ同様の使い方ができます。
6. 郵貯チェックカード《セゾン》[13,14]
(株)クレディセゾンが日本郵政公社と提携して発行しているカードです。VISAマークが付いており一見するとクレジットカードですが正体はデビットカードです。デビットカードはご存じかと思いますが利用額が口座から直接引き落とされるカードです。
このカードを使って海外ATMから現地通貨を引き出すこともできます。その際の引落し額は「VISAインターナショナルが定めるレートに1.60%を加算して日本円に換算、これに利用の都度の手数料200円を加算」です。よほどの小額の引落しでない限り国際キャッシュカードより有利です。
[13] http://www.saisoncard.co.jp/lineup/ca079.html
[14] http://www.saisoncard.co.jp/lineup/ca079a.html

7. スルガ銀行VISAデビットカード[15,16]
名前の通りデビットカードで、6.と同じく海外ATMから現地通貨を引き出すこともできます。
スルガ銀行はその名の通り静岡県東部を地盤とする地方銀行ですが、口座開設は郵送で行えますしATMは郵便局やセブン銀行のそれを使えるので、静岡県以外にお住まいでも特に不便はないでしょう。
引落し額は「VISAインターナショナルが定めるレートに1.63%を加算して日本円に換算、これに利用の都度の手数料210円を加算」です。
[15] http://www.surugabank.co.jp/surugabank/01/05/11/ …
[16] http://www.surugabank.co.jp/surugabank/01/02/010 …

次の8.はNo. 3のご回答にもあるキャッシングです。
8. クレジットカードによるキャッシング[17-19]
クレジットカードによるキャッシングは一種の借金なので好まれない方もいらっしゃいますが、使い方によっては国際キャッシュカードより有利です。
レートは前出の「クレジットカード会社が定める通貨間換算レート」で、これに利用日から支払日までの利息が加算されます。利率は年15~25%で、利用日から支払日までは25~55日くらいですので、結局1.0~3.8%程度の額を利息として払うことになります。この数字であれば国際キャッシュカードと比べても遜色ありません。(No. 3のtochiba2さん、お役にたてれば幸いです)
キャッシングでもショッピングと同様に海外利用に伴う手数料(1.6%)が、上記の利息にさらに加算されると主張する回答も見かけますが、それは過去の計算法です。現在はこの加算はなく単純に利息のみの加算です。
[17] http://www.jcb.co.jp/travel/support/kaigai_cashi …
[18] https://www.smbc-card.com/mem/loancash/kaigai_ca …
[19] http://www.orico.co.jp/use/basic/ca_04.html

※1.から8.に共通ですが「利用の都度の手数料がかからないカード」を選んでも、カード発行者と別にATMの設置者が利用手数料を徴収することがあります。特にアメリカではその傾向が強いようです。手数料額は典型的には1回あたり1~2ドルです。
どうしても手数料を払いたくないならトラベラーズチェックを使うなどで工夫することになります。アメリカはトラベラーズチェックの通用度が高いので便利です。

<試算例>
公示仲値、クレジットカード会社が定める換算レートのいずれも1米ドル=116円00銭のとき、現地で200ドルを一度で引き出したときの日本円引落し額を試算します。現地でのATM利用手数料は1回2ドルとします。
1. シティバンク銀行
(1A)ワールドキャッシュ
(200+2)×(116.00+1.00)×1.03+200 = 24,543円
(1B)バンキングカード
(200+2)×(116.00+1.00)×1.03 = 24,343円
(1C)外貨キャッシュカード ※ドル預金時のレートも同じ116円00銭だったと仮定
(200+2)×(116.00+1.00) = 23,634円
2. 新生銀行
(200+2)×116.00×1.04 = 24,369円
3. 三井住友銀行
(200+2)×116.00×1.03+200 = 24,334円
4. みずほ銀行
(省略)
5. 三菱東京UFJ銀行
(省略)
6. 郵貯チェックカード《セゾン》
(200+2)×116.00×1.0160+200 = 24,006円
7. スルガ銀行VISAデビットカード
(200+2)×116.00×1.0163+210 = 24,023円
8. クレジットカードによるキャッシング(年利18% 返済まで40日を仮定)
(200+2)×116.00×(1+0.18×40÷365) = 23,894円

【結論】
1. シティバンク銀行は「ワールドキャッシュ」のほかに、引き出しの都度の手数料は不要な「バンキングカード」も従来通り出しています。シティバンクと深く付き合うつもりがあり、行き先がアメリカなら「外貨キャッシュカード」も候補になるでしょう。
2. 国際キャッシュカードは他行も出していますが、銀行間レートからの手数料の目安は4%、あるいは3%+200円です。
3. 国際キャッシュカードにこだわらないなら、デビットカード、クレジットカードによるキャッシングという手もあります。一般に国際キャッシュカードよりお得です。
4. 利用の都度の手数料がかからないカードを選んでも、ATM設置者の側が手数料を徴収することがあります。アメリカの場合はその傾向が強いので、どうしても手数料を回避したいならトラベラーズチェックを使うのも一案です。

*1 私の過去のデータでは、銀行間レートとの乖離は通常で±0.4%以内、為替の変動が激しい局面でも±1.0%で収まっています。
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ここなら無料



参考URL:http://www.shinseibank.com/index.html
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この回答へのお礼

皆さん、沢山のレス有難うございました。
今回は結局のところ、新生銀行のキャッシュカードで融通しました。
引き出す際にやはり200円の手数料がかかったように記憶しています。

お礼日時:2007/03/18 20:20

こんにちは。



citibankに口座開設もお勧めですが
新生銀行に口座を開設すれば残高に関係なく口座維持手数料なしで
現地通貨を引き出しの手数料なしにおろせます。
レートはVISAレート+4%適用のようです。
(citibankはVISAレート+3%)
http://www.shinseibank.com/atm/riyou_kaigai.html#

あとは長期間日本を離れるのでなければクレジットカードでキャッシングするという方法もありますよ。
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私はクレジットカードのキャッシングを使っています。

決済されるまで1ヶ月余りの利息がかかりますが、年利18%として1.5%で10万円使って1500円の手数料です。何より便利なのが、どこでも何回でも少しずつ必要なだけ引き出せます。各国20万円くらいが限度額のようですが(当方は、普通のシルバーカード)
為替レートも市中の銀行より悪くないと思うのですが、そのレートにお詳しい方いましたら、逆に教えて戴きたいのですが・・・
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以前から引き出し手数料は200円だか210円だか、かかったような気がしますが、違いましたっけ?


手数料がかかるかどうかは場所やATMによったんでしたっけ・・・。

引き出しはどこも200円ぐらいかかるんじゃないでしょうか。
三菱東京UFJ銀行のインターナショナルカードも1回引き出し200円だそうです。

ご参考までに、
アメックスのトラベラーズチェックを持っていってアメックスの両替所で換金すると手数料無料だそうです。
アメリカならトラベラーズチェックでそのまま支払える場所が多いので、T/Cで支払って現金でお釣りをもらうというのも可能。
ただ、T/Cは利用時にパスポートを提示するのが原則なので、面倒と感じる人は面倒なようです。昔はそのくらいしかなかったから選びようもなかったのですが。

シティバンクに私も普通口座を持っていますが、外貨預金を20万円以上だか30万円以上だか入れるか、日本円で50万円以上だか預金を入れておかないと口座維持手数料が2100円かかります。
用がないならわざわざ口座開設しなくてもいいような気がします。
もし作るならシティでなく日本の都市銀行の国際キャッシュカードでもいいのでは??
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もし口座維持手数料がかからないだけの金額(今は50万円かな?)を預金するのでしたら、同じシティバンクで口座を開けばどうですか?


ほとんどすべてのATMで手数料なしでキャッシュを引き出せます。
私自身使っていますが、重宝しています。

参考URL:http://www.citibank.co.jp/service/citi_service/p …
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