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 マリアナ諸島のパラオ共和国がアメリカの信託統治下から独立する際、住民の間で「日本に統治してほしい」という声があったという話を耳にしました。
 この話が事実かはともかく、現代の国際社会において実際にそんな押し掛け女房のようなことが可能なんでしょうか?国の主権を全面的に放棄して他国の統治に委ねるということが。
 国内的には国民(住民)投票といった、民意を問いかつその決定の正当性を担保する適切な手段があるかと思いますが、国際法的見地から見て、どういった問題が生じどのような手続きが予想されるんでしょうか。
 こんなことを明文的に規定している法源はないかと思いますが(あったらすみません)、主に国際法の観点から教えていただきたいと思います。事実上の問題としては、日本&パラオの場合まず中国とアメリカが黙っていないだろうというのは容易に予想できますが。
 
 ※国際法の問題なので法律のカテゴリーかなと思いましたが、あちらは民事・刑事といった分類がされており、内容的にこちらのほうがお詳しい方が多いかなと思いまして投稿させていただきました。

A 回答 (4件)

似たような事例にはグアムがありますね。



グアム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%82%A2% …

まぁ寄らば大樹の陰。
小さな国で地下資源や観光資源がないなら下手に独立自治よりもそちらの方を選ぶかも。

国際連合非自治地域リスト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B% …
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この回答へのお礼

 ありがとうございます!
 戦前からあった植民地で、独立を勧められてもあえて独立を選ばないという地域は多いですよね。そういう場合はあくまで国内問題だと思うんですが、独立国が独立国に対して…という事例だとどうなるんでしょうね。まずありえないから考える意味はないと言われればそれまでですが。

お礼日時:2009/02/15 21:11

自由連合というものがあります。


これは、相互の自由な意思で、国家権力の一部を他国に依頼するもので、パラオやクック諸島などが行っています。
自由連合の場合、たいていは、軍事と外交を依頼するのが普通ですから、国勢全てではありません。
自由連合の場合、実質的な独立国として国連にも加盟できます。

そのほかに、近年は宗主国が独立させようとしても独立しない地域が出ています。
マヨット島では、住民投票の結果独立せずにフランス領に留まることになりましたし、プエルトリコなどで住民投票が行われても、アメリカの植民地的地位に賛成する人が多く、独立機運が遠のいています。

この回答への補足

 今思い出しましたが、東ドイツという国がありましたね。あれはまさしく独立国が独立国を吸収したものでしたね。ただあれは事情が事情だし他国も反対しようがないからなあ…

補足日時:2009/02/15 21:34
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この回答へのお礼

 ありがとうございます!
 パラオは自由連合という形態を採っているんですね。勉強不足で知りませんでした。
 太平洋やインド洋にイギリス領、フランス領の島々がまだまだたくさんあるのはやはり、わざわざ独立して苦労したくないという住民の割り切りからなんでしょうね。
 アフリカの一部の国には、はっきり言って「植民地にしてもらったほうがいいんじゃないの?今ならそうひどいこともされないだろうし」という所もあるように思います。大きなお世話ですが(笑)。
 まあ純粋な植民地(=住民に宗主国の市民権がない)はさすがに嫌だとしても、仮に今現在本当に国民の多数が自分の国を別の国の一部にして欲しいとしたらどうするんだろう?(相手国の意向はおいておいて)。やっぱり無理なのかな。

お礼日時:2009/02/15 21:29

国際法的には「条約で解決する」じゃないですかね. だから, 「うちの主権を全部あげます」といっても, 相手が「いや」って言ったら終わり.


ちなみに東ドイツの場合も微妙に異なっています. あれは手続き上「ドイツ民主共和国を構成するすべての州 (と独立市) が共和国を脱退し, 改めてドイツ連邦共和国に加入する」だったはず.
ほかにも「複数の独立国が合体する」例はあるんだけど, 完全な意味での「吸収合併」はないかもしれない. 東ドイツみたいに「事実上の吸収合併」はあるかもしれんけど. イエメン (南北イエメン) とかタンザニア (タンガニーカ+ザンジバル) とかはどうなんだろう.
あ~, 「テキサス共和国」「カリフォルニア共和国」「ハワイ共和国」は例に入れていいんだろうか....
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この回答へのお礼

ありがとうございます!
ドイツ統一についてはおっしゃる通りのようですね。なぜそういう形態を採ったのかも興味深い所です。

お礼日時:2009/03/06 01:32

>国際法的見地から見て、どういった問題が生じどのような手続きが予想されるんでしょうか。


 条約は対象国がお互い自国の法律の許す限りにおいて、何でも決められます。
 (ネパールが自国民をグルカ兵としてイギリスに提供すると言う事まで…。)

 なお、パラオは第二次大戦に敗北するまで日本の委任統治領(パラオの第4代大統領になった「クニオ・ナカムラ」氏は三重県の出身)ですから、もし本当にパラオが日本に復帰を希望したのなら、沖縄が日本に復帰したのと形態は然程変わりませんから、単純に当時の政治家の能力の差でしょうね…。
 (当時の総理は社会党の村山富市氏)

 なお、複数の国家が連合する事はけして珍しくありません。
 スイスとアメリカは当初全く別の主権を持つものが連合し、後に連邦国家に移行しました。

 いわゆる連邦国家(複数の国家、またはそれに相当する強い行政上の権限を有する政府の集合)だと
   アラブ首長国連邦
   アルゼンチン共和国
   イラク
   インド
   エチオピア
   オーストラリア連邦
   オーストリア共和国
   カナダ
   コモロ連合
   セントクリストファー・ネイビス連邦
   タンザニア連合共和国
   ドイツ連邦共和国
   ナイジェリア連邦共和国
   パキスタン・イスラム共和国
   ブラジル連邦共和国
   ベネズエラ・ボリバル共和国
   ベルギー王国
   ボスニア・ヘルツェゴビナ
   マレーシア
   ミクロネシア連邦
   ミャンマー連邦
   メキシコ合衆国

 そもそも、日本みたいに独自の歴史を数百年単位で共有している国民だけで構成された国なんて極めて少数で、多くの国は合弁したり分離したりを繰り返している物です。

 欧州連合(EU)も将来的に国家統合を目指しているわけですし、最近だとロシア連邦とベラルーシ共和国で

   ベラルーシとロシアの「連合国家創設条約」

      と言う物を結んでいます。(両国が今後連合国家創設に向けた手順を定義しています。)
   http://www.geocities.jp/hmichitaka/union.htm
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この回答へのお礼

ありがとうございます!
そうですね、委任統治領とはいえ、沖縄と似た感じですよね。もったいないことをした…。
確かに歴史的には国家の離合集散は当たり前のように行なわれてきましたが、現代の国際情勢下でそういったことが可能なのかな~と思いまして。
例えば、ドイツとオーストリアの合併は「永久に禁止」されていると聞いたことがあります。

お礼日時:2009/03/06 01:38

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