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 日本語を勉強中の中国人です。友人から伝統的な柄がある便箋をいただきました。その柄は一人の着物姿の女性の佇まいの後姿に関する内容です。その女性の手に閉じた傘を一本持っています。時代小説の表紙でも、昔の映画の中でも傘を差す人、持つ人(特に女性)を見たことがあります。お聞きしたいのですが、日本の方は傘がお好きでしょうか。傘は日本で美しいものとされているのでしょうか。

 また、質問文に不自然な日本語の表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (6件)

 着物に合った柄や雰囲気の持ち物、特に傘をもって調(ととの)えています。


 アクセサリーのひとつであるともいえます。
 何かを持つ事により、持つ人も、見る人も、そして絵にする場合も、落ち着きとバランスが取れるのです。
 お坊さんが手にお数珠などをもっていたり、錫杖を持つのもその一種です。それらしくするということでもあります。

 傘は人を背後にかくし、そして控えめな感じの効果をだします。
 盆踊りなどで、笠を目深にして踊るのもその例です。
 昔の高い身分の人は、身分を控えめに、お忍びで町をいく場合などにも使います。

 日本の諺(垂訓の諺ではなく、こんなものだよということを教える諺):
 夜目、遠目、傘(笠)のうち。
  意味は、夜に見たり、遠くにみたり、笠(傘)をさしている状況でみると、とても美人だな、と思うものである。ということです。
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。興味深く拝見しました。大変参考になりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/04/30 21:57

和傘、蛇の目傘などと呼ばれている伝統的な傘は工芸と言って良いような美しい物で私は好きです。


また番傘も古い日本式の旅館や商家にひじょうに似あっていてカッコイイものです。
http://wagasa.shop-pro.jp/?pid=6272967
http://www.gendaiya.co.jp/s_kasa/9518-v400.jpg
http://www.gendaiya.co.jp/s_kasa/9325-v400.jpg
http://www.wa-wa.jp/product_info.php/products_id …
日本人が必ず雨傘を使うのは湿度が多く、時間あたりの降水量が多いため衣服にしみやすく、いったん濡れてしまうと健康を損なう可能性が高いからですが、必要品であったために傘の美しさも追及してきた伝統があると思います。
つまり傘を無しで済ませるように苦心するのがおしゃれではなくて美しくマッチした物を使うのがかっこいいというのが昔の日本人の考えかただったと思うのです。
現代は実用ばかりで美しい傘を追及する伝統は廃れてしまったと言ってもよいと思います。
また都市が発達した今日では傘の重要性も昔ほどではないので間に合わせや無しでも何とかなるというのも考え方の変化に影響していると思います。
電車やタクシーなどは無かった時代には高価な傘を置き忘れる事も少なかったでしょう。(ですが美しい娘の置いて行った傘をテーマにした古典作品などもやはりあります)

なお傘は古語では「からかさ」と読んで柄のあるさし傘、「かさ」はかぶる笠をさして区別したようです。(「蛇の目傘」はじゃのめがさと読みますが)
「夜目遠目笠の内」のかさはかぶる笠という解釈が主流ではないかと思います。(ちょっと顔が見えにくいほうが想像力を刺激するという意味と思うのです。広辞苑など辞書にはこちら=笠の方が載っています)

なおみやげ物屋で売っている笠の中には雨具としては使えない形だけの物(踊り用の小道具等)もあるようなので気をつけてください。
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。参考ページはきれいですね。たくさん教えていただき心から感謝いたします。大変参考になりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/04/30 21:47

「日本語を勉強中の中国人です。

友人から伝統的な絵柄の入った便箋をいただきました。その絵柄は一人の着物姿の女性の後姿を描いたものです。その女性の手には閉じた傘が一本にぎられています。時代小説の表紙でも、昔の映画の中でも傘を差す人、持つ人(特に女性)を見たことがあります。お聞きしたいのですが、日本の方は傘がお好きでしょうか。傘は日本で美しいものとされているのでしょうか。」

きれいな日本語をお書きになっていて、大変感銘を受けましたが、私だったらこのように言うということで、添削したのが上記の例です。参考にしていただければ幸いです。日本は(中国もそうかもしれませんが)雨が多いので(特にこれからの梅雨の季節)、傘に対する情感は独特のものが育まれているのかもしれません。詳しくは知りませんが歌舞伎や浮世絵の小道具としてもしばしば用いられてきたようです。近代では「雨 雨 ふれふれ かあさんが蛇の目でおむかえ うれしいな」なんていう童謡もあります。女性は特におしゃれな傘選びにもセンスを発揮されているのではないでしょうか。

参考URL:http://images.google.co.jp/images?hl=ja&lr=&um=1 …
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。質問文の添削に感謝いたします。いろいろ大変参考になりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/04/30 21:35

 こんばんは。


 おっしゃる通り、和装の女性に傘というのは付き物のような気がします。わたくしにはごく自然に思えることで、今まで特に不思議に思ったことはありませんでした。
 参考URL(通販サイトのもので恐縮ですが)には、「美人と蛇の目傘」は浮世絵の画題にも好んで選ばれたものだと書かれています。なるほど。わたくしにとっても勉強になりました。

 ただし印象としては、傘を開いてさしかけているイメージのほうが強いですね。イギリス紳士のように、畳んだ状態で持ち歩く様子は画題にならないような気がします。やはり、傘の図柄がファッションの一部として考えられているのかもしれません。

参考URL:http://www.shokunin.com/jp/hiyoshiya/prod_janome …
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。「蛇の目傘」は初めて知りました。名前は怖いですが、実物はきれいですね。大変参考になりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/04/30 21:29

映画、「バトルロワイヤル」の中で、透明ビニール傘を持った人が立っているシーンがあるのですが、これを見た外国の人たちがとても驚いたとか。


最近の日本人は、500円や300円の安い傘を使うようになってしまってます。

ヨーロッパなどでは、傘は高級品なので皆あまり持つ習慣がなく、少しくらいの雨なら傘ナシで走ってやりすごすとか。
日本は梅雨時とか、連日雨が降りますので、傘ナシではどこにも出かけられません。

傘は靴などと同様、生活に必要な物。買うときに好きな柄など選びますが、好きとか美しいとか特に深く考えたりしません。
真剣に傘について考えるのは、購入する時だけかも。
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。参考になりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/04/30 21:23

1 多雨な日本


日本は雨が多いので、非常にたくさんの雨に関する表現があります。
遣らずの雨
などは、中国語にあるかどうか分かりませんが、帰したくない男を留めるように雨が降ることを言います。
なので、雨に関する道具である傘もいろいろ思い入れがあるかと思います。
相合い傘という概念は中国にあるのでしょうか?
2 夜目遠目傘の内
女性がきれいに見えると表現に、「夜目遠目傘の内」というものがあります。よく見えないと逆にきれいに見えるという表現。
花魁 で画像検索してください。たくさんの花魁の写真には、必ず傘が付いてきます。花魁は江戸時代のファッションリーダーでしたので、傘は着飾る上での必須アイテムだったと思われます。
3 洋傘人気
今年は、開国150周年ですが、開国後、大人気になった西洋のグッズに洋傘があるそうです。
http://www.jupa.gr.jp/culture/rekishi/rekishi.html
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。遣らずの雨も相合い傘も中国語にはありません。素敵な日本語です。「夜目遠目傘の内」は日本らしい朦朧美の美意識ですね。大変参考になりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/04/30 21:18

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