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Vitali集合の外測度は、いくつになるのでしょうか。また、それは選択公理を使った元の選び方によらず決まるのでしょうか。

ご回答よろしくお願いいたします。

A 回答 (12件中1~10件)

えっと、これでいけるかな?



まず、[0,1)に含まれる区間の可算列 I_n (n∈N)で、
I_n の 長さの和が1未満のもの全体Uを考える。
(I_n たちの和集合Iを、この列の union ということにする。僕も英語を使ってみたくなっただけだが・・><)

さて、
【補題1】任意のUの元の union は、区間の両端が全て有理数である、あるUの元の union に含まれる。

【証明】
なぜならば、任意のUの元 I_n (n∈N)に対し、その長さの和をαとするとき、α<β<1なるβを任意に一つ取ってきて、各区間 I_n を、区間内の中点を中心にβ/α倍に拡大した区間を J_n とすると( J_n は[0,1)に入るとは限らない)、J_n たちの長さの和はβになる。
ここで、I_n の長さが0でないとき、I_n ⊆ K_n ⊆ J_n かつ K_n ⊆[0,1)となる、端点が有理数である区間 K_n が取れる。(有理数の稠密性より。 J_n の端点が[0,1)からはみ出していれば、端点として0や1を取ればいい。)
I_n の長さが0のとき、(1)空集合ならば、K_n =(0,0)とする。(2)I_n =[c,c](cは有理数)ならば、K_n = I_n とする。(3)I_n =[ c_n , c_n ]( c_n は無理数)なる区間 I_n たちに関しては、nが小さい順に、長さがγ/2,γ/4,γ/8,・・・(ただし、γは1-β未満の正の有理数)となる、c_n を含み両端が有理数である区間 K_n に置き換える。
すると K_n (n∈N)は、長さの和がβ+γ(<1)以下より、Uに入る。明らかに I_n の union は、K_n の union に含まれる。■

だから、外測度1の Vitali集合があることを言うには、Uのどの元の union にも含まれない Vitali集合を構成すれば良い訳だが、それには、区間の両端が全て有理数であるようなどのUの元の union にも含まれない、Vitali集合を構成すればよい。

そこで、Uの元のうち、有理数を端点とする区間の列であるもの全体をWとおく。
【補題2】Wの濃度はω1(アレフ)である。

【証明】
なぜならば、Wの元 I_n (n∈N)に対し、a_2n = ( I_n の左端点 ) , a_2n+1 = ( I_n の右端点 ) とすると、数列 a_n は有理数の可算列になり、Wの濃度≦有理数の可算列全体の濃度=ω^ω=ω1
また、(0,1)内の任意の実数xに対し、xに収束する有理数の狭義単調増大列 a_n (n∈N)(ただし a_0 = 0 とする)が存在し、この a_n から上の逆により区間列 I_n をつくると、I_n ∈Wであり、しかも、この I_n たちの union は全て異なる( sup が違う)から、(0,1)からWへの単射がつくれた。つまり、Wの濃度≧ω1
以上より、Wの濃度=ω1 ■

ということで、Wの元を一列に並べ、ω1未満の順序数と一対一に対応させ、W={w_0,w_1,・・}={w_α:αはω1未満の順序数}とする。
w_i の union を v_i とおく。
さて、Vitali集合Vの元として、まず、 v_0 に入らないものを一つ取る。
区間列 w_0 の長さの和<1より、[0,1)- v_0 は、非可算個の元を含むから。
次に、[0,1)- v_1 -{さっき選んだVの元と同値な数}は非可算個の元を含むから、その中からまた一つ選ぶ。
さて、これを繰り返し、任意の順序数α<ω1に対して、
[0,1)- v_α-{今までに選んだVの元たちのどれかと同値な数} ・・・※
を考えると、
・今までに選んだVの元の個数(濃度)=αの濃度<ω1 より、
・{今までに選んだVの元たちのどれかと同値な数}の濃度=(αの濃度)×ω= max (αの濃度,ω)<ω1
よって※はω1個の元を持つから、(勿論空集合ではなく)、その中から一つVの元を選ぶ。

すると帰納的に、ω1未満の任意の順序数αに対して、[0,1)の元 x_αを一つ対応させることが出来、その全体をV0とすると、V0を(必要なら)拡大して Vitali 集合Vをつくることが出来、VはWに属する任意の区間列の union に含まれないから(任意のα<ω1に対し、x_α は v_αに含まれない)、Vの外測度は1である。

よって
【補題3】外測度1の Vitali集合は存在する。
が言えた。

ふう。穴はないかな?
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・#11はちょっと拡張しただけです。


・#11のVがR内で有界なときの外測度>0はほぼ自明と書いたのは嘘でした。済みません。有界・非有界ともに、Vの外測度が0になる可能性を僕は否定できていません。(簡単なことなのかもしれませんが)
・#8以外、連続体仮説は仮定せずにやっています。(#3の書き方は怪しいが)
・>素人には近寄りがたい奥の深い問題だったのですね。
素人には近寄りがたいと思われたら、それは僕の書き方が下手なだけです。ただ、ここ数年(非常にのんびりと)ロジック(基礎論)で習ってきたことが、うまく使えた訳で、僕には有利だったですね。数年前にはこういう解答は思い付かなかったと思います。(そもそも順序数を正しく知らなかった)
・整列集合・順序数のことをちょっと勉強したら、簡単なことだと思います。ただ、その辺を簡潔に分かりやすく書いてある日本語の本はなかなか無いようですが。(書いてある本自体余り知らない。松阪和夫の集合・位相入門は数少ない、順序数についてキチンと書いてある本であり、分かりやすさにも定評があるが、人によっては冗長に感じるかも知れない)
・>実数っていうのは本当に不思議だなぁと感じました。
実数の集合論の入り口へようこそ。
僕が将来研究できたら良いな、と思っている分野です。
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この回答へのお礼

12回も回答していただき、ありがとうございます。
tecchan22さんがこの質問を見てくれて、本当に幸運でした。

> 実数の集合論の入り口へようこそ。

数学の世界にひそむ不思議な「モンスター」たちと少しでも仲良しになれるように、これからも素人なりに勉強を続けていけたらなぁ、と思っています。

ありがとうございました!

お礼日時:2008/01/26 08:58

R/Qを、Rの部分加法群SでSの濃度<アレフなる任意のSに対するR/Sに拡張できますね。



つまり、
【定理】SをRの部分加法群で、Rの中で稠密かつ(Sの濃度)<アレフとする。
このとき、Rの任意の区間I(Iの長さ>0)に対し、R/Sの代表元の集合V⊆Rを、V⊆Iかつ、(Vの外測度)=(Iの長さ)となるように取れる。

さらに、R/Sの代表元の集合V(任意)は、
・内測度=0(自明)
・VがR内で有界なら、外測度>0(ほぼ自明)
・VがR内で有界でなければ、外測度=0になることはあるか?(僕の中では未解決)
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この回答へのお礼

回答の細かい部分までチェックいただき、ありがとうございます。

> ・VがR内で有界でなければ、外測度=0になることはあるか?(僕の中では未解決)

この部分については、Sの濃度がアレフ未満の非可算濃度になる場合を考えているんですね。連続体仮説レベルのことが関わってくると、私には途方もない世界のように思えてきてしまいます。

それにしても、質問した当初は、もっと簡単な問題だと思っていたのですが、素人には近寄りがたい奥の深い問題だったのですね。

お礼日時:2008/01/10 22:51

#9の中ほど


>(可算で稠密な全順序集合は、Qと順序同型)

は、
可算で稠密で、「最大値・最小値を持たない」全順序集合は、Qと同型
のミスですね。

他にも細かいミスがあったら済みません・・。
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うん、大丈夫ですね。



まず、(0,1)に含まれる開区間列In(n∈N)で、Inの長さの和が1未満のものを任意に考えます。(区間の両端は無理数でもいいです)

まず、区間たちの間に、In~Im
⇔自然数の有限列k_1,k_2,・・,k_t があって、In∩Ik_1≠φ,Ik_1∩Ik_2≠φ,・・,Ik_t-1∩Ik_t≠φ,Ik_t∩Im≠φ
なる同値関係を入れます。

そこで、互いに同値である区間たちは足し合わせて(和集合を作って)、新しい開区間列Jnをつくります。

すると、Jnたちは、互いに共通部分を持たない区間たちになります。

そして、Jnたちの長さの和は、Inたちの長さの和以下ですから、1未満です。

ここでもし、(0,1)-∪Jnがある区間を含むならば、その濃度はアレフになります。

そこで(0,1)-∪Jnがどんな区間も含まない場合を考えます。つまり、Jnの個数が有限個のときは除かれ、Jnが(0,1)の中に dense に入っていない場合は除かれます。

なぜならば、ある二つの区間JnとJm(n≠m)で、その「間」にどの区間Jkも入らないようなものが存在すれば、そのJnとJmの間の区間は(0,1)-∪Jnに含まれるからです。

この場合は、{Jn:n∈N}と、Q(有理数の集合)とが、順序同型になります。
(可算で稠密な全順序集合は、Qと順序同型)

さて、任意の実数rに対し、それに対応するQの切断が存在し、それに対応するJnたちの切断を考えてそれを、A={Jn:n∈N1},B={Jn:n∈N2}(ただしN1∪N2=N,N1∩N2=φであり、任意のx∈Jn∈A,y∈Jm∈Bに対し、x<y)とすると、supA=infB となり(この値をx_rとおきましょう)、この値は∪A=∪[n∈N1]Jnにも、∪B=∪[n∈N2]Jnにも、含まれません。
(これは、Aに最大元がある場合も、Bに最小元がある場合も、Aに最大元もBに最小元もない場合も、同様です)

さて、異なる実数rによる異なる切断に対して、x_rの値は当然異なりますから、
r→x_r
は、Rから(0,1)-∪Jnへの単射になります。
よってこの場合も、(0,1)-UJnの濃度はアレフになり、#7の★が言え、#5,6の穴が埋まりました。^^
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一つ穴が見つかりました。



#5の最後の証明で、
[0,1)-v_α
の濃度がアレフである・・・★ことを用いていますが、
これはもしかすると、言えないかも知れません。

※ちなみに、アレフをω1と書くのは良くないですね。#3に書いたω1も、「最初の非可算順序数」でなくて、「最初の連続体濃度順序数」アレフのつもりでした。
僕が書いたω1は全てアレフとして読んで下さい。

★が言えるかどうかは、現在考え中です。(集合論の人に聞けばすぐ分かりそうですが。もしかしたらZFCから独立な命題かも知れません)

ということで、ひとまず、
●連続体仮説を仮定します。

そうすれば★は言えます。[0,1)-v_α=uの濃度が可算ならば、[0,1)=v_α∪uの外測度は、uの外測度が0より、v_αの外測度(<1)以下となって矛盾します。よってuの濃度は非可算ですが、連続体仮説を仮定すれば、uの濃度はアレフになりますので。

そうすると、#5・6に書いたことは間違いないですね。

連続体仮説を仮定せずに★がいえるかどうか、また、別の証明がないかどうかは、何か入手したらまたカキコします~。
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>区間の種類は開区間のみになっています。



そうでしたか。最初に聞けば良かったですね。

>したがいまして、補題1の場合分けは不要になりそうです。

そうですね。長さ0のものは考える必要はないですね。

>それと、区間が[0,1)に含まれるという条件はありませんでしたが、これも証明には影響がないと思います。

開集合だけやと、[0,1)に含まれる開集合だけでは0を覆えないのがちょっと困りますが、そこは少し工夫すれば何とでもなるんで・・。
たとえば、 Vitali集合Vから、有理数(1個)を除いた集合V’を考えて、Vの外測度の代わりにV’の外測度を考えることにすれば(外測度はどちらも等しいですから)、いいですね。
V’は(0,1)に含まれますから、V’を被覆する任意の開区間の列In(n∈N)に対して、Jn=In∩(0,1)とした開区間列Jn(n∈N)はやはりV’を被覆しますから、外測度を考える上では、(0,1)に含まれる開区間の列だけを考えれば十分な訳です。(外測度は、被覆する区間列の長さの和の inf をとりますから)

>ただ、V0を拡大する意味がわかりませんでした。V0のままでも、Wに属する任意の区間列のunionに含まれない、と思うのですが。なぜなのでしょうか。そもそも「拡大する」という意味がわかっていないのですが。

V0はまだ Vitali集合になっていませんので(なっていない可能性がありますので)、あとは好きなように元を付け加えて Vitali集合にする、ということです。
V0の外測度が1なので、Vの外測度も1になります。


一列に並べて順序数上の帰納法(いわゆる超限帰納法)をすることや、対角線論法は、(数学)基礎論では常套手段なので、まあ普通の解法やと思います。(穴がなかったとして)

区間列全体を並べるのは多すぎるから、両端が有理数のものだけにしぼって、一列に並べて、入らない元を取ってゆく、という素朴なアイディアです。^^;

一つ補足をすれば、連続体仮説を仮定すれば、#5でのαの濃度は、可算(有限かω)になりますから、
[(0,1)の中で、今までに選んだ元のどれかと同値なものの個数(濃度)]=ω
になります。
回答では連続体仮説を仮定せずにやっています。

また師匠か誰かに話してみて、何かあれば書き込みます。
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この回答へのお礼

いくたびも回答をいただき、本当にありがとうございます。

前回のお礼で、「谷島賢二」先生の名前が間違っていました。すみません。
朝倉書店の「数学の考え方」シリーズの1冊です。

> V0はまだ Vitali集合になっていませんので(なっていない可能性がありますので)、あとは好きなように元を付け加えて Vitali集合にする、ということです。

たしかに。Vitali集合について質問してるはずなのに、頭の中から抜けてしまっていました。
お恥ずかしいかぎりです。お手数をおかけしてしまい、申し訳ありませんでした。

> 一列に並べて順序数上の帰納法(いわゆる超限帰納法)をすることや、対角線論法は、(数学)基礎論では常套手段なので、まあ普通の解法やと思います。(穴がなかったとして)

証明の流れはとても自然だと思いましたが、自分には、超限帰納法がなじみがなかったため、難しく感じてしまいました。ただの勉強不足です。

今回質問させていただいて、実数っていうのは本当に不思議だなぁと感じました。いろいろと勉強になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2008/01/07 21:38

細かい2、3個の修正以外、大丈夫そうですね。



まず補題1の証明の書き方、ちょっと変ですね。

その前に、外測度の定義における、被覆する区間列の区間の種類としては、どのようなものを考えていますか?
(これは多分、流儀によると思うのですが)
たとえば、[c,d)の形のみを考えているのか、それとも、(c,d),(c,d],[c,d),[c,d]の形全てを考えるのか、長さ0のものは含むのかどうか。

これらはいずれにしても同値になると思いますが、#5では、一応c≦dなるあらゆる形の区間を考えることにしています。

そうすると、
●#5の補題1の証明で、α=0のときもあるから、ちょっと書き方を変えねばならない。
●#5の補題2の証明で、有理数を端点とする区間列から有理数の可算列をつくるところで、[ か( かの区別をしていないので、修正が必要になる。たとえば開を0閉を1として、(c,d)を0,c,0,d、(c,d]を0,c,1,d、[c,d)を1,c,0,d、[c,d]を1,c,1,dなどと表すか。

しかし普通は[c,d)の形の半開区間だけを考えるのかな?

ならば、
●#5の補題1の証明で、長さ0の区間については考慮する必要はない。

最後の補題3の証明は、超限帰納法です(この名前は、大げさだが)。
ちょっと Broken に書いてあるが、大丈夫やと思います。(正確には、選択公理も使うのかな?)

折角なので、補題3を(大げさだが)定理にして、(全部補題ではね・・)、#3の最初に書いたことから、

【系】Vitali集合の外測度は、0より大きく1以下の任意の実数値を取り得る。

を得ます。

なんか穴があったら指摘してくださいね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

証明を読んで、やっぱり数学プロパーの方はすごいなぁ、って感じてしまいました。
前回、自分でも考えてみます、と書きましたが、正直なところ考えるとっかかりすら見出すことができませんでした。

> その前に、外測度の定義における、被覆する区間列の区間の種類としては、どのようなものを考えていますか?

質問の仕方が悪かったです。申し訳ありません。
自分の参照している本は、矢島賢二先生の『ルベーグ積分と関数解析』ですが、そこでは、区間の種類は開区間のみになっています。
したがいまして、補題1の場合分けは不要になりそうです。
それと、区間が[0,1)に含まれるという条件はありませんでしたが、これも証明には影響がないと思います。

このような質問をしておきながら、自分は集合論をまったく知らないので、補題3の証明は、自分の理解を超えており、細かい部分は「そうなんだろうなぁ」程度にしかわかりませんでした。もう少し勉強してから、再度読み直してみたいと思います。
ただ、V0を拡大する意味がわかりませんでした。V0のままでも、Wに属する任意の区間列のunionに含まれない、と思うのですが。なぜなのでしょうか。そもそも「拡大する」という意味がわかっていないのですが。

今回のご回答で満足していますが、他の証明の情報などを得られる可能性もありますので、しばらく締め切らずにおいておこうと思いますが、ご容赦願います。

丁寧な回答、ありがとうございました。助かりました。

お礼日時:2008/01/05 17:31

うん、駄目やね。


[0,1)内で、その中の有理数全体を覆う区間の列の和集合も、
同じ性質(任意の区間と非可算個の共通元を持つ)を持ちますからね・・。
もしかして気付いてた?恥ずいのう。

うーん、振り出しやなあ。簡単だと思ったが、良い問題やなあ。
(いや、詳しいor賢い人がこの問題を見ていないだけの話で、
実は簡単なのかも知れませんが><)

いま僕が分かっているのは、もし外測度αを持つものがあれば、任意の1未満の正の有理数qに対し、外測度qαを持つものもあるということ
だけですね。

つまり、
M={x∈R:ある Vitali 集合Vがあって、Vの外測度がx}
とおくと、
任意の有理数q(0<q<1)に対し、
x∈M⇒qx∈M

これは、任意の Vitali 集合Vと任意の有理数q(0<q<1)に対し、
V’={qx:x∈V}
も Vitali 集合になることから言えます。

(一応証明しておくと、
(1)任意のx∈Rに対し、x/q~yとなるy∈Vがある。このとき、x/q-y=r(r∈Q)とおくと、x-qy=qr(有理数)となり、x~qy。よって、任意の実数と同値な元をV’は持つ。
(2)次に任意のx,y∈Vに対し、qx~qy⇒qx-qy=有理数⇒x-y=有理数⇒x~y⇒x=y(∵x,y∈Vであり、Vは Vitali 集合だから)⇒qx=qyより、V’は互いに同値な異なる元は持たない。
(1)(2)より、V’は各同値類の代表元を1つずつ含む。(証明終わり))

う~ん、外測度が正であることの証明、実は僕は知らないんで><
(僕が知っている非可測であることの証明は、完全加法性をみたす測度がつくれないことから示している)、もしよければ、それを下に書いてもらえませんか?参考になるかも知れない。

僕と君とは、知識的に多分ほとんど変わらないんで(君としては残念!でしょうが)、良ければ一緒に考えましょう。

回答数が増えれば、詳しい人の目にもとまるかも知れませんしネ。
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この回答へのお礼

たびたびのご回答ありがとうございます。

>[0,1)内で、その中の有理数全体を覆う区間の列の和集合も、
> 同じ性質(任意の区間と非可算個の共通元を持つ)を持ちますからね・・。
> もしかして気付いてた?恥ずいのう。

自分が考えていたのは、3分割して真ん中をくりぬいていくCantor procedure(?)を、#3のI(i)ごとに行って得られる集合C(i)たちのcountable union(測度0)は、任意の区間と非可算個の共通元をもちそう、というものでした。

> う~ん、外測度が正であることの証明、実は僕は知らないんで><

これは、零集合の(Lebesgue)可測性もしくは外測度のsub-additivityから、0ではありえないことがわかる、というもので全然参考にならなさそうです。

自分としても、他力本願にならずに、もう少し考えてみようと思います。この質問はしばらく締め切らずに置いておきますので、なにかありましたら、また回答いただけると、とてもうれしいです。

ありがとうございました。

お礼日時:2007/12/30 10:20

遅くなってごめん。



まず、外測度1のものV1があったとすると、
0より大きく1より小さい任意の実数aに対し、
V1の元xで、x>aなるものをすべて、(0以上)a以下の同値な元x’で置きかえたものの一つをVaとすると、
Vaの外測度はaになりますよね。

だから、外測度1のものがある・・・★ことを証明できれば、0より大きく1以下の任意の外測度を取りうることが言える訳です。

さて、★ですが、
まずR/Qの元の個数は非可算ですから、これを集合Ai(i∈N,Nは自然数の集合)に、各集合の濃度が非可算になるように分割します。
つまり、∪Ai=R/Q,Ai∩Aj=φ(i≠j),各Aiの要素の個数は非可算、となるようにAi(i∈N)を決めます。


※これが出来ることは、例えばR/Qの元を整列して(選択公理より任意の集合は整列可能)、(最初の極限順序数をω,最初の非可算な順序数をω1として)、順序数0~ω1と一対一に対応させることが出来る。
そこでR/Qの元をr_0,r_1,・・・,r_ω,r_ω+1,・・,r_ω1とおいて、
Ai={r_α:α=β+i(βは極限順序数)}
とすると目的のAiたちを得られる。
もっと簡単な方法があるかも。^^;

そうして、区間 [ k/2^n , (k+1)/2^n ] =I( 2^n + k ) (n,kは自然数、k< 2^n )とおき、
A0の元はすべて区間I(0)から代表元を選び、・・・と、
Aiの元はすべて区間I(i)から代表元を選んだものの一つをV1とすると、区間 [ 0 , 1 ) に含まれる任意の区間Jに対し(Jに含まれる区間I(j)が存在するから)、V1∩Jは非可算個の元をもつ。

これでV1は外測度1になりませんか?
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この回答へのお礼

再度ご回答いただき、ありがとうございます。

> これでV1は外測度1になりませんか?
V1と任意の区間が非可算個の共通元をもつというところまでの議論は理解できましたが、最後のV1の外測度1であるという主張が、どこから出てくるのかがわかりませんでした。これは、なぜなのでしょうか。差し支えなければ、解説いただけないでしょうか。

大変お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

お礼日時:2007/12/29 17:08

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