柳美里の作品について、どう思われますか?

私は、何冊も読んでいるのですが…どうも本を開いているとそこに漂う“どんよりした暗さ”が、好きではないんだけど気になってしまうんですよねー。でも、芥川賞を取っていることには、ちょっと疑問も感じるんです。
私の母は、ものすごい“本の虫”なんですが、感想を聞いても「キライ」しか言わないんです。どれをとっても“私小説”的な色が濃い家族単位の話が多くて、悲愴感あふれる自分に陶酔して“身を削って筆を取り続けるわたくし”みたいな雰囲気がキライらしいんですが。

皆さんの感想をお聞かせください。

A 回答 (4件)

わたしもmiioさんと全く同じで、好きではない(私は嫌い)んだけど気になってしまいます。


彼女が芥川賞を取ることについて「15年くらい前から芥川賞のレベルは低いから取れた」と、日本文学の教授が一言切り捨てました。(レベルのターニングポイントは村上龍、宮本輝あたりとのこと、それ以降レベルが落ちる一方だそう)
私が彼女のここが嫌いと思うのは、文学作品は文学研究において「純文学」と「大衆小説」に大別することが多いのですが、大別の定義の一つに「後者はエンターテインメント性を有する」とあります。柳美里は明らかに後者のジャンル書きであるのですが、このエンターテインメント提供のバックボーンに「自分の過去の切りうり」があるから嫌いなんです。多かれ少なかれ小説家、文豪というものは、己の人生経験を自らの作品に影響させるものですが、それら全てが自伝と取られる作家はめったにいません。ところが彼女の場合はほぼ全てが自伝といっても良い気すらします。しかもすべて悲劇風。自分の生きてきた様を「悲劇のエンターテインメント」に図ってか図らずか仕立て上げているのがどうも・・・。
嫌いなのに気になるのはやはりその特殊な環境下の生き様そのものであり、実際それを表現する文章技術には卓越したものがあるからなのでしょう。

ただ、一度だけ彼女の言葉に心打たれたことがあります。「世界の中で確かな場所は私の足の裏が地表についている24センチ四方の場所だけだ」という内容のテレビでのコメントでした。(島田雅彦との対話の中)
生きるということに対してあいまいになってきている日本文化圏の住人のなか、彼女は異彩を放つほど、生と死に直面しながら生きているひとだとは思います。
何度か彼女がテレビでコメントしているのを見ましたが(ニュース23など)、テレビでの生の言葉は素直に耳を傾けることができました。
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この回答へのお礼

まさに私の気持ちを代弁して頂いたコメント、ありがとうございました(^o^)
彼女の、自分の過去の切り売り的な作品に嫌悪しながらも、あまりにも特殊な環境の生き様が気になって…本当にそのとおりだと思います。
あぁ~!!なんか、すっきりしました!
本当に、ありがとうございました!

お礼日時:2001/02/15 23:15

柳さんにはたまにお会いするのですが、まぁ、実際に明るい人ではないので作品が暗いのはしょうがないのではないでしょうか?


私が彼女の作品を読んだ感想は「ボキャブラリーを自慢したいのか?」です(笑)

そういえば、来週彼女の裁判がありますね。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなってスミマセン。
柳サン、裁判負けちゃいましたね…でも、私は妥当な判決だったと思います。
しかし、障害者に対する…云々…が、あまりにも過敏すぎる世間の反応になってしまうのでは、とも思いますが。
ありがとうございました。

お礼日時:2001/02/15 23:20

 柳美里さんの著書について。

そんなに読んだわけではないですが、確かにどんよりとした重さを感じることもあります。そんなに好きな感覚ではありませんが、私には「嫌い」と断言するほどでもないです。
 結局、好きか嫌いかという、好みの問題につきると思います。その内容や作風に共感するか嫌悪するか。文学って、書き手の技術が一定以上であるとして、あとは思いっきり主観による感覚的な世界なんじゃないでしょうか。好きな人、嫌いな人、なんとも感じない人、それぞれいて当然です。
 話が本筋からそれますが……「私生児」が、かわいそうなのだとしたら、それは私生児を差別する人がいるからではないでしょうか。結婚しないで子どもを産むこと自体、違法でも犯罪でもないですし。道徳的側面から見れば、考え方は色々だと思いますが。日本では婚外子差別は法律上でも残っていて、婚外子は本人に責任がないところで「生まれながらに不平等」になってますが……法律で「親の因果が子に報い」ちゃいけませんよね。
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この回答へのお礼

丈晴くんに関しての意見は、人それぞれあると思います。
私は、親である柳さんの「見せ物」的な作品(ほとんど全てがそうですが)の中に、丈晴くんが多々用いられている…ことに疑問を感じているのであって、私生児への差別云々の話とはちょっと違う気がしますが。
文学の好み、確かにありますね。しかし、私は柳さんに対して、好きか嫌いかというだけの問題ではない“何か”があるような気がして…気になっているんですが。
コメントありがとうございました。

お礼日時:2001/02/15 23:26

 何といっても顔が嫌い。

(笑。これは冗談)
何をやるにも小説を書く為の計算づく。
子供が可哀相だと思いません?一生「私生児」と呼ばれるかも。
 毎月10日発売の「噂の真相」にもその計算ずくめの生き方の片鱗が書いてあります。興味があったら、今日中に
売れ残りを買わないと、明日には次の号が入って来て、買いそびれますよ。(笑)内容は文壇で長い間敵対関係にあった評論家の福田和也となぜか突然なかよく対談をした理由について書いてあります。バックナンバーにも思わず唾を吐きかけたくなるような、自分勝手な計算づくの生き方、我が儘ぶりについて結構詳細な事が書かれている号もあります。バックナンバーは有料のサイトあり。詳しくは
下記へ。断っておきますが、わたくしは「噂の真相」の関係者ではありません。(笑)
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この回答へのお礼

彼女の作品の中には、その生まれ育った家庭環境に対する異常なまでの執着とコンプレックスが描かれているように私は感じているんですが、しかし彼女の恋愛→出産→その後は、子供にも似たような感情を持たせる…ようにしているのではないかなぁ~と言う不安というか、妙な胸騒ぎのする行動だと思っています。幼少の頃の確かではない記憶でも、深い“潜在意識”の中に存在すると私は思うので、子供にそれを押し付けるのは可哀相な気がしますね。

ご回答、ありがとうございました。

お礼日時:2001/02/09 15:51

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