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最近、特許への対価に関連して技術者への報奨の問題が
ちょっとした話題になっていますね。

今まで、資源のない日本を支える一流の技術者への
待遇があまり良くなく、評価されてこなかったのかよく考えると不思議です。
アメリカでは優秀な技術者は非常に優遇されると聞きます。

何か技術に対する法や社会のシステムが違うのか、
または単なるお国柄の違いなのか・・・

そこで
1.このアメリカと日本の差の理由
2.この問題に対してみなさんはどの様に感じているのか

この2点(どちから一方でも良いです)に関して教えてください。
よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

個人的な主観で



1) 個人能力主義の浸透度のちがい、言い方を変えれば日本の「おかげさま思考」の弊害だと思います。
欧米では個人の能力をありのままに評価する思考が当然のごとくなされますが、日本では「会社のおかげ」「親のおかげ」「先生のお蔭」…となんでも第三者のおかげ(悪いことだと「~のせい」)という傾向が強く、結果個人の主体性、努力が正当に評価されないのだと感じます。成功も失敗も個人の能動的な行動の結果である。その考え方をするかしないかだと思います。

2) 会社の中であろうと外であろうと個人の能力を発揮してなした業績であれば当然相応の評価をするべきだし、何億も儲けた発明や発案にたいして、それについては月々の給料で支払っているなどと考えるべきではないでしょう。先のノーベル賞を取られたサラリーマン研究者は控えめなことを賛美されていますが、私はダイオードで訴訟をされた人の考え方や行動のほうが世のため人のためだと感じています。またそれが当然の権利だとも感じます。
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この回答へのお礼

「~のお陰で」という考え方それ自体は、
良い部分もあると思いますが、日本の技術分野では、
この考え方が行き過ぎているか又は、
経営者に(この考え方を)利用されているのかも知れませんね。

私もshu_sさんの言われるように
個人の能力や主体性がもっと評価されるようになると良いなと感じています。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2002/11/06 22:11

1: アメリカは世界でも突出して個人主義の国柄です。

それは移民で成り立っている社会だからです。つまり、通常の人間は「国」や「社会」という存在を、産まれた時から当然の様に周囲を包んでいるために味方として感じる事からはじまります。しかし、アメリカの人民は自らが異国に参加してきた人ばかりです。もし、あなたが旅行に行ったとしたら知らず、身を堅くするでしょう。それが強い人権意識を生んでいるのです。そして、他人の人権を尊重する事が自分の人権を守る事につながる為に、現状の事態が出来あがりました。

2: しかし、このような考え方は実は世界的に非常に特異な考え方であり、青色発光ダイオードの中村氏のように手放しでアメリカ方式を支持する人は結構お気楽な考え方だと思います。アメリカ流を無条件で受け入れる人って案外日本人に多いんですよね。私の意見としては、もう少し個人の権利を認める必要は感じながらも、アメリカ式そのものには賛成できません。
なぜなら個人の発明は別として、現在は団体資本の力を結集した開発の仕方が圧倒的に主流だからです。会社で管理を勉強するとよくわかるのですが、例えば営業でも確かに人により成績の上下はある。しかし、やはりそれを支えた組織の力があるのです。部署によってはいくら努力しても営業のようにはっきりした数字に現れない仕事もある。しかしすべてが絡み合って団体としての強い力が出る。1+1=2じゃないのですよ。だから、確かに個人のモチベーションを高めて生産性を上げる意図で個人に「特許」を与えるのも一つの手ではあるけれど、一つの手でしかない。極端な方法は逆効果にもなります。他の部署の不公平感がつのり、全体としての活力が失われる事もあるのです。すると、会社ひいては社会全体にもよくない。
でも特許申請して一万一千円はどう見てもこれも極端ですがね(笑)。
結局のところ、具体的なベネフィットはおいとくとして、社会全体として効率よく発明を生み出していく落とし所を探って、両者が歩み寄っていくべきでしょうね。
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この回答へのお礼

確かに日本の中に、アメリカ方式をそのまま導入するのは
文化も違うので難しいかもしれませんね。

社会全体が納得するかたちで
落とし所を探って両者が歩み寄るという考え方は賛成です。


回答ありがとうございました。

お礼日時:2002/11/06 22:57

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