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 先日イタリアへ旅行に行き、まさに異文化を肌で感じてくることができました。その中で一つ思ったことがあるのですが、よく旅行ガイドや会話集などに書いてある「イタリア人は陽気」という国民性は、1週間程度の旅行で、しかも必要最低限の会話しかしないという状況では体験できないのか、ということです。私が出会ったイタリア人は、店でものを買っても、街角で道を聞いても、ホテルのフロントでも、レストランでも、空港でも、ほとんどの場合おどろくほど投げやりで、自己中心的で、時には蔑視すら感じました(しかし、本人には全く悪気はないようなので許せてしまうのですが・・)。どこへ行ってもそうだったので、おそらくこれが「イタリア人らしさ」なのだろうと思わざるを得ません。理由は色々考えました。最近新聞の投書にも書いてあったように、外国人に対する偏見があるとか、こちらが男しかいなかったからとか、語学が堪能でなかったからとか、イタリア人は遊ぶことが好きで仕事が嫌いだからとか、こちらが笑っていなかったからとか・・。

 そこで質問したいのは、イタリア人は本当に陽気なのか、ということと、どうしてイタリア人はあんなに仕事を嫌々やるのか、ということです(「どうして」という質問がこうした文化の問題に適していないことは十分に承知しているのですが、是非とも伺ってみたいので)。できればイタリア人と多くの接触を持った経験のある方の意見を伺いたいです(私が前に旅行に行ったときはそうではなかった、といったものではなく)。イタリアは好きです。だからこそ、もっとこの国の人について知りたいと思っています。よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

私はイタリア人と日本人とのコミュニティ・サイトを運営していますので,毎日多くのイタリア人と接触している生活をしていますが,『イタリア』という国をひとつのイメージで語ること自体,不可能ですし,ナンセンスな事だと思います。

特にイタリアの南部と北部とには歴史上,民族的にも文化的にも大きな違いがありますから。

一般的には日本人がイメージする陽気なイタリアとは,南部のイメージなのですが,日本人が良く旅行する地域は北部から中部までで,あまり南部はないはずです。そして主に都市部です。日本でもそうですが,国際的に都市部では他人にあまり干渉しないし,やや冷たさを感じるものです。まずここにひとつのギャップの原因があると思われます。

それに日本とやや異なるマナーが存在しています。販売店にしろ,レストランにしろ,無言で店に入り,断りもなく勝手に商品に触れるような行為はマナー違反で嫌われます。日本のコンビニのようなタイプの商習慣が無いのです。

そして一般的には仕事に拘束されるのは好きでは有りません。『今日は9時間も働いちゃった』などと言います。日本人なら当たり前の勤務時間なのに。仕事よりも個人のニーズを優先させて,馴染みの無い客よりもまず自分の友達です。客が待っていても友達とカフェに言ってしまう事だって有り得ます。逆に一旦友達になったら,力強いコネですね。

それから日本人が持つ『外国人=英語ペラペラ』にも抵抗があるようです。一般的なイタリア人の英語力は日本人並ですから,英語が判って当然のような話し掛けられ方をするのも,気分を害するようです。やはり,片言でも良いからイタリア語を使う事ですね。

それから・・・やはり見慣れぬ黄色人種に対しての偏見から生じるやや人種差別的な感情も無いとは言えません。

もちろん女性をチヤホヤするのが当たり前の文化なので,男性には冷たい・・・というか無関心でしょうね。

そして最近の私は,もはや単純に『イタリア人=陽気』とは思っていません。むしろ暗い部分を持った人が多いとさえ思っています。その暗い部分が深い反動で,見た目の陽気さが生じているとさえ感じています。

私はそう言った深い部分を発見する度に,ますますイタリアが好きになっていきます。

参考URL:http://www.giapponegiappone.it
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この回答へのお礼

早速参考サイトを見させていただきました。今の私には見出しの単語くらいしかわからないのですが(涙)、日本の文化などについて書かれてあり、きっとイタリア人にとっては興味深いことでしょうね。回答も、一行一行かみしめながら読ませてもらいました。おかげさまで、自分がイタリア人=陽気というイメージから抜け出せないでいたことを、逆に言えば自分の見たままのイタリア人が本当のイタリア人なのだということをしっかり認識することができたように思います。私にとっては特に後者のほうが重要で、自分の見たり聞いたりしたことをそのまま受け入れることが、異文化を知るのに最も近道ではないか、と感じました。皆さん本当にありがとうございました。皆さんの意見を、これからの足がかりにさせてもらいます。イタリア語の勉強にも熱が入りそうです。
 それで、回答に順位付けするのは本当に申し訳ないのですが、全く主観的にポイントを差し上げます。皆さんの意見はどれも同じように真剣に読ませてもらい、自分の中に取り込ませてもらったということを書き添えたいと思います。また何か質問するようなことがあれば、その時はよろしくお願いします。では、文面にて失礼します。

お礼日時:2001/02/27 02:28

当たり前のことですが、別にイタリア人だから全ての人が陽気ではないし、また投げやりということでもないと思います。


イタリア語を話すと態度が変わるのも事実です。お勉強されていったのなら、それだけ無愛想さがショックだったかもしれません。
日本人だって愛想悪いと評判ですが、一生懸命たどたどしい日本語で話しかけてくる旅行者を邪険にする人っていないと思うんです。

私もたどたどしいイタリア語しか使えませんが、たまたまいやな思いはしたことありません。
みんな優しかったですが、日本でも同じ優しさに出会えると思います。田舎の各駅停車に乗って、チケット持ってオロオロしてたら、日本だっておばさんたちとか優しくしてくれますよね。
「イタリア人は陽気」という刷り込みもあったんだと思います。

んで、「仕事を嫌々やる」のはそりゃ仕事するのが嫌いだからじゃないですか?早くおうち帰ってご飯食べて遊びたいんですよ。
あと、実際のイタリア人像ですが、私の知ってる人たちは、押しなべて神経質でした。ベジタリアンとか、テレビは見ない人とか、PCのキーボードに必ずカバーかけるとか。猫を飼ってて、食事の時はテーブルを消毒液で拭く人とか。

基本的には日本人とそんなに変わらないのですが、親しくなるとすぐ家に呼んでご飯を食べさせるんですよ。多分ここから「イタリア人は陽気」ってなったんじゃないでしょうか。

最後に虎の巻を。少しイタリア語が出来て、1週間くらいで体験したいとなれば、大都市でも住宅街にあるバールやトラットリアに行ったりして、サッカーかF1の話でもすれば、陽気なイタリア人に出会えること間違いなしです。
言ってることがわからなくても、チーム名と選手名でも出せばもうばっちり。試合をテレビ中継してる時に行くと簡単ですよ。
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この回答へのお礼

まず、お礼が遅れてしまってすみませんでした。そうですね、たしかにこの人、神経質だな、と感じたことが何度かありました。イタリア人=陽気=正確もおおざっぱ、という思いこみもあったのかもしれません。それから虎の巻は使えそうです。サッカーもF1も話せる方ですし(笑)。そういえば向こうでの食事は、メニューとの格闘に精一杯で、会話を楽しむなどという余裕がなかったような気が・・。列車では世間話を試みたのですが、忙しいとか言われて断られてしまいました。食事の時は一番自然にコミュニケーションを取りやすそうです。今度は是非試させてもらいます。どうもありがとうございました。

お礼日時:2001/02/27 02:06

イタリアは不思議な国ですが、北 中部 南では全く世界が異なります。

陽気な国イタリアは南のイメージが強いです。NAPOLIの青い空は何もかも忘れさせます。陽気な青い空は働く事さえ忘れさせます。例えば警察官がいきなり旅行者に近づいてくればあせりますよね。ところがNAPOLIの警察官はいっしょに写真を撮ろうと笑っています。(それくらい暇なのだろう!!)イタリア人はまずイタリア語を話せば態度を変えてきます。簡単な挨拶さえでも世界は変わります。よい人間は日本にもイタリアにもいますし、逆も真なりです。(話せば判る)一方北はCOOLで南を馬鹿にしていますが、勉強好きで我々に近いです。寒さは人を厳しくさせるのかもしれません。5カ国語しゃべる人間もいっぱい居ますし、日本についての理解度も高いです。北でもイタリア語を話せば態度は当然変わります。仲良くなると本当に良い関係が築けます。HOTELや観光ポイントのイタリア人は挨拶や礼儀を無視した日本人を完全に馬鹿にします。それは日本のSPOTでも見うけられますよね。ただイタリア語を話したり(ほんの少しでも)買い物を丁寧にすればOKです。
因みに妻がイタリアに住んでいましたが、イタリア人の優しさは、今の日本より全然素晴らしいと言います。電車に乗っても老人や妊婦には知らなくても声をかけ席を譲る美学があります。(日本はシルバーシートと言う名前だけの椅子がある)帰国後もメイルで陽気な情報や人間らしいHOTなつきあいが北の人とも南の人とも続いています。
さあイタリア語を勉強してイタリアに出かけましょう。
私も6回ほど出かけました。
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この回答へのお礼

 やはり語学は重要ですね。わたしもかなり勉強したつもりで乗り込んだのですが、いざ本場に来てみるとヒアリングが全く駄目なことに気づきました。もう少し会話がスムーズに行けばもっと楽しいだろうな、と何度も感じました。
 それともう一つ、店などでの投げやりな(粗野な)対応は、よく考えてみると観光客だけでなく、同じイタリア人に対しても見られたような気がします。日本の店員の営業スマイルを見慣れているせいか、客を待たせても知らんぷりの態度には驚きましたし、また客の激しい割り込みや、道路での交通マナーの悪さにも驚いたのですが、これらは別に私が観光客だからやったというわけではなさそうです。そういう文化なのだ、と言ってしまえばそれまでなのですが、やはり人に「陽気だ」と言わしめる場面も実際には多いのでしょうね(私が出くわさなかっただけで)。
 ・・なんだか、またすぐにでも行ってみたくなりました。いいアドバイスをどうもありがとうございました。

お礼日時:2001/02/26 00:13

私は思うんですが外国人からみると日本人はすべてお金持ちに見えるそうですがこれは間違った先入観です 国民総生産が世界第二位で物価が高いという見地からこのように言われているだけで実際は貧富の差もあるし あと日本人は手先が器容だとも言われてますがこれは日本製の車や電化製品が性能が良くて手抜きがなく精巧に作られてるからです 実際は日本人すべてが手先が器容だと言い切れないでしょう このように人間というものはある一部分だけを見てこれはこうだと決め付ける傾向があると思います


もしあなたが本当の陽気なイタリア人にお会いしたいのなら留学されたらどうでしょうか?
ただ短い旅行でイタリアはこうだと悟ることは難しいと思います 
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この回答へのお礼

なるほど、気をつけてはいたのですが、たしかに、知らず知らずのうちに日本的な尺度でイタリア人を見てしまったり、今までに本などで見てきたイメージにとらわれてしまっていたのかもしれません。でも、それが違う、というか、100パーセントそうだというわけでもない、ということがわかったことは、旅行を通しての大きな収穫でした。留学はちょっと無理ですが、話が違うから、といって殻を閉ざしてしまうのではなく、また何度もイタリアを訪れてみることで、少しでも理解を深められれば、と思います。どうもありがとうございました。

お礼日時:2001/02/25 23:54

私もイタリアを旅行してイタリア人は陽気だなーと思ったことはありません。

あまり不愉快な経験もしませんでしたが・・

よく言われる国民性は代表的なものであり、全てに当てはまる訳でありません。
ある国のどの地方で、いつ、どのような人(職業、教養、年令など)とどのような立場(私的、公的)で会ったかによっても印象は変ります。我々はよくアメリカ人は・・といいますが、多民族国家、移民国家の米国で、アメリカ人はといわれても、彼らは困るでしょう。

メキシコ人も陽気な国民として知られていますが、多分にこれはハリウッド映画が
強調して描いた影響ではないかと思います。メキシコ人ならだれでも、いつでも陽気なわけではなく、現実のメキシコ人は真面目でどちらかと言えば暗い人生観を持った人々もいます。しかし、集団になれば彼らも努めて明るく、男らしく(マチョ)振舞おうと無理をするところがあります。少し前までの日本人が二次会に誘われて内心嫌でも、よし行こうと参加していた心理と似ています。

ということでイタリアにも陽気な人がたくさんいる筈です。観光客ずれした忙しい業界の人々は心から陽気に応対する余裕がないと思います。日本も同じです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。私も「~人は・・」というレッテルを貼ることはお互いの事を知るのに大きな妨げになるのだと思います。ただ、人の雰囲気を感じるのには「直感」も大きな要素であることは確かで、少なくとも私以外にもイタリア人に対して同じような感じを受けた人がいたことで、ほっとしました。今度行くときはもっと語学の訓練をして、またいわゆる観光地以外の場所にも行ってみたいです。そうすれば、だんだんイタリア人のことがわかってくるかもしれません。

お礼日時:2001/02/25 23:41

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