書店に行くと、日本SF御三家の、星新一、小松左京、筒井康隆の中で、
星新一の小説が一番よく目につき、次に筒井康隆の小説が目につきますけれど、
小松左京の小説があまり書店に置いていないような気がするのですが(最近映画化された「日本沈没」は例外ですが)、
SF御三家の中で、小松左京の小説が一番短命なのでしょうか。
もしそうなら、それはなぜでしょうか。

A 回答 (4件)

私は小松左京の小説の神髄は


短編にあると思っています。
氏の短編の特徴は、星新一のウイットでもなく
筒井康隆のドタバタでもなく
社会風刺です。
特に昭和30~40年代の、高度成長時代の
庶民の無力さ、権力の不条理さを題材にしたような
作品が多いです。
そのなかで「日本沈没」は、
氏の作品としては。毛色の変わった一品ではないかと思います。
「日本沈没」だけで、小松氏を判断してはいけません。
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情報量が多すぎるからだと思います。


小説だけでなく、エッセイなどを読むと、
小松左京の知識量はすごいことがわかります。
またそれは、小説の中にも取り込まれ、
衒学的なフレーズがしばしば登場します。

しかし、執筆当時の社会や世相を正確に表現しているのが仇となって、
社会の変化に対応できなくなるのが早いのではないでしょうか。
高度経済成長や、米ソ冷戦などを背景にした作品もありますが、
これらはもはやリアリティを持って読むことができません。
私がSFをよく読んでいた二十数年前でも、小松左京の初期作品は
すでに「なんか古いな」という気がしました。
作品が古びるのを気にして、具体的な金額を描写しなかった
星新一と好対照です。

しばらく後になると、その当時の状況を会わせて読む「古典」と
され、再評価されることもあるかと思いますが、
いまはそこまで古びてもいないし、新しくもないし、
中途半端な所だと思います。
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あくまで想像ですが、三人の中で最もスタンダード(正統派)のSFだからではないでしょうか。



星新一さんはSF作家としてよりも、ショートショートの旗手としての評価の方が一般的には高いように思われます。
なので、SFを読まないタイプの人も、「さっと読める軽妙で洒落た話」として楽しんでると思います。
難しい表現もオトナなシーンもないので、小中学生にも読ませやすいです。

筒井康隆氏は、文学の型にとらわれない特異な作風の持ち主で、やはり「SF作家」の枠に入りきらないように思います。
また、繰り返し映像化される「時をかける少女」は元々中高生向けだったように思います。

二人に比べると、小松左京氏のSFは色々映画化されていますが、本格的な、いわゆるハードSFで、大人向けの作品が多いです。
SFに最も興味を持ち出す中学生には少し難しく、また当時の社会状況をかなり反映しているので、時代の変化の影響を受けやすいです。
ハードSFは購入者が少ないですから、新しい作家の本を中心に品揃えしていくと、古典は徐々に棚から締め出される運命なのでしょう。
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 日経新聞の「私の履歴書」に、何ヶ月か前に・・・ 1年はたっていなかったような・・・ 小松さんが自叙伝を書いてらっしゃいましたよ。



 適切なコメントが付かなかったら、そのあたりを検索してみられたらどうかと思います。
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