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ふと思ったのですが、興奮していたりして、落ち着かす必要があるとき、興奮していたりする人物に「落ち着け」と言ったところで落ち着くのでしょうか?
興奮しない人もいるのに興奮する人物がいます。その人を落ち着かせるためにはどうすればいいですか?

外人はすぐに興奮しますが、それでも同じ対処法でいいのでしょうか?

A 回答 (4件)

「落ち着け」と言って落ち着く人もいるかもしれませんし、落ち着かない人もいるでしょう。

ただ、もしあなたが相手を落ち着かせたくて「落ち着け」と言ったが、相手が落ち着かない場合、要はあなたの解決像が達成されていないわけですから、その状況、相手、文脈においては「落ち着け」は効き目がないことになります。
 これを心理学上のシステム論では悪循環とパラドクス(逆説)といいます。主にブリーフセラピーの考え方ですね。どういうことかといいますと、まず悪循環ですが、ある状況のなかでのお互いの解決努力が空回りをして問題を維持してしまっている状況をいいます。あなたは相手が落ち着くという解決を目指して「落ち着け」と言うという解決努力をしています。一方、相手自身もその状況に対応した表現をするという解決を目指して、「興奮する」という解決努力をしている、というふうに捉えることができます。そしてお互いがお互いの足を引っ張りあい、「落ち着け」→「逆に興奮」→「だから落ち着けよ」→「もっと興奮する」という悪循環を形成します。パラドクスとは、要は落ち着かせようと思って「落ち着け」と言えば言うほど、状況は目的とは逆の方向に向かっていく、という逆説的な状況のことを指しています。
 前置きが長くなりましたが、ではどうしたらいいのでしょうか。万人に共通する魔法の一言はありませんが、共通する方法としては、この悪循環を断ち切ればいいのです。悪循環を断ち切るための基本は、今までと違ったことをする(Do different)ことです。違ったことの代表は、
少々荒っぽいのですが現在の解決努力と逆の行動をとればいいのです。よりソフトなやり方としては、「例外をさがす」ということもありますが今回は説明しません。
 具体的には、Do differentでうまくいく方法なら何でもいいのですが、最も単純に考えると、「落ち着け」といわず、もっと相手が興奮するような行動をあなたが取ることです。これをパラドクス技法といいます(興奮させようとするほど、相手が落ち着いていく。)例えば、「その相手以上にあなたが興奮してみせる」というのが今思い浮かびました。相手が逆にあなたに「落ち着けって」と言ってくるかもしれませんね。これもまた結果的に相手は落ち着いているわけですから、解決です。これに限らずうまくいくならなんでもいいので、自分で考えて楽しみながら色々試してみてください。基本はDo differentです。そしてうまくいったなら、その相手、状況においてはその方法を続けることです。なんとなく分かっていただけたでしょうか。長文失礼しました。
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この回答へのお礼

前から心理学には興味があるのですが、やはり楽しそうですね。

Do different = オナニー

を即座に思い浮かべました(笑)
オナニーが『different』でない状況はないでしょう。

>相手が逆にあなたに「落ち着けって」と言ってくるかもしれませんね。

かなり恥ずかしいですね。


相手「…落ち着けって」
私「いやいやいやいや、ちょっと落ち着いて聞いてくれ。これは(Do different)と言って、なんていうか、悪循環とパラドクス(逆説)を打破する手段として心理学的に有効だとされている方法で、とにかくお前を落ち着かせるためにしたんだよ。正式名称はパラドクス技法って言うんだけど、おれも今初めて実証してみて成功したから、なんだか興奮してきたよ」

お礼日時:2007/04/22 01:00

「落ち着け!」は「冷静になる必要がありますよ」という提案と言えるかもしれません。


それに対して、「そうか、落ち着く必要があるな」か「これが落ち着いていられるか」という反応が起こります。つまり、それを聞いた人は自分の次の心理状態を選択しているという風に見えます。
こうしてみると「落ち着け!」は命令口調ではありますが、強制力はなく、あくまでそれを聞いた人次第となるんじゃないでしょうか。

なので、興奮して「これが落ち着いていられるか」と言っている人に冷静になれといってもむりなので、別の心理状態に持って行ったららどうでしょうか。例えば、笑わせる、びっくりさせる、怖がらせる、などです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/04/24 03:10

どんな内容で興奮してるかによって、対応も変わってくると思います。


怒りによる興奮なのか、パニックによる興奮なのか・・・。
興奮する状態にも、いろいろありますよね?

参考になるかわかりませんが、私の体験談をお話します。

私の息子が2歳のとき、熱性けいれんで白目をむきガクッと意識を失ったことがあります。
私は、もう死んでしまったのではないかと思い、大声で息子の名前を
呼び続けました。
そのとき、救急隊員の人が「お母さん、落ち着いてください」と言いましたが
息子が白目を向いて意識を失くしている状態で、落ち着けるわけがありません。

そんなとき、救急隊員の人は「落ち着け」と言うのではなく
「熱性けいれんでは、このような状態になることもあります。
 一時的に意識を失っただけですから大丈夫です」というように、
私が何で興奮しているのかを察知して、その原因を取り除いてくれれば、
私も落ち着けたはずです。
そんなとき必要な言葉は「大丈夫です」です。

あなたの求めている「落ち着く」というのと意味が違うかもしれませんが
私の意見としては、ただ「落ち着け」と言われて落ち着けません。
興奮している原因を取り除くような、冷静な判断と言葉が必要だと思います。
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この回答へのお礼

貴重な体験談ありがとうございます。
子どもが白目で意識なし、はあまりに非日常ですし無理もないですね。

隊員の方が説明すると、聞く耳は持てる状態なのでしょうか?
やはり落ち着かせる役目の人(ここでは隊員)が落ち着いていないとダメなのでしょうか?(例えば、「うるせーー!白目くらい問題ないって言ってるだろ!」みたいな。笑)


>そんなとき必要な言葉は「大丈夫です」です。

そうか、と思ったのですが、これに関して他の方はどうお思いでしょうか?

お礼日時:2007/04/21 22:29

あくまで一般的な話ですが、興奮しているときというのは、自然にそうなっているので、本人は自分がかなり興奮している状態になっているということに、気づいていないことがあります。


そういうときに「ちょっととにかく落ち着いてから」と言われると、あぁそうか興奮していたのか(あるいは、興奮しているように見えるのか)と気づくので、そういう意味では効果があるでしょう。

ただ、怒りなどで感情が高ぶっている場合には、興奮するなとか、落ち着けと言われると、逆に「自分が怒っているのが通常じゃないとでも思っているのか。こんなに怒っているのに」と、反発する気持ちが生じることもあるので、そういうときには「ちょっと待って。わかんなくなってきたから、話を整理しようよ」などと言って、仲裁するように取り持ちながら、ゆっくり話すなどのほうがいいと思います。
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この回答へのお礼

場合によって対処が違う点、とても参考になりました。

私自身は、人を落ち着かせないといけない立場になったことも、落ち着かされたことも興奮状態になったこともないのですが(笑)

お礼日時:2007/04/21 22:22

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