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なぜ台湾は国連加盟を希望しているのでしょうか?

A 回答 (3件)

 国連には世界のほとんどの独立国が加盟していて、国際問題を解決するための重要な話し合いの場所として重要性が増しています。

独立国である台湾が加盟を希望するのは当然です。

 実は、かつて台湾側は国連に加盟していました。台湾側は、中国の加盟に際して自主的に国連を脱退したのです。

 もともと、中国大陸を統治していたのは台湾側でした。しかし、中国共産党という武装集団が武力革命を起こして中国という名前の新しい国の成立を宣言し、台湾側を追い出してしまいました。

 つまり現状は、共産党が乗っ取りに成功した部分(中国)と乗っ取りに失敗した部分(台湾)とに分かれて混乱しているのです。

 これを解決するには、論理的に次の二つの方法しかありません。

 ひとつめは、中国側に大陸の支配をやめてもらうこと。もうひとつは、台湾側に大陸の支配をあきらめてもらうことです。

 ところがきちんとした話し合いもしないまま、日本を含む多くの国が中国の大陸支配を認めてしまいました。ですから、ひとつめの解決方法である原状回復は現実的に不可能になりました。

 ですので、台湾側に大陸支配をあきらめてもらって、中国とは別の国として再出発してもらわなくてはいけません。台湾側も大陸支配をあきらめることに決めたので、かつて自主的に脱退した国連に再度加盟しようとしているのです。台湾国民は、反対を押し切って中国の大陸支配を承認してしまった国々を許して、国際社会に復帰したいと願っているのです。台湾国民の願いがかなうように、せめて台湾の国連加盟に賛成するのが、日本のようなかつて台湾側を裏切った国々の責任だと思います。

 今回は、大陸を統治していた時代からの正式国名である中華民国という名義だと、まだ大陸をあきらめていないと思われる可能性があるので、「台湾」の名義で加盟申請したのです。

 日本をはじめ各国はこれに反対する理由がありません。それなのになぜ加盟が認められないのでしょうか。

 なんと中国は、乗っ取れなかった台湾部分までも共産党に支配権があると主張しているのです。いきさつを考えると、とんでもない強盗の理屈です。さきほど、日本は中国の大陸支配を承認したと言いましたが、台湾への支配まで認めたわけではありません。ほかの多くの国も日本と同様に、中国を承認はしていますが台湾への支配は認めていません。

 ならば堂々と台湾の加盟に賛成すればいいはずですが、多くの国は中国に気を使って賛成しないのです。しかしこれは問題です。台湾の国連復帰に賛成しないということは、中国の強盗の理屈に賛成することになるからです。正義に反することをやってはいけません。

 残念ながら、このようないきさつは学校ではきちんと教えられていません。ですので、さまざまな誤解や誤認がまかり通っています。

 例えは、中国の大陸支配を承認するということと台湾への支配を認めるということを同一視するひとがいます。

 実はこの混同は、中国政府がたくみに宣伝している作戦にはまっているのです。国家として承認されたことをあたかも台湾への支配を認められたかのように言いふらしているのです。台湾の問題を「台湾独立問題」などと表現するのも作戦の一環です。新たに独立したのは中国のほうであって、台湾側はずっと以前から独立しているのです。だからこの問題は正確には「中国独立問題」と言うべきです。いまだ中国の独立を承認していない国もあるということを忘れてはいけません。

 もっと根本的な誤解は、台湾は独立国でないという誤った認識です。ずっと以前からに独立していた国が独立国でないというのは論理矛盾です。これも共産党による作戦の効果でしょう。

 日本などの各国は、暴力革命で誕生した国を承認するという間違ったことをしました。その国は、暴力で支配できなかった地域までの権利を臆面もなく主張しています。国際社会は、こんな強盗の理屈をいま、公式に認めようとしているのです。

 いつになったら正義が回復するのでしょうか。

 世界一の親日国家、台湾の国民が日本政府による二重の裏切りに幻滅することのないよう、せめて国連復帰をさせてあげるべきだと考えている日本人は少なくないはずです。
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国連は台湾を独立国として認めていないからです。


中国などの反発で否決されてきました。
ちなみに日本政府も台湾を独立国として認めていません。
スポーツの報道でも台湾のことを『チャイニーズタイペイ』つまり、
中国の一部と言っております。

詳しくはwikiをご覧下さい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%B0%E6%B9%BE

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%B0%E6%B9%BE
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短い質問ですね。

でも、その短さに全てが詰まっている質問かと思います。

そもそも、元々中華民国が安保理でした。ただ、その後中華人民共和国が力を持ち、ニクソン訪中を契機に中華民国が代表を送る事を辞めています。現在、中華民国は国連への加盟を目指しています。確かに、中華民国の経済はアジアでも高い水準にありますし、多くの中華民国製品を日常的に見ることが出来ます。何のじがらみもなければ加盟に値するかと思います。

ただ、そのしがらみが厄介です。中華人民共和国が難癖を付ける上に、国内問題への介入を拒み続けています。そのため、中華人民共和国の発言力が増すにつれ、中華民国の地位が下がっているのが現状です。


『国連の使命は、基本的人権、人間の尊厳と価値、男性、女性や大国、小国の平等な権利への信念をあらためて断言することである』これが国連憲章ですが、これを尊守しないのが五大国の一つにあります。チベット問題も、海峡問題も国内問題としてますからね。他国全部が国連加盟を認めても難しいかもしれません。

まぁいつの日にか加盟できます。でも、20年位はかかるかと思います。
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