プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

原油が高騰して、今は下がってきていますが、
(1)根本的に原油が高騰したのは、原産国が限られているからですか?
(2)原産国はアラブ(?)でしたよね?その原産国は量があるのに、
原産を渋っているのか、それとも、ほんとに原料が限られていて
出荷が出来ないのかどちらでしょうか?
(3)仮に原料が限られいるとしたら、今は儲けれても今後そのアラブの国は
不景気になっていくと思うのですが、考え方間違っていますか?
よくわからないので教えてください。

A 回答 (8件)

1)イエスかノーかで答えるなら、ノーです。

とは言え、
原産国が限られていることから、需要と供給がミスマッ
チングしやすいという現実はあります。

2)中東のアラブ諸国が主な原油輸出国であることは
間違いありません。ただその比率は約4割で、半分に
達していないことは覚えておくといいでしょう。

 原油というのは、既存の油田においてはわりとカン
タンに産出量を上下できます。しかし長い目で見ると
新しい油田を開発しないとならないので、一気に増産
することは難しいのです。

 いっぽうで、石油の需要は年々急ピッチで増大して
います。中国やインドという発展途上大国における消
費量がものすごい勢いで増えているからです。

 ここに需要と供給のミスマッチが生じているため、
原油価格は急騰しています。なお、需給バランスから
見た実勢価格は 50 ドル程度と言われています。ただ
原油は株のように市場で売買される金融商品でもあり、
投機により100数十ドルにまで暴騰していたのです。

3)これについては、複数の意見があり、現状では
確定的なことは言えません。

A)#2さんも書いているように、原油価格が上がれば、
これまで見向きされなかったような低効率の油田からも
原油を採掘できるようになります。ですので採取できる
原油はなかなか減らず、少なくても我々の生きている
あいだくらいは、影響がない可能性があります。

B)昔の技術でも掘れたような浅い地層にある油田では
すでに、枯渇が始まっています。その意味では、原油に
頼る経済では先細りする可能性があります。

 だからこそUAE、とくにドバイはいまのうちに巨額の
投資を行ない、原油が採れなくなっても中東の経済都市と
して生き残れるように努力しています。資源がなくても発
展しているシンガポールのような都市を目指しているのです。

C)石油は有限。これは常識とされていますが、実は最近、
石油は無限に採れるという考えも広まってきています。
これは「 無機起源説 」というもので、決してオカルトや
インチキ科学ではありません。

 無機起源説によると、原油は地球内部に豊富に存在する
炭化水素( メタンやエタンなど )から作られ続けています。
※炭化水素が豊富に存在すること自体は科学的事実です。

 これが事実なら、採掘技術が進めば世界中で原油がとれ
るようになるかもしれません。日本海の海底に巨大油田が
眠っているという研究結果すらあります。もし日本が産油
国になれれば、中東の収入は大きく落ち込むことでしょう。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

詳しいご説明どうも有難うございます。
よく解りました。^^

お礼日時:2008/11/16 22:02

ここのHPに原油と先物取引のことが書かれています。

原油の価格は単純に需要と供給だけで決まるのではなく、先物市場という「架空の市場」が意味もなく(市場参加者だけが設けるという意味のためだけに)吊り上げているのです。
http://www.geocities.jp/shinobu2005japan/14sakim …
    • good
    • 0
この回答へのお礼

今頃にお礼を書いて申し訳ございません。
ご回答有難うございました。

お礼日時:2009/09/08 17:41

以前金融関係者がテレビでこう言っていました。

「為替市場はだいぶ前から実需ではなく思惑で動くようになった、原油も実需ではなく思惑で動くようになったようだ」と。
今後、為替などに規制を敷いて出来るだけ実需で為替が動くような方向で世界各国の協調行動がとられれば、原油にも同じような規制の網がかけられるでしょう。
しかし市場原理主義が新たにまた台頭する事になれば、原油も実需ではなく思惑で動く社会となってしまう事でしょう。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

今頃お礼を書いて申し訳ありません。
参考にさせていただきました。

お礼日時:2009/09/08 17:42

 原油の値段はアメリカの石油メジャーが決めています。


原油があまり高くなりすぎるとバイオメタノールなどの石油離れの動きが起こってきますので、今回は少しだけ石油の値段を下げたのが実態だと思います。そして少しずつ石油の値段は上がり続けていくのです。
 将来はガソリンが1リットル1000円なんて時代が必ずやってきます。
 その時までに日本は省エネをして脱石油の経済構造にしておく必要がありますが省エネはなかなか進んでいません。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

今頃にお礼を書いて申し訳ございません。
勉強させていただきました。

お礼日時:2009/09/08 17:43

需給関係で値段が動くのは当然ですが、石油等の「商品」は「投機」の対象になると需給以外のことでも値段が動きます。

(石油以外に大豆やトウモロコシ等も投機の対象となっています。春に買って秋に売るのです)個人の欲もありますが、年金などの大きなお金を預かっている機関は少しでも高額の利回りを求めますから、直接間接、投機にも手を出しているものと思われます。「株」の値動きとも似ますが、「商品」はもっと値動きが激しいのが普通です。
石油を買った理由は投資家に聞かないと分からないわけですが、要は余っている金で何を買えば一番儲かるか、という計算でしょう。買えば値上がりし売れば値下がりしますから、値上がりするぞとあおっておいて、うまく売り抜ける必要があるようです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

今頃お礼を書いて申し訳ございません。
なんだか難しい仕組みですが、参考にさせていただけました。

お礼日時:2009/09/08 17:44

あさのニュースで出てくる原油価格というのは、通常WTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)という銘柄で呼ばれているもので、その正体は主にテキサス州で産出される原油のことです。

テキサス産軽質油とか呼ばれることもあります。

>(2)原産国はアラブ(?)でしたよね?その原産国は量があるのに
したがってWTIは直接的にはアラブ産ではないんですよ。アラブ産の原油価格の代表的な指標はドバイ原油価格と呼ばれるもので、額面ではWTIより一回り安いようですね。ほかにも北海産やロシア産など、マーケット毎に値段がつけられていますが、以下に挙げるような理由から、WTIが世界の原油価格の指標となり、その上げ下げに追従して世界の原油価格が変動するしくみが出来上がっています。

このWTIですが、実際の産油量は世界で産出される総原油量のほんの2%程度にすぎません。ところが、これが先物取引されているNYマーカンタイル取引所ではWTIの実際の産油量の100倍もの取引が行われているのです。このしかけが信用取引に用いられるレバレッジ(てこ作用による倍率)です。レバレッジ効果によって膨れ上がったWTIとその市場が、世界の原油価格のベンチマークに目されることになりました。WTIがこれほど膨張した理由として、アメリカのしかも金融の中心地ニューヨークにあることとは無関係ではないでしょう。

レバレッジが大きい先物市場はさまざまな要因により大きく値段がうごきます。この投機性が大きなもうけを狙う投機筋のお金をかき集めることになります。このようにして、2%が100倍になり、レバレッジによって市場ではさらにその何倍にもお金を動かす仕組みが出来上がっているのです。

さきにアメリカの投資銀行が破綻、統合されましたが、レバレッジの大きな信用取引はその原因の1つとされています。投資銀行たるものが直接原油先物に手を出していたとは思えませんが、原油先物をあつかうヘッジファンドなどに資金を融資していたのは間違いありません。最近、原油価格が下がってきていますが、アメリカの保険会社、投資銀行、一般銀行の資金繰りがあやしくなってこれら融資を引き上げ始めたため、原油先物にまわる資金が激減したのが一義的な理由でしょう。。

>(3)仮に原料が限られいるとしたら、
原油の供給量は、油田の大きさだけでなく、それをくみ上げる能力や、輸送量、そして軽質油(ガソリン、軽油など)に精製する能力などにも支配されます。あるかないか、という2択では説明がつきにくいのです。

それでもアラブ産油は長期的には産出量が漸減していくかもしれません。施設が老朽化したり、簡単にくみ上げられる油井が掘り尽くされたりしているからです。近年ドバイの都市開発、超超高層ビル建設が盛んに行われていますが、これなどは原油によってキャッシュが得られるうちに投資を行っておこう、、という魂胆なのかもしれません。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/ウェスト・テキサス・インターミディエイト
    • good
    • 0
この回答へのお礼

新しい発見がいっぱいです。
そうだったんですね。
びっくりです。
有難うございます!!

お礼日時:2008/11/16 22:08

原油の埋蔵量は原油価格によって変わります。


つまり原油を生産するのにコストがいくらかかるか地域によって違うからです。
1バーレル10ドルでも採算の合う油田もあれば20ドルでも採算の合わない油田もあります。
ですから将来1バーレルが400ドルとかになると商業生産の採算の合う油田も見つかるのでその分埋蔵量が増える事になります。

以前は産油国がOPECというカルテルを作って原油生産量を調整して価格コントロールしていました。
産油国としては高値で少量生産するほうが長続きするように思えますが目先の収入に眼を奪われている国もありますのでカルテル破りで増産する国もあり決して1枚岩ではありません。

ただ現在では産油国の意思とは関係の無い金融商品になってしまいました。
ですから実際の需給とはまったく関係無く価格が上がりそうとか下がりそうという思惑だけで価格が決められています。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

お礼遅くなりました。
ご回答有難うございました。^^

お礼日時:2008/11/16 21:59

単に、アメリカがバブル状態だったからですよ?



土地バブルで金余り状態になったので、
原油などを買占めて、値上げさせたに過ぎません。
原油の生産には多額の資金と建設期間が必要なので
急沸したとしても対応は不可能ですね。


今値段が戻ったのは、バブルが崩壊して
アメリカ自身に資金が必要になったので、
投売りしまくっているだけの話・・・・
    • good
    • 0
この回答へのお礼

お礼遅くなりました。
そうなんですね。解りました。
どうも有難うございました。^^

お礼日時:2008/11/16 21:57

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!