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映画(特に洋画)について卒論書こうと思うんですが、如何せんテーマが決まりません…
例えばどんなテーマがいいかなど参考までに皆さんの意見を聞いてみたいです
よろしくお願いします

A 回答 (2件)

うーん。


高校生が同性愛映画で卒論。しかも洋画ですか。
難しいですね。

というのも
この半世紀ほどのあいだに同性愛をめぐる社会状況は大きく様変わりしてきましたが,
その変化の速度と道筋は国や地域によって,また民族や宗教によってずいぶんと異なっています。
したがって同性愛を扱った作品を論じる場合には,
いつの時代にどの国で製作され,いつの時代のどの国を描いているかをしっかりと把握した上で,
その時代のその国における同性愛をめぐる状況(政治的,宗教的,学術的,そして世間的)が
どのようであったかを知っておかなければならないということです。
結構ややこしいでしょ。

たとえば下記のQ&Aでは
欧米人と日本人の同性愛に対する態度がどのように違っていて,
どのように変化してきたかといったことについて述べられています。
とくに精神医学界において同性愛の扱いが変化した時期が
アメリカと日本で大きくズレていたという話などは重要です。
■日本の同性愛への偏見について。
 http://okwave.jp/qa2498348.html

そんなわけで,せめて
「1960年代以降のアメリカ映画における~」とか
「第2次大戦期のファシズム・ナチズムを描いた映画における~」とかいったような
限定をつけておかないと収拾がつかなくなりそうです。
個人的には「第2次大戦後の日本映画における~」なんていうのに興味がありますが。

もうひとつ難しいのは,
同性愛を扱った映画には「成人映画」,今で言うところの「R-18」指定が多い点です。
質問者さんが満18歳に達しているなら鑑賞することに法的問題はありませんが,
一般映画に比べてDVDなどが手に入りにくいことは否めません。
そのような困難を乗り越えてでも同性愛映画にこだわりたいのなら,
やはりテーマや範囲を絞り込んで論じるしかないでしょう。

ひとつだけ(たぶん役に立たない)豆知識を伝授しておきます。
第2次大戦期のファシズムやナチズムを描いた作品において
そのような政治指向と同性愛指向を相関させて描くというステレオタイプが存在します。
イタリアのネオレアリスモの出発点となったロベルト・ロッセリーニ監督の『無防備都市』の中に
その最初期のものが見て取れると私は思っています(同性愛が明示されているわけではない)。
ルキノ・ヴィスコンティ監督の『地獄に堕ちた勇者ども』,
ベルナルド・ベルトルッチ監督の『暗殺の森』といった作品に同性愛の描写が出てくるのは
同じネオレアリスモの系譜に属することから不思議はないのですが,
ポーランドのアンジェイ・ムンク監督の未完の作品『パサジェルカ』に
(女性の)同性愛を暗示する描写を見たときにはちょっと驚きました。
もっともこれは私の勝手な深読みかもしれません
機会があれば御自身の目で確かめてください。
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この回答へのお礼

大変詳しい意見をありがとうございます
確かに同性愛映画というのは難しいかもしれないですね…

お礼日時:2009/05/28 07:08

最近の質問にこのようなものがありました。



■映画と経済についての卒論のテーマに困っています。
 http://okwave.jp/qa4993273.html

質問者さんの学部,専攻は何でしょうか?
また関心のある映画製作者や映画作品がありますか?
そのあたりを明確にするとテーマやアプローチは自ずと絞り込まれてくるはずです。
指導教員だって専門領域とかけ離れた論文では助言や評価ができないでしょうし。
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この回答へのお礼

申し遅れました
私は高校生で高校の卒業論文を映画について書こうとしてる者です

今考えてるのは 同性愛映画とその世論の反応 です
やはり映画の論文となると、相当な映画を見ないといけないでしょうか?

お礼日時:2009/05/28 00:28

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