プロが教えるわが家の防犯対策術!

NHKラジオ英会話講座より
Linda:If I ever get out of this in one piece. I'll never take another shortcut again as long as I live.
Vern:Let this be a lesson to you. Bad weather and shortcuts don't mix.
Linda:省略
vern:今回のことを教訓にするんだね。天気が悪い時は、近道を通っちゃいけないんだよ。
(質問)
[Let this be a lesson to you.]についてお尋ねします。
(1)SVOの第3文型ですね?
(2)使役構文で、[be]は原形不定詞ですね?
(3)[be]は不定詞の副詞的用法」でしょうか?どういう訳になりますか?(例えは名詞的用法なら、~あること、~いること等)
(4)結論からいえば、ここで使われている、[be]の意味、使い方が解らないと言うことです。やさしく解説をお願いできればと希望いたします。
(5)「Let+目的語+be......」の使い方と、簡単な例文を幾つかお願いできればと望んでいます。
(6)かの有名な[Let it be!!]「ほっておく、なるがままにさせておく」も同型ですね?これも[be]がつかめません。

何か取っ掛かりを見つけようとしています。ヒントを願います。以上

A 回答 (2件)

こんにちは。

いつもご丁寧なお返事を有難うございます。「ゆっくりバカンスを」とお気遣いいただいたのに、またお邪魔させていただきました。

ご質問1:
<(1)SVOの第3文型ですね?>

ご質問の部分を分解すると、以下のようになります。

Let:「~させる」という意味の使役動詞V
this:目的語O
be:原形不定詞で、目的補語C
a lesson to you:「あなたへの教訓」補語Cを補い、be a lesson to you全体で目的語Oを補っています。

なお、この文は命令文なので主語Sはありません。

従って、この文の文型は、SVOCの第5文型になります。使役動詞を用いた英文の典型的な文型です。


ご質問2:
<(2)使役構文で、[be]は原形不定詞ですね?>

その通りです。


ご質問3:
<(3)[be]は不定詞の副詞的用法)でしょうか?どういう訳になりますか?(例えは名詞的用法なら、~あること、~いること等)>

1.ここでは「なる」と訳すと自然な訳になります。

(直訳)「これを、あなたへの教訓に、ならしめよ」
→(意訳)「これが、あなたへの教訓になるように、しなさい」

2.第5文型の構文では、SVOCのOとCの間には、S+Vの関係が成り立ちます。つまり、
this is a lesson to you.
となりますが、このisの訳を
「これがあなたへの教訓である」とするより、「これがあなたへの教訓となる」とした方が、この文脈では自然な訳になります。

そこから、ここでは「なる」の訳が適切と判断できるのです。


ご質問4:
<(4)結論からいえば、ここで使われている、[be]の意味、使い方が解らないと言うことです。>

上記の説明の通りです。


ご質問5:
<(5)「Let+目的語+be......」の使い方と、簡単な例文を幾つかお願いできればと望んでいます。>

1.第5文型になる代表的な使役動詞には、letの他に、make、haveなどがあります。getなどもありますが、get+人+to doとto不定詞を伴うので、文型が異なります。

2.makeやhaveが「強制的に~させる」というニュアンスを持つのに対し、letは「~するのを許す」というニュアンスの違いがあります。それは、letという動詞に「自然に~するに任せる」=allowという意味を内包しているためです。

例:
You let me make a speech.
「私にスピーチをさせてくれた」
You made me make a speech.
「私に無理やりスピーチさせた」
You had me make a speech.
「同上」

3.ご質問文では強制的なmakeやhaveなどの使役動詞を用いないで、letを用いることで、「(自然に)、これが教訓となるように、しなさい」と命令文を婉曲した表現になっているのです。

4.同じニュアンスをくむ例文:

Let the children be free to play.
「子供達を自由に遊ばせてやりなさい」
Let her go there.
「彼女をそこに行かせてやりなさい」


ご質問6:
<(6)かの有名な[Let it be!!]「ほっておく、なるがままにさせておく」も同型ですね?これも[be]がつかめません。>

1.このbeは「存在する」「ある」という意味の完全自動詞になります。

2.この文も主語のないSVOCの第5文型ですから、OとCの間にS+Vの関係が成り立ちます。
例:
It is.「それがある」「それが存在する」
となります。

3.従ってLet it beは、「それを、あるがままに、させよ」→「それが、あるがままに、せよ」→「あるがままに」といった意味の流れになるのです。

4.Letとbeを用いた使役動詞は他に次のようなものがありますが、原形不定詞beの後に、形容詞がある場合は、beを「なる」と訳すことが多いようです。
例:
Let them (be) free.
(直訳)「彼らを、自由になるように、せよ」
→(意訳1)「彼らを自由にさせよ」
→(意訳2)「解放せよ」または「好きなようにさせろ」

Let it (be) better.
(直訳)「それを、よりよくなるように、させよ」
→(意訳)「それを改善しなさい」

以上ご参考までに。
PC:この週末からノルマンディー、その後、南仏に移動です。移動先でPCが使えず回答できなければご了承下さい。暑さにお気をつけて、、、
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この回答へのお礼

いつもご回答有難うございます。今回も私にとって、知りたい内容がぎっしり詰まった素晴らしいご回答でした。何度も見慣れた使役用法ですが、[be]に戸惑ったことから、原形不定詞が補語であること、SVOCの形式であることを、しっかり認識させていただきました。
>このbeは「存在する」「ある」という意味の完全自動詞になります。
>原形不定詞beの後に、形容詞がある場合は、beを「なる」と訳すことが多いようです。
その他興味深い参考例文もとても助かります。何度も読み直して、身に付けたいと思います。
PS:楽しい夏休みをお過ごしになり、これからの仕事の糧になりますようお祈りいたしています。敬具

お礼日時:2007/08/23 13:11

 はじめまして。



使役動詞 let を除外して考えると、お書きの文章は

This is a lesson to you.

ですよね。そしてこれに命令の使役動詞 let を文頭につけた形が

Let this be a lesson to you.

ですが、 let は不完全他動詞(第5文型の動詞)の使役動詞ですから be 動詞 is は、ご質問にお書きのように原形不定詞です。ただ用法は不定詞の形容詞用法「~の状態だ」です。

 これを文型の観点から見ると S+V+O+C つまり第5文型なのです。なぜなら動詞 let が文頭で命令文で主語 you が省略されている形だからです。そして、V+O+C の文章になっていて let =
V, this = O, be = Cなのです。be は、つまり She is beautiful.や He is tall. などの、beautiful, tall (形容詞)と同様の働きをしているです。

例えば、

 I let him go.

における、go が、S+V+O+C の C であることはお分かりですよね。これも目的格補語で him の状態「~へ行く状態」を表す原形不定詞で不定詞の形容詞用法です。He is to go. の to go は、叙述用法ですから、形容詞用法ですよね。意味的には現在分詞と同様の意味です。

 有名な Let it be. の be も「そのままの状態だ」という意味の原形不定詞で形容詞用法なのです。文章の意味は「そのままの状態に let させておけ」で、それが転じて、「ほうっておけ」「なるがままにさせておけ」になるのです。英語では日本語の形容動詞にあたる語も形容詞としてひっくるめてますから、このCは形容詞なのです。

 以上ですが、お分かりになりましたでしょうか?
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この回答へのお礼

ご回答有難うございました。よく理解できました。補語の部分が、原形不定詞の形容詞用法で「~の状態だ」と教えていただき、眼が覚めました。たくさん英語に接して慣れてゆくことの、大切さを実感しています。今後ともよろしくお願いいたします。まづは御礼まで。

お礼日時:2007/08/23 12:38

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