
電気化学の講義で「アルミニウムの精錬は電気を使ってしかできない」と仰っていたのですが、これは本当なのでしょうか?
アルミニウムは通常炭素棒を使っての融解塩電解で行われますが、アルミニウムを作るための化学反応の活性化エネルギーを越えるためだけならば、熱エネルギーでも可能だと思うのです。
(現に鉄の精錬は熱エネルギーによって行われています)
水の電気分解を考えると、電極表面の電気二重層の部分(表面から約2nm)に全エネルギーが集中しますので、局所的に高エネルギーとなり、2H2O→2H2+O2 という反応が起こります。
このように電気エネルギーがアルミ精錬で用いられている理由というのは、一部分に高いエネルギーを集中させるためなのでしょうか?
これが理由ならば、熱エネルギーでも可能ということになります。
高エネルギーを発生させるためにコストが掛かるor沸点を越えてしまうかもしれませんが。
それとも電気エネルギーだけが持つ特殊な性質があるのでしょうか?
この「特殊な性質の有無」が気になり、今回書き込ませていただきました。
電気化学にはあまり明るくないので、専門家の方、宜しくお願いします。
No.2
- 回答日時:
電気化学の講義で「アルミニウムの精錬は電気を使ってしかできない」と仰っていたのですが、これは本当なのでしょうか?
嘘ですよ
アルミナの融点は約2000℃(正確には2050℃)もある。これは生半可な温度ではない。すさまじい高温であると言うこと。
そのようなことではコストがかかりすぎて工業的に成立しません
したがって
コストがかかりすぎて工業的に成立しないので、氷晶石を加えて融点を900℃くらいまで下げてあげる。すると、普通に溶解電解ができる
ってことです
だから大嘘です
この回答への補足
嘘ということですので、「アルミニウムの精錬は熱エネルギーでもできる」「技術的には可能であるが、コストの観点から成立しない」という解釈でよろしいでしょうか?
もし私の解釈が正しいのであれば、熱エネルギーによる精錬について、もう少し詳しく教えていただけると助かります。
活性化エネルギーや、何℃まで温度を上げると還元が進む、等。
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