この人頭いいなと思ったエピソード

若者で半藤一利や保阪正康のファンは少ないのでしょうか?
やはり、小林よしのりや山野車輪のほうが若者にとってメジャーですか?

A 回答 (4件)

半藤一利氏、保阪正康氏のいずれも「ノンフィクション作家」であり「戦史研究家」と言える人です。

昭和の戦前期にポイントを絞り、一次史料に当たってしばしば未知の史実を発掘している人です。彼らの本は、「事実を記録して伝えること」に主眼が置かれており、エンターテインメント性はそもそも考慮されていません。

一方、例えば司馬遼太郎氏は「歴史小説家」であり、他の人の書いた本を元にフィクションを自由に交えて作品を書いています。司馬氏の代表作である「坂の上の雲」など詳細に見れば「間違いばかり」と言えますが、明治維新から日露戦争に至る明治時代史を「概ね正しく」読みやすく書いている点で一定の評価を出来ます。

小林よしのり氏や山野車輪氏は、司馬氏に近い立場の「歴史エンターテイナー」というべき人たちと考えます。半藤氏や保阪氏とは、そもそも、書いているものの質、レベル、対象読者層が違います。

小林氏や山野氏の本を読んで昭和史に興味を持った人が、より深い知識を求めて半藤氏や保阪氏の本を読むことはありえるでしょうが、その逆はないでしょう。
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30代以上の人でないと実感ないかもしれませんが、司馬遼太郎の歴史小説は1980-1990年代には、そりゃもう売れてましたし、大学生にもよく読まれていました。

(1970年代も売れてたかもしれませんが、その頃のことはよく知りません)

なぜでしょうか。エンタメ路線を取り入れていたからです。
独自の史観をもち、本筋と関係ない脱線ばかり書くクセがあって、またその脱線が歴史の薀蓄に富んでいてわかる人には面白いのですけれども、とにかく司馬作品にはエンターテイメントの要素が豊富にありました。

その点、半藤さんや保阪さんの作品は、歴史に正面から向き合っているため、エンタメ要素が比較的薄いと私は感じています。
だからといって価値がないわけではなく、歴史を読みたい人には十分手ごたえある内容ですが、やはり大衆化するにはエンタメ要素は必要でしょう。

今さら路線転換して欲しいとは思いませんが、半藤さんに続く歴史作家の方には一考して欲しいと願っています。
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 マンガと文筆では発行部数が当に桁違いなので、メジャーという意味では小林よしのりがダントツでしょう。

保阪正康氏などは名前も聞いたことがない若者(10・20代)がほとんどだと思いますよ(個人的には論拠がいい加減なので好きではありません)。
 衆寡は敵さず。その状況をお嘆きならその涙は涸れるまで流れることでしょう。
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若者って何歳までですか?


歴史が好きな人なら昭和史も読んでいると思います。わかりやすかったしベストセラーにもなりましたから。
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