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- 回答日時:
ROEはROAに財務レバレッジを乗じたもので、ご存知の通り自己資本の圧縮(もしくは借入の増加(当期利益も比例して上がらないといけないが…))で増やすことができます。
ただし、これはROAが正のときだけで、負になるとROEも著しく下降します。当期利益の向上が見込めないからといって、安易に財務レバレッジをいじると大変なことになります。またROE向上のみに着眼した自己資本の圧縮は、時価総額に影響を与えてしまい、会社に対しても株主に対しても有効な措置とは限りません。
所詮ROEは株主の投資判断の指標で、経営判断の指標ではありません。資金調達リスクを考慮した上で、結果的にROEが下がるように働きかけるときが必要な場合もあるでしょう。
メリットとしては結果として資金調達をしないといけない場合、株式の発行より借入の方が資金up、ROEupの二重の効果が得られること…でしょうか。
この回答へのお礼
お礼日時:2008/10/22 08:08
ご回答ありがとうございました。
やはりROEを財務テクニックで上げるという手段は、様々な問題を引き起こすうえに、中長期的にみて利益の向上が期待しがたい状況では投資者の判断材料としてもウェートは低くなってしまうという結論に至りました。
お礼がかなり遅くなりましたこと、お詫びいたします。
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