フランスの国家の一番の歌詞、その最後に以下のような部分があります。
 
 やつらの汚れた血を畑にぶちまけよう♪
 
 私は個人的にそんな畑の収穫物は食べたくありません。
 これは、なにかしらの歴史的経緯や、フランスの習慣を反映してこのような歌詞になっているのでしょうか? それとも、作者は軍人さんとのことなので、フルメタル・ジャケットのハートマン軍曹が歌う歌のようなアジテーションなのでしょうか?
 
 ご存じの方、よろしくお願いいたします。

A 回答 (5件)

人は自らの属性を何によって決定いたしますか



それは、通常両親から受け継ぐ『血 sang』と
生まれ育った『祖国・故郷 sillons』です

ご質問にあります歌詞の一句
Qu'un sang impur abreuve nos sillons
この両方を纏め上げている大変高度な言い回しです

川や路では、祖国・故郷の土を表現出来ません 
フランスは ご存知のように農業国です

日本のような島国では、国家としての土を意識することは
あまり無いのかも知れません 土地が繋がっている
欧州大陸ではコレが基本な考え方では無いでしょうか 

それを如実に示すフランス語に Droit du sol (属地主義)
Droit du sang (属人主義)とあり フランスが1515年から
自国の土地でで生まれた人に原則フランス国籍を与えいます

その土地(sol)を、sillons(複数形は、祖国との意味)で表現
同様な言い方は、後年文豪(HUGO)の
En avant les hommes! Qu'un sang impur inonde les sillons!
が有名です

この句がいまだに熱い議論を呼んでいるのは Sang impur の文言です
この不純な血との用語が、時代を下ってから一部人種的偏見を持つ
グループから ユダヤ人のことを示すことになってしまい 博愛を
標榜するフランス国歌としての是非があるからです

その考察は、改めてとしまして、当時は sang impur と言えば
sang pur 乃至 sang royal, sang bleu と対比して利用され
平民(le sang du pleuple des sans culottes )の血です

ですから一般的な敵の血との解釈のほかに、戦う民衆は自らの
愛すべき祖国を(自分の)血で染めようとも、死守すべきは
死守するとの別解が根強くあります このような二重の解釈を
許してしまうところに愛着を覚える人もおります
(自らの血をimpurですかと疑問が生じるかもしれません
でも、この当時、sans culottes との言い方もありますから
各時代の熱気とは、そんなものなんでしょう)

以上です。。。
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はじめまして。



既に回答は出ていますが、簡単に補足致します。

ご質問1:
<これは、なにかしらの歴史的経緯や、フランスの習慣を反映してこのような歌詞になっているのでしょうか?>

1789年のフランス革命の時の、市民側の戦闘歌です。


ご質問2:
<質問の要旨は「何故、『畑』なのか?」ということを知りたいのです。>

1.このsang「血」とは市民の的、貴族達の血のことを言っています。

2.sang impur「汚れた血」とは、餓えに苦しむ市民・農民を奴隷のように無償労働でこきつかい、自分達は優雅に遊んで暮らす当時の貴族達の血を、こう表現しています。

3.sillonはNo.3の回答にある通り、「畝溝」「畦」のことです。ここでは、畝溝の溝の部分だけではなく、畝の部分にも焦点が置かれています。

4.つまり、このように畑を盛る形式は、麦を植える時の畑の下準備になります。巻かれた水は溝を伝って全体に水分が行き渡ります。

そしてこの畝の部分、すなわち土を盛り上げた部分に麦を植えるのです。

5.麦はフランス人にとっては主食のパンとなる、象徴的な作物です。その作物の肥やしにするというのは、一種の「象徴的な復讐」が込められています。

No.1の回答にあるように、「今まで自分達の重労働で肥え太った貴族達の血を、今度は自分達が十分食べるための肥やしにしよう」と、積年の恨みを込めてabreuver「血(養分となる水)をふりまく」といっているのです。

6.ここで改めてsang impur「汚れた血」が生きてきます。つまり、汚いもの・腐ったものほど肥やしにはいいという、自然の決まりがあります。貴族達の血は腐りに腐っ定マスから、腐葉土にするには、最高の養分なのです。


以上ご参考までに。 
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少し訳が違いますね。


もちろん、ですが、ラマルセイエーズの歌詞はフランス語なわけで、
英訳詞には定訳はありませんし、日本語訳も同様。

Allons enfants de la Patrie,
Le jour de gloire est arrive!
Contre nous de la tyrannie
L'etendard sanglant est leve (bis)
Entendez-vous dans nos campagnes
Mugir ces feroces soldats ?
Ils viennent jusque dans vos bras
Egorger vos fils, vos compagnes

(*)
Aux armes citoyens, Formez vos bataillons
Marchons, marchons
Qu'un sang impur Abreuve nos sillons

Que veut cette horde d'esclaves,
De traitres, de rois conjures ?
Pour qui ces ignobles entraves
Ces fers des longtemps prepares ? (bis)
Francais, pour nous, ah! quel outrage
Quels transports il doit exciter
C'est nous qu'on ose mediter
De rendre a l'antique esclavage !

(*)繰り返し

Quoi ces cohortes etrangeres !
Feraient la loi dans nos foyers !
Quoi ! ces phalanges mercenaires
Terrasseraient nos fils guerriers ! (bis)
Grand Dieu! par des mains enchainees
Nos fronts sous le joug se ploieraient
De vils despotes deviendraient
Les maitres des destinees.

(*)繰り返し

Tremblez, tyrans et vous perfides
L'opprobre de tous les partis,
Tremblez ! vos projets parricides
Vont enfin recevoir leurs prix ! (bis)
Tout est soldat pour vous combattre,
S'ils tombent, nos jeunes heros,
La France en produit de nouveaux,
Contre vous tout prets a se battre

(*)繰り返し

Francais, en guerriers magnanimes
Portez ou retenez vos coups !
Epargnez ces tristes victimes,
A regret s'armant contre nous (bis)
Mais ces despotes sanguinaires,
Mais ces complices de Bouille,
Tous ces tigres qui, sans pitie,
Dechirent le sein de leur mere !

(*)繰り返し

Nous entrerons dans la carriere
Quand nos aines n'y seront plus,
Nous y trouverons leur poussiere
Et la trace de leurs vertus (bis)
Bien moins jaloux de leur survivre
Que de partager leur cercueil,
Nous aurons le sublime orgueil
De les venger ou de les suivre !

(*)繰り返し

Amour sacre de la Patrie,
Conduis, soutiens nos bras vengeurs
Liberte Liberte cherie
Combats avec tes defenseurs ! (bis)
Sous nos drapeaux que la victoire
Accoure a tes males accents
Que tes ennemis expirants
Voient ton triomphe et notre gloire !

(*)繰り返し

この長い歌詞のなかで、該当の部分はサビのパートの最後の行。
Qu'un sang impur Abreuve nos sillons
直訳は「我らが畝溝を汚れし血汐で満たせ」
畝溝っていうのは、畑に作物を植えつけるために
間隔をおいて土を高く盛り上げた畝のよこの筋をなした溝のこと。
ただしここでは、畝溝は田畑の詩的表現であったり、
国土と解釈してもいいわけで、直訳は肥やしにするということだが、
一種の生贄というか、血の洗礼というか、
前後の脈絡を考えると、「殺せ」ということを婉曲的に言っているというだけかな。
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比喩です。



偽政者どもをぶち殺してやろうという意味です。
殺せば血が飛びます。それが畑一面を赤くする位殺そうということです。

元々この国歌は異常な歌詞です。
血染めの軍旗、暴虐なるブイエ将軍など革命闘争のための歌です。

この回答への補足

 ご回答ありがとうございます。
 
 わかりにくい質問文で申し訳ありません。
 質問の要旨は「何故、『畑』なのか?」ということを知りたいのです。「『川』を血で染めて」もいいでしょうし、「『路』に死体を積み上げて」もいいでしょう。しかし、よりによって、なぜ畑なのか。
 
 何かご存じでしたら、教えていただければ幸いです。よろしくお願いします。

補足日時:2007/08/24 21:02
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 この歌はもともとフランス革命の反乱軍の行進歌のはずです。


反乱していたのは、もちろん一般市民ですから
[俺たちを栄養にして肥え太った奴等を
 今度は俺たちが栄養にしてやろう]
的な意味合いがあるのではないでしょうか。

 的外れな回答でしたらごめんなさい。
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この回答へのお礼

 ご回答、ありがとうございます。
 
[俺たちを栄養にして肥え太った奴等を
 今度は俺たちが栄養にしてやろう]
 納得しました。おもしろい解釈だと思います。ありがとうございます。

お礼日時:2007/08/24 21:01

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