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能と狂言が違うというのはわかるのですが、
例えば舞台の呼び名などは、
どちらも『能舞台』というのでしょうか?

能楽 といえば両方にかかる言葉となりますか?
ひとつの舞台に能も狂言も行われているので
どこからどう区別をしてよいのか迷います。

わかりにくい質問かもしれませんが、
お分かりになる方がいらっしゃいましたら、教えてください。
宜しくお願い致します。

A 回答 (3件)

実を言うと、狂言役者も「能楽師」なんです。



能と狂言は別物だと思われていますが、ひとまとめにして「能楽師」と呼ばれます。

能の世界では、役者は家でがっちり決まっていて、主役をするのはシテ方と呼ばれる家柄の人間。
脇役をするのはワキ方と言われる家柄の人間。
そして狂言をするのは狂言方と言われる家柄の人間です。

西洋舞台のように、自由に能力によって配役が決まるものではありません。

能と狂言の大きな違いは、まぁぶっちゃけ「本番の舞台」と「合間の緩急ととるための笑い」って感じでしょうか。

能の演目には種類がありまして、神、男、女、狂、鬼 とこの5つに分類されます。
昔は、この神、男、女、狂、鬼全部を、丸一日かけて上演していたそうで、その合間合間の休憩の意味も含めて緩急をつけたのが
狂言です。


ですので、狂言はわかりやすく、笑いのとれる演目が多いです。


しかし、狂言役者は狂言だけやっていたかと言うとそうでもなく、能の中で「アイ狂言」と呼ばれる役があり、能のストーリーの中ででてくる
ひょうきんな従者の役などでも活動します。

しかし、能を演じるシテ方やワキ方が狂言に出演することはありません。

なので狂言役者はあちこちで活躍するマルチな役ってところでしょうか。

あまり答えになってないですが、狂言と能の違いは「同じ能」を上演する配役の違いってとこだと思います。
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本来、能狂言は一緒です。


最近になって人気となり、狂言だけの舞台もするようになりましたが
能と能の間の休憩としての役割や、能の物語の説明をするのが本来の姿です。

ちなみに狂言師という呼び方も、本当は能楽師狂言方が正解です。
能・狂言の舞台に出演するすべての人をまとめて「能楽師(のうがくし)」と呼び、その中の「シテ方(かた)」は能の主役、「ワキ方」は能の脇役、「狂言方」は狂言の役者、「囃子方」は能・狂言の音楽演奏者になります。
担当する分野によって役割はきびしく分けられていて、分野を越えて演技・演奏することはないそうです。
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国立能楽堂で比較的わかりやすい演目を楽しむド素人です。

「能舞台で狂言」を見ます。

ご存知のように、中国から伝わった猿楽を基盤にした能と狂言ですが、二つをあわせて、もしくはとくに区別しない場合「能楽」が使用されています。「国立『能楽』堂」もまさしくそうですね。辞書でも「広義では狂言を含む」とされていました。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!!
とてもわかりやすいです。

お礼日時:2009/04/24 12:32

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