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南極観測隊の研究をしているフランス人に以下の文章の訳を求められています。といっても、フランス語は何とかなるかと思うのですが、それ以前に日本語で言いたいことがよく理解できません。南極探検家の白瀬のぶが書いたもののようなのですが、言葉も現代の人はあまり言わないような言い回し(のような気がするんですが)、その上字体も旧字体なので(毛筆で書かれたものが布地に印刷されています)、これで合っているかも不安です。大まかな訳ができればよいとは思っているのですが、お力を拝借できれば幸いです。よろしくお願いいたします。
「南極の領土を早く獲得し論議の巻は後に緩々
 諾威(ノルウェー)さすが機敏の処置としてアムンゼン嶋(島)既に獲得
昭和九甲戌九月五天 七十四翁 白瀬のぶ」
日本人として恥ずかしくないようにきちんとした訳をしたいのですが、特に最初の行はまったくわかりません・・・。
よろしくお願いします。

「南極探検家 白瀬」の質問画像

A 回答 (3件)

>「南極の領土を早く獲得し」


    ↓
「『南極は日本の領土だ』と、早く領有宣言をし」
すなわち、「他人に取られないように先に唾をつけておけ」ということです。

>「論議の巻は後ちに緩々」
    ↓
「論議の段については、後でゆるゆるとやればよい」

「巻」についてですが、
本に「上巻(じょうかん)」「下巻」とあるでしょう。その「巻」と同じような意味です。源氏物語の「~の巻」も同じ。
「段」といってもいいでしょう。

>諾威(ノルウェー)さすが機敏の処置としてアムンゼン嶋(島)既に獲得
    ↓
ノールウェーはさすがだ。機敏にも(抜け目なく)既にアムンゼン島を自国のものにしているぞ。

言い換えればこのような感じでしょう。
    ↓
「ああでもない、こうでもないと思案していると、他国に取られてしまうぞ。早く領有宣言してしまえ(理屈は後で付いてくる)。ノールウェーは流石だ。抜け目がないわい。」

領土問題というのは、昔から理屈抜きで、早い者勝ち、実力行使したものが勝ちという相場です。

アムンゼン島というのを下のURLで探したんですが見つかりませんでした(「ピョートル一世島」とか「ブーベ島」が以前ノールウェー領でしたが、このどちらかのことかな?)。
もちろん現在南極は他の識者さんのおっしゃる通り、各国の領有宣言は凍結されています(領有宣言はほとんど無効)。

「南極周辺の島の一覧」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E6%A5%B5% …

◎感想:白瀬中尉さんも、お寺の出の軍人(陸軍)のくせになかなかの生臭好き、政治好きですね。
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この回答へのお礼

とても丁寧なご回答ありがとうございました。
これでよく理解できました。
日本語も、現在は使わない言葉が出てきたり、訳を求められたときは焦りましたが、これで訳に手をつけることができそうです。
日本語以外に歴史もよく知らないといけないということですね。
日本語も歴史も何より私自身が大変勉強になりました。
心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。

またこの場を借りてSPS700さん、jess8255さんにも再度お礼申し上げます。

お礼日時:2009/10/20 18:46

「南極の領土は早く手に入れなければならない。

それの善し悪しの議論は後でゆっくりやろう」だと思います。

白瀬中尉は1912年に南極に上陸しました。一方この白瀬の文書に出てくるアムンセンはその前年の1911年にイギリスのスコット隊と競いながら南極点に到達しています。この20世紀初頭は欧州各国が探検隊を派遣している時期ですが、白瀬探検隊はまったく日本政府の援助を受けられないまま民間からの寄付だけを原資にして探検をしたわけです。つまり国家的な事業ではありませんでした。

南緯80度まで達したものの、極点到達という目標を果たせないまま帰国した後も、後援会幹部の資金使い込みなど不祥事が明らかになり、白瀬はその借金返済のために探検の実写フィルムを携えて全国で講演会を催し、完済までに20年を要したということです。その後の白瀬は不遇のまま寂しく死去した、と伝えられます。この文を書いたのは彼が74歳ですから、ようやく借金の返済が終わってホッとした頃でしょう。

欧米各国が南極探検に際して次々と領土宣言をする中、まったく南極に無関心な日本政府もこれに遅れては必ず後悔する、まずは各国同様に領土宣言をするべきだ、と白瀬は考えていたのではないでしょうか。

1961年に南極条約が発効し、各国の領土占有宣言は凍結されたままとなっています。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
なるほど。これから早く手に入れようということですね。
丁寧なご解説ありがとうございました。
訳す上で歴史がわかると助けになります。
どうもありがとうございました!

お礼日時:2009/10/20 18:22

 正しいかどうか分かりませんが


「南極を自国の領土として早く手に入れたといったお話の詳細は(=巻は)いずれゆっくりとお話しすることにして」
 ではないかと思います。
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この回答へのお礼

早速のお返事ありがとうございます!
なるほど、そういうことなのですね。まったく思いつきませんでした。
どうもありがとうございました。とても助かりました!

お礼日時:2009/10/20 06:22

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