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漢字検定の練習をしていて、部首の問題があったんですが、

「勝」とか「恥」とか、月へんだと思っていたんですが、
実際には「勝」は力(ちから)で「恥」は心(こころ)で、
まったく違っていました…

ほかにも、「膚」は肉という字もないのに肉で、
「垂」は土… 刺さってるじゃないですか!
「載」は車… 漢字の意味と関係ないんじゃ…

ってかんじで、部首の見分け方がイマイチ分かりません。
部首の見分け方を教えてください…

A 回答 (1件)

意味を考えないと部首を間違うことはよくあります。

また漢字の構成を知らないと思いもつかないところが部首のこともあります。
基本的に「意味、分類、ジャンル」を表す部分が部首になります。

・「勝」
「力」と「朕」でできています。「力を入れて持ち上げる→勝つ」。
「騰」「藤」「籐」などにも「朕」の部分がありますが、「朕」が左右に割れるのではなくひとかたまりとなり、それ以外に部首があります。「朕」はいずれも読みを表している部分です。

・「恥」
「耳へん」に見えますが「はずかしい」と感じるのは心です。だから「心」を部首とします。「耳」は読みを表しています。

・「膚」
「月」に見えるものの多くは「にくづき」と言い「肉」の字画が減ったものです。「はだ」は体や肉体に関する字なので「月(にくづき)」が部首になります。
純粋に「天体の月」をあらわす「つきへん」の字は少なく、普通に使う字としては「朔」「朗」「望」「期」「朧」くらいです。
他に「舟」が変形した「ふなづき」があります。「服」「朋」「朕」「朝」などです。
厳密には「にくづき」は中の二線が縦線に接触し、「つき(月)」は右側は離れ、「ふなづき」は二線ではなくて二つの点という違いがありますが、常用漢字の書体では同じになっています。

・「載」
「車」だから意味があります。「車にのせる」という意味がもとの意味です。そこから派生して「本に載せる」「記載する」などの使い方ができました。

・「垂」
「土」と「葉が垂れた様子(垂から土を除いた部分)」からできています。これは事情が複雑で「垂から土を除いた部分」の読みが「すい」で「土」が意味を表し「大地の果て」という意味だったのです。意味を表す部分が「土」だからそこが部首になっているのです。しかし後に「垂から土を除いた部分」の意味「たれる」に使われるようになりました。

これを読んで「大変だ」と感じられてもそれは当然なのです。部首というのは漢字の成り立ちを知って初めて分かる部分が少なくないのです。
「引きやすい漢字辞典」は目立つ部分を意味を考えずに勝手に部首にしています。日常的に漢字を調べるにはその方がずっと実用的です。しかし漢字検定対策や漢字そのものを深く調べるためには「漢字辞典」は不向きです。「引きにくい漢和辞典」が必要です。

間違ったら覚えていくの繰り返ししかありません。そのときには「漢和辞典」を引くようにすると成り立ちや意味の変遷が分かり理解が深まります。

最後に、「相」「和」の部首が「木へん」「のぎへん」になっているのは「漢字字典」です。「目」「口」が部首になっているのが「漢和辞典」です。「木」とか「イネ科の植物」とは関係のない字です。
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この回答へのお礼

一文字づつ、丁寧にありがとうございます。

なるほど!漢字の意味を表しているところを、部首って言うんですね!はじめて知りました…
「膚」は月の部分が肉なんですね!
にくづきですか… ちょっと聞いたことありますね。
月へんの漢字がそんなにちょっとしかないなんて… びっくりです…
大体…(僕の解釈ですけど)音の部分をとって、漢字の部首をあらわしているところが部首なんでしょうか?
まあ、気になっていたところはわかりました! ありがとうございます。

最後に… 「漢字辞典」と「漢和辞典」って違っていたんですか!?
ちゃんとした部首で載っているのが、漢和辞典なんですね?
僕もこれから漢和辞典でひくようにしたいと思います…

ありがとうございました!!

お礼日時:2007/07/14 12:46

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