はじめまして、私は国土交通省の出先機関で働く国家公務員、47才の男性です。正看護師の資格取得と転職を考えています。
4年前に急性膵炎で一ヶ月間の絶飲食を経験したことがあるのですが、その時にお世話になった色々な医師や看護師の方々の患者に対する接し方を見て、「人を助ける事」ってなんだろう?と悩み始めました。もともと水泳やマラソンが趣味だった事もあって、「人命救助」を目的とするライフセーバーの資格をとりました。(日本赤十字の水上安全法2や日本ライフセービング協会の資格です)
仕事をしながら身体を鍛え、実際に大学生や社会人の仲間とボランティアや海水浴場のパトロールをしながら、命や救助について考えていました。そして、救急救命やレスキューの技術、心肺蘇生法やファーストエイドを学ぶにつれて、「プロフェッショナルとして医療に携わりたい」と考えるようになりました。
正看護師の資格を取得し、医療従事者として残りの人生を送りたいと考えています。また、看護師という職種はその気であれば生涯現役を貫けるのではないかとも思っています。
「現実的に、47才の男性の私が看護師になれるのだろうか?」と思い、知り合いの看護師さんから情報収集させてもらったり、ネットで色々な情報を見ました。看護学校の予備校にも行って色々お話を伺いました。
知り合いの看護師さんからは、
「あなたは人あたりが良いし看護にむいてると思う、50代の看護学生もいますよ。」と言っていただきました。
看護予備校では、
「看護学校の入学試験に合格し看護師を目指すのは難しいと思います。男性というハンディもありますし年齢的にギリギリですね。看護学校側もその辺を考慮します。学力も当然ですが、面接や小論文で合否が決まる事も多いです。そうなると、性別や年齢的に不利である事は当然です。でもまるっきり可能性がないわけではありません。当校では准看なら50才台の男性が合格したことがあります。」と言っていただきました。
いまから予備校に通い受験勉強を開始して、来年看護学校か大学の看護科に入学して国家試験に合格できれば、50~51才で看護師デビューとなります。
自分自身では「看護師は人生後半を賭ける価値のある仕事ではないか」と思っています。もちろん、「医療の現場は肉体的にも精神的にも大変な職場なのだ」ということも理解しています。
救急や急性・重症の現場で働きたいと思っています。「中年期から老年期に差し掛かる男性だからこそできる看護」というのもあるのではないか?とも考えています。しかし、「自分の思いだけで仕事はできない」のも事実ですし、「チーム医療が重要」と聞きました。実際に医療の現場で働いていらっしゃる看護師の方々からのご意見をお聞かせくだされば幸いです。
現実として「50才の新人男性看護師を受け入れる医療現場」とはどのようなものがあるのでしょうか?
看護師として医療に従事できる可能性があるとすれば、来年の看護学校入学が最後のチャンスかもしれません。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
こんにちは。
看護師として働いているものです。看護の道へ進みたいという熱い意思に感銘を受けました。
率直な意見としては50歳代の看護師となると就職が難しいのではと思います。
semi1234さんは強い意志を持っておられるようですので私立系の学校でしたら入学できると思いますし(公立は学費負担の面で難しいと思います)、国家試験も学校の試験をそつなくこなせていれば難しいものではありません。
実際問題となるのは就職だと思います。看護師といっても職域が広いですのでsemi1234がどのような分野に興味があるのかはわかりませんが、どの分野に進んでも、全くの新人です。看護師として一人前になるにはそこからさらに5年はかかりますし、60歳が定年と考えると病院側が渋るんじゃないかなと思います。
そういった現実的な難しさを知って進むのならOKだと思います。最終的に決めるのは自分自身ですし誰も止める権利はありません。看護師は面白い仕事ですよ。
shizim 様
早速のご回答ありがとうございます。また、過分な評価をいただいたことにもお礼申し上げます。
「就職が難しい」というご意見は、確かにその通りだと思います。
「一人前の看護師になるのに5年を要する」ということも、(認定看護師の受験資格に実務研修5年を要する)ということから、「おおむね3~5年で一人前になれるのではないか」とぼんやりと推察していました。実務に携わっているshizim様からの具体的で貴重なご意見はたいへんありがたいです。
「50才での就職活動」の難しさについて覚悟できるかどうかが私にとっての問題となりそうです。
ここからは少し余談ですが、もし看護師資格を取得した暁には、はやく一人前になるために「さまざまな症例・症状の患者さまに寄り添える、新人教育に厳しい病院に勤めたい」と考えています。そのうえで私の興味を引く分野の「救急」に進みたいと思っています。
No.5
- 回答日時:
semi1234さん、これは私の同期の方の経験ですが・・公立の救命救急センターの受験で、面接時に面接官から「あなたは熱意もあるし、救命救急看護を志望する動機もモチベーションもしっかりしていますが、年齢がちょっと・・」と言われて不採用だった新卒の方がいます。
(その方は30代後半でした。)ある公立病院の救命救急センターでは、より具体的に平成21年度の採用条件に「昭和49年以降に生まれた者」と書かれていました。
年齢よりも体力があるとアピールされても、実際はこのような現実があります。私の同期の方の経験や採用条件に年齢を記載している救命救急センターの存在がある以上、50代で新卒の方の採用は極めて難しいと思います。 もちろん全く可能性がないとは言い切れませんので、一度、救命救急センターの採用条件を調べられたり、病院就職説明会に参加されて情報収集や問い合わせてみては如何でしょうか?
この回答への補足
すみません。文中に誤りがありました。
文中なかほどの「50才の新人看護婦」は「50才の新人看護師」の間違いです。補足訂正してお詫びいたします。
nurse46 様
「救急救命センター」への就職の困難さについて、具体的な事例を提示してご説明いただきありがとうございます。確かに「熱意やテクニックだけでは通用しない世界がある」ということなのだと思います。
私は現在、救命救急を学び続けたいと考えており、「実際にその現場で奮闘したいという思い」が強すぎるのかもしれません。
これまでもいろいろな方にお話をお伺いしてきました。そして、必ず「年齢がハンディ」となることを知りました。ですから、「看護の世界に身を置くのが先決で、それも一年でも早く医療現場に勤務すること」が最重要事項なのではないかと思い始めています。
救急や急性期、重症、慢性期、ターミナルケアなどなど、看護の世界は広い!とも思いました。もし、私が4年後(早ければですが)看護師の国家資格を取得したなら、その時に「もしかするとまた違った看護の世界が新たに誕生しているのかもしれない」とも思いました。
「看護」とはなんなのでしょう?
私は「看護とは痛みや苦しみで困っている人に手を差し伸べること」なのかな?と漠然と考えています。
素人の甘い考えなのかもしれません。
ここに質問を投稿させていただいたのは、「50才の新人看護婦」が医療現場で何ができるか?を知りたかったからです。
「何も出来ない」、「役に立たない」というご意見をいただくのではないかと不安に思っていました。
しかし、今のところそういったご意見はありません。
いま私は、「何はともあれ、看護師の資格をとって医療現場に立つことは無理ではない」と心を新たにしました。
とはいえ、まだまだ解決しなければならない課題(現在の職場のこと、受験勉強のことなど)が満載です。
nurse46 様のご意見も参考にさせていただきます。ありがとうございます。
No.4
- 回答日時:
NO.3で回答した者です。
ご丁寧なご返答ありがとうございます。実際のライフセーバーの活動は存じ上げず、大変興味深く拝見しました。
semi1234様のご返答を拝見し、こんな看護師と一緒に働けたらとても刺激を受けますし、一緒に働けるスタッフとして良い影響があるだろうなぁと思いました。
また、先の投稿で、私としての具体的な看護活動分野をあげましたが、分野を限定するのではなく、つまりは自分で限度を決めるのではなく、
チャレンジする精神も大切であると、semi1234様の言葉より学ばせていただきました。
ぜひとも、いろんな分野で活動していただけたらなぁと思います。看護学生や実際の臨床の現場で、ご自分の看護師としての方向性もみえてくるものと思います。
どうか、御身体大切にされて、夢に向かいチャレンジされて下さいね。
mw797979 様
過分なご評価、身に余ります。
たいした人間ではありませんが、やはり評価いただくと嬉しく思います。ありがとうございます。
現実問題として、看護師として働けるのは10年間。定年延長していただいて13~15年間と考えています。
その後は看護師の資格を生かして非常勤で働くことになるのかな?とも考えています。
ですから、様々な職場で働くのがいいのか?一つの分野を全うするのがいいのか?はわかりません。
ですから、私の場合はまず看護学校に入学するところから始めて「看護学校の3年間で、学業以外に医療についてどれだけのものを学べるか?」ということが重要になるのかもしれません。卒業時の進路決定のために。
とりあえず、看護学校の入試突破を目標にしたいと思います。
mw797979様のご回答から勇気をいただきました。本当にありがとうございました。
以下は冗談6割、余談4割ですから、読んでお気を悪くされたら申し訳ありません。
知り合いの女性臨床心理士に「看護師になりたいんだけど?」と聞いたところ、、、、
「オフレコだけど、やっぱり女性の職場だから派閥とか妬みとかいじめとか陰湿な部分もあることを覚悟したほうがいい。」と言われました。私は「う~ん、、、そういう事もあるんだろうな~」と何故か妙に納得した記憶があります。
女性心理は難しいですから、そのへんの対応も看護学校で馴染んでおく必要があるのかもしれません。
No.3
- 回答日時:
私は、男性はハンデとは思いません。
男性を受け入れたい病院も増えているのは事実です。質問者さまのおっしゃるように男性で、社会人として働いてきた経験と実績は、必ず役に立つと思います。
ただ、看護師はまだまだ女性が多い職場であり、年代も若い方が多い。急性期や重篤な患者のいる病棟はなおさらです。救急もです。
それだけ、心身ともにハードです。
父と娘ほど離れている年下の先輩看護師に指導を受けて、
素直に受け入れられる自信はあるでしょうか。
私が知る範囲ですが、新人の男性看護師(20代前半でしたが)は、結局は指導を受け入れず、我を通し、わが道を進んでいました。
正しいことでしたらよいのですが、改善点が多々あり、
結局伸びませんでした。
質問者さまは、キャリアもある方ですから、プライドが邪魔をしてしまう可能性もあるのではないかな?と勝手ながら思いました。
受け入れる医療現場という観点では、私の個人的な見解としては、
急性期というよりは、慢性期、老年、ホスピスなど精神面でのケアも重要となってくる病棟で生かされてくるのではないかなと思います。
情報収集をされ、どうか悔いのない選択をされて下さい。
応援しております。
mw797979 様
まずはじめに、応援のお言葉ありがとうございます。
「経験と実績が役に立つ」というご意見は大変嬉しく力づけられます。
mw797979様のおっしゃるとおり、看護師の現場は若い女性が圧倒的に多いことは事実ですね。そういった彼女たち先輩看護師の指導を受ける際に、性別や年齢を気にすることなく受け入れることは大事なことだと思っています。「素直に受け入れる自信があるか?」と問われると、正直悩んでしまうのも事実です。年齢を経ると頭が固くなって、頑固になってきたと自分でも思います。
しかし、キャリアに対するプライドは、人命救助を学び始めた時に捨てました。
それは、ライフセーバー講習のときのインストラクターの言葉に衝撃を受けたからです。
「人命救助にあたって一番大事なことは、まず始めに自分自身の安全を確保することです。でなければ、死亡する者が一人ですむところが二人になる可能性があるからです。自信が無ければ救助に向かってはいけません。ですから、自信をつけるために、確実に救助できるスキルを身に付けるために日々のトレーニングが最も重要です。それは判断力の養成も含まれます。今までに、プライドが高く自分自身の力を過信した若い正義感の強いライフセーバーが何人も死にました。」
この言葉で、私は余計なプライドは持たないことに決めました。
そして、トレーニングや学習を続けていくうちに、「困っている人に寄り添う看護の道」に進みたいと思うようになりました。
現役のライフセーバーとして18才から20代の学生達と夏休みの休日に海水浴場でパトロールできるのは、あと3年ぐらいで限界だと感じています。ライフセーバー資格は3年毎の更新検定があります。心肺蘇生やファーストエイドのテクニックは年々上達しますが、溺者救助に向かう体力(泳力、走力、持久力、筋力など)は確実に衰えます。救助できなければ、パトロールに入ってはいけません。もちろんパトロールができなくてもライフセービング活動はできます。(車椅子のライフセーバーもいらっしゃいます)
すみません。ながながと書いてしまいました。
mw797979様のおっしゃる、慢性期、老年、ホスピスなど精神面でのケアも重要となってくる病棟での勤務も視野に入れて考えて見ます。
ご意見ありがとうございました。参考にさせていただきます。
No.2
- 回答日時:
私も40代になってから看護学校に入学し、正看護師になりました。
男性看護師は以前より増えてきたとは言え、まだまだ多くはありません。
私の学校でも男子学生は全体の1割もいませんでした。
社会人経験者もいますが、ほとんどが10代の女の子です。
そのような中で、失礼ですが「オジサン」が学生生活を送るにはかなりの忍耐が必要であると思います。
勉強は努力次第でどうにでもなると思いますが、周囲との人間関係も無視できない重要なことです。
実際に看護師になってからも、先輩の「小娘」にガミガミ言われる毎日です。
現在高いキャリアをお持ちのようなので、そのような状況に耐えられる覚悟があるのかも老婆心ながら気になります。
また、就職についてですが、
私の看護学校は病院付属であったため、新卒時は苦労なくその病院に就職できました。
その後3年間働いて退職し、現在求職中です。
看護師不足と言われていますが、年齢を理由に応募を断られた病院もいくつかありました。
特に質問者さんが希望されているような救命などは体力勝負の現場ですから、若い人が求められるように思います。
就職は簡単ではないかもしれません。
今のキャリアを捨てて看護の道へ進みたいと思われるからには、強い決意をお持ちなのだと思います。
最後に決断されるのはご自身です。悔いのない結論を出さますように。
Anemone_fish 様
同年代の男性看護師の方からの情報ということで、実際の看護学校生活や就職後の職場での留意点等大変参考になります。
確かに、加齢による体力の低下は現実として受け止めなければなりませんね...
ライフセーバーのトレーニングなどで、現在は何とか20才代の体育会系の学生と同じように動けてはいますが、これから年齢を重ねるにつれて衰えてくるのは必至です。
「10代の女性と学生生活を送り、20~30代の先輩女性看護師の指導を受けて一人前の看護師となる覚悟ができるか。」
このあたりが、「看護師になるために必要な心構えのひとつ」ということになりますね。
就職については、いま私が考えている職域では、かなり難しいかもしれないとのこと。
まず看護師になるのを優先させて、どのような職場で働くか(働けるか)は、学びながら考えるのが良いのかもしれません。
貴重なご意見ありがとうございました。
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