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経済について勉強しているのですが
なぜバブル崩壊が起こってしまったのかはっきりわかりません。

経済学本などを読みますと、、

不動産融資総量規制を制定し、
日銀が過熱気味の景気を抑えるために公定歩合を引き上げてお金を借りにくくしたり、政府は「土地の売買に関するお金はあまり貸してはいけない」というような決まりを作り、この結果土地を買う人がどんどんいなくなり、土地の価格はどんどん下がっていった。

とあり、その意味はわかるのですが、日銀や政府はなぜゆっくり慎重に
進めなかったのでしょうか?(ソフトランディングというんでしょうか)
急激に進めれば不況になることは目に見えていたはずで、ゆっくりなら動向を見て所有している土地を前もって早めに売ることもできたと思うのですが、、

当時の政府はなぜゆっくり規制を進めなかったのでしょう?
あるいは進められなかったのでしょうか?
ご存知の方ご教授のほどよろしくお願いいたします。

A 回答 (10件)

バブルはバブルを発生させた事が問題であり、当時の日本では米国との関わりから、適正な金利調整などを行わなかったためにバブルを発生させる事になりました。


当時日本が金利を上げると、米国経済に深刻なダメージを与えてしまうとして、日米経済摩擦から脅されまくっておののいていた日本は低金利を続け、結果日本経済は異常な資産バブル状態になり、その後当然の帰結としてバブルは崩壊する事になりました。
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この回答へのお礼

回答いただきありがとうございます。

バブルが崩壊したのはわかるのですが、もう少し微調整しながら土地の価値を落とすことはできなかったのはなぜなのか教えていただけますでしょうか。

お礼日時:2009/02/12 03:48

複合的な要因がかかわっていて、そう簡単に思ったようには誘導できません。



物価に関してインフレターゲットを設けている国もありますが、インフレ率1つを取ってもうまくコントロールできないのです。

バブルの崩壊をソフトランディングにするなど非常に困難な神に挑むような行為です。
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この回答へのお礼

回答いただきありがとうございます。

複合的な要因とは何なのでしょうか?
またどうしてそんなに困難なのでしょうか?
「経済のニュースが分かる本」という書籍を読んで初めてバブルを詳しく理解したつもりになったのですが、その後ふと考えてこのような疑問がわきました。
土地の価値が急激に下げられたからみんなが一斉に貧乏になってしまったという印象です。

お礼日時:2009/02/12 04:07

財務省の貿易統計から貿易黒字(兆円)を計算しますと以下の通りに。


http://www.customs.go.jp/toukei/info/index.htm
1950~59:-0.5 ~ -0.1
1960~69:-0.6 ~  0.3
1970~79:-1.9 ~  3.8
1980  :-2.6
1981  : 2.0
1982  : 1.8
1983  : 4.9
1984  : 8.0
1985  : 10.9
1986  : 13.7
1987  : 11.6
1988  : 9.9
1989  : 8.8
1990  : 7.6
1991  : 10.5
1992  : 13.5
1993  : 13.4
1994  : 12.4
1995  : 10.0
1996  : 6.7
1997  : 10.0
1998  : 14.0
1999  : 12.3
2000  : 10.7
2001  : 6.6
2002  : 9.9
2003  : 10.2
2004  : 12.0
2005  : 8.7
2006  : 7.9
2007  : 10.8
2008  : 2.2

1984年から毎年10兆円黒字ペースとなりバブル崩壊後も変化せず昨年2008年にようやく大幅減額となっています。
つまりバブルの頂点では株価、地価、貿易バランス、等で米国と肩を並べ圧倒するとなると、米国に依存する日本としては・・・・・
(異常な株価地価高騰の長期調整を「失われた10年」と呼びある意味でバブルを正当化する過去認識が一般的となっているのはつまり・・・・・)
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この回答へのお礼

うーん、わかりません。
最初に書くべきでしたが、経済初心者です。
貿易黒字の意味はわかりますが何をいわんとしてるのかわかりません。
日本は逆委託貿易の国なので国内の事情で不景気になっても、輸出企業が常に元気というのはわかりますが、、

米国に依存しなくてもやっていける日本になるのは米国が許さなかったので、何かコントロールされた、、ではないですよね、、
貿易黒字が地価の微調整とどんな関係があるのかもわかりません。

申し訳ございませんがわかりやすくご教授いただければ幸いです。

お礼日時:2009/02/12 03:59

バブルの頃は株式の活況をうけ、


大手企業は転換社債の発行などで低金利の資金を調達、
銀行からの融資は必要でなくなった。
余剰資金を抱えた銀行は、
中小の不動産屋やノンバンクに融資せざるを得なかった。
不動産さえあればロクに審査せずに湯水のように融資した。
それらの資金で土地や株が買われて高騰。
このバブル退治に登場したのが三重野日銀総裁。
「平成の鬼平」と喝采を浴びた急激な金融引き締めは、
「失われた十年」と言われるような急激な経済悪化を招いたが、
当時はそれが予想できなかった。
住宅バブルが発生したアメリカは、
この日銀の対応を他山の石にして、バブルの発生は防げないにしても、
金融を徐々に引き締めていけば、バブルをコントロールできると楽観。
それがいやまこの惨状です。
「総量規制」にしても、
それが劇薬になるとは政策当局も市場も予想していなかったのです。
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バブル崩壊の頃は、まだ社会人に成り立てでしたが、当時の熱狂的な空気はまだ覚えています。



あの頃の日本には、まだ『土地神話』が生きていました。
土地は値下がりしない、土地さえもっていれば俺は勝ち組だみたいな、今から思うと何の根拠もない考えなのですが、それまでは戦後からずっと日本の土地は値上がりし続けていたので、全国民がそう信じていたのです。

しかし、その一方、土地の値段が高騰した結果、大都市周辺の住宅価格も値上がりし、庶民には手の届かなくなっていました。
土地神話を信ずる一方、これまた戦後の庶民の夢であったマイホームが買えなくなり、かなりのフラストレーションが溜まってました。(当時の私も、どちらかというとこの庶民の一人でした)

その結果、大蔵省銀行局から最終的に日本の土地バブルを崩壊に導いた土地取引の総量規制の通達が出され、上がりきっていた土地価格が急落へと転じたわけです。

当時は私も世間知らず・経済知らずでしたが、ほとんどの人の頭の中にソフトランディングなどという言葉はなかったでしょう。
むしろ、その後の日本の長期景気低迷を見ていたアメリカなど他の先進諸国が、バブル崩壊時のハードランディングの恐さを学び、その後の自分たちの経済運営の糧としたものと思われます。
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> バブルが崩壊したのはわかるのですが、もう少し微調整しながら土地


> の価値を落とすことはできなかったのはなぜなのか教えていただけま
> すでしょうか。

日本は結果としてこれ以上ないぐらいにソフトランディングでした。バブルのピークから80%以上の下落に至るまで約13年です。
また、この間企業が借金返済に借金返済を繰り返し生産が縮小を繰り返す中その分公共事業を増やした事で、酷い恐慌に陥ったり企業の本当のドミノ倒し市場崩壊を防ぐ事には成功しています。その為GDPはバブル崩壊後一度もピークを下回っていません。

日本では米国からの提言などや国内の論争などの結果、財政出動派と緊縮財政派が代わる代わるで政策を行う事となりました。その結果、財政出動で景気を浮上させる事に成功したかと思うと、緊縮財政派が出てきて景気を冷やし、また財政出動で景気浮上に成功すると緊縮財政派が出てきて景気を冷やすという繰り返しが行われました。

失われた10年とも呼ばれる日本の不況下では、貸出金利がゼロになっても企業は金を借りて設備投資を行わないという異常事態になりました。資産バブルが崩壊するとこのような事態に陥る可能性が非常に高いのです。
そして日本は民間の縮小分を国が補った事で、社会崩壊に繋がるような市場の崩壊は防いできました。

現在ではこの日本の失敗と成功の七転八倒が経済学者などにより理論化されより合理的に査定され、米国オバマ民主党はそれを根拠に米国のバブル崩壊へ対応策をしいています。

不動産融資総量規制など以前に適正な金利調整が行われるべきでありましたし、そもそもバブル崩壊の最大要因とされている不動産融資総量規制ですがこれ事態には大した意味はないと思いますね。1億円の物が10億円になっていて、そのバブル分9億円、あるいはその半分でもそれらすべてを国が税金で穴埋めするなどというのは不可能な技ですから、これは間接的に金融機関への対策など、一連の行われてきた事、現在米国が行っているような事しか出来ないわけです。

現在米国では、米国が当時日本に迫った財政再建路線と真逆の政策をとっています。当時の日本と同じように米国では資産バブルが崩壊し、日本と同じ立場に(あるいはそれ以上たちがわるいかも)立たされて、資産バブル崩壊後の意味をようやく理解し、必要な政策を行っています。

資産バブル崩壊がどのようなものなのか、現在の米国を見ていれば当時の日本もまた見えてくると思います。
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No.3の補足です。


既に示したように一般人の参考意見ですので、混乱させてしまって申し訳ないです。
具体的なご質問であれば答える用意があります。
ここは社会 > 経済 なので(学問&教育 > 経済学 ではないので)その視点で。
必要ない場合は気にされなくても特に。

※若干余計なことを追加で書かせて頂ければ、バブルの「表面の流れ」を表にすると
--------------バブル防止-----バブル崩壊ソフトランディング
技術的に(経済政策的に)---容易--------?(大恐慌では大失敗、ITバブルは成功?)
政治選択的に--------困難な場合も多い--?(日本の場合は困難だった)

あたりではないかと。(あくまで「表面の流れ」の部分)
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>複合的な要因とは何なのでしょうか?



各国の景気、各国の政策、気候変動、企業の利益、企業の負債、企業の投資状況、世界の資源供給量、その時点の科学技術、その時点のメディア、世界中の投資資金の流れ、支配政党、国民所得、税制、貿易収支、他国との緊張関係、国連の体制、etc...

細かいものまで入れれば数千、数万の要因があるでしょう。


>またどうしてそんなに困難なのでしょうか?

古典的な科学の研究であれば、同一条件を作って何度も繰り返し実験できます。そうするとどれだけの力を加えると、どれだけのものがどのスピードで動くか等が分かります。

ビリヤードで言えば、全く同じ配置にいくつかの玉を置いて同時に落とすようなトリックショットのようなことができるわけです。(何度も同じ状況でテストして、この強さでこの方向に突けばいいと確認済み)


しかし、現実世界の政治や経済においてはその瞬間の状況はその瞬間にしか存在しないので、実験ができません。ですからやってみないとわかりません。
ビリヤードで言うと、玉の大きさも重さもバラバラで、それぞれの玉が動いており、しかも台はデコボコしているなんて状況です。
全く同じ状況でのテストもできないのですから、「たぶん、こう突けば上手くいくだろう」という憶測で突かなくてはいけません。


何で9個のボールを一突きで落とせるのに、5個の玉を一突きで落とせないのか?
それは固定されたものではなく、複雑なたくさんの要因が重なっているからです。
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日本の場合と今回では違うと思います。

今回はいつ、バブルに手をつけるかはわからなかったと思います。政権が民主党になり、といった心理的なものもあるのかもしれません。当時ほとんど規制はなかったようです。今度は環境が大事だとなってます。
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バブル崩壊時の状況についてのみ解答します。


当時の土地の高騰は異常で、東京の土地を時価で買い上げるとアメリカ全部が買えると言われるほど土地の値段が上がっていました。不動産融資総量規制は本来緊急避難的にとられた処置であり、発動した人も周りの人もこのような状況になる思っている人はいなかったと思います。規制後に地価が下がりだした時も、正常な価格に戻るだけ、悪徳不動産屋がつぶれても自分には関係ないと思っていました。
アメリカの状況を見ても、不動産融資総量規制がなくてもバブルの崩壊はいずれ起こったとおもいます。1~2年の差でしかなかったと思います。バブルが発生すること自体が問題で、発生したバブルをソフトランディングさせるのは無理だと思います。今回のアメリカやスペイン、イギリスのバブルでも崩壊はいきなり来ましたよね。
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