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人から聞いた話なので勘違いしたまま記憶しているのかもしれませんが、日本人と例えば白人とでは血液成分が異なるということを聞きました。
その時の話の内容ですが、糖尿病診断に有効なHba1cについての話を聞いている時のことでした。
Hba1cをHPLC法を用いて測定する際に、欧米人の場合は日本人とは異なり、何かの溶出液(忘れました)を用意すると日本人では見られない分画が出るとの事でした。
その分画が他の診断に役に立つとの事だったのですが、そこで疑問が出てきました。血液型がたくさんあるのは分かりますが、人種によって血液成分(日本人と異なるヘモグロビン成分?)のようなものはあるのでしょうか??

私自身も記憶があやふやなのでトンチンカンな質問をしているかもしれませんが、回答よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

こんにちは。

それは本当の事です。
これは広い意味ではタンパク質の構造変異という現象で、ヘモグロビン関連分野では異常ヘモグロビンと呼ばれます。

ヘモグロビンはヘムという色素とグロビンというタンパク質で出来てる事はご存知かと思いますが、このグロビンというタンパク質を作る遺伝子が何かの原因で一か所だけ間違ったアミノ酸を入れてしまったりして出来たのが異常ヘモグロビンです。

このタンパク質の構造異常自体は珍しい事でも何でもなく、また、その間違え遺伝子の発生した家系?により特定の人種や地域に特異的に多かったりする事も多いです。

参考URLは大変難しいページですが、のんびり読むととても参考になるでしょう。

有名な例ではHBs(ヘモグロビンS)というのがありますね。
これはわずか一か所の間違えのおかげで、酸素がなくなると赤血球が変形してしまう事で有名なカマ型赤血球貧血症として知られています。地中海近辺に多い事から地中海性貧血などとも呼ばれます。

参考URL:http://www.jaclap.org/LabCP19-2/p084.html
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
疑問が解決です。

お礼日時:2003/05/25 14:58

大人のヘモグロビンにはα鎖が2本、β鎖が2本、計4本のポリペプチド鎖があります。

これをHbA(adultのA)といいます。
実は、胎児の時はα鎖とσ鎖からなるHbF(fatalのF)になっていて、大人になるとHbAに変化していきます。ということで、まず大人と子供は違います。
次にHbA1a,b,c,d,とかHbA2とかですね。
そして、異常ヘモグロビンがありますね。これはものすごい数のものが発見されています。ところどころアミノ酸配列が変わったものですね。
その中でも#1さんのおっしゃるHbSが有名で、ヘモグロビンAのβ鎖の6番目のアミノ酸であるグルタミン酸がバリンに変化したものです。
これは、マラリアと関係する遺伝性のものです。普通に生活できるヘテロ性の鎌状赤血球の人(HbSが40%くらい)はマラリア抵抗性があります。ですから、このような人はアフリカ人やアメリカの黒人に多く見つかります。
なぜマラリア抵抗性があるかは、ご自分で調べてみてください。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。1

お礼日時:2003/05/25 15:22

一つ忘れました。

m(__)m

ヘモグロビンに関して言えば、アミノ酸変異の他に、グロビンが4つとヘムでできてるのですが、このグロビンにアミノ酸変にによる数種類があり、その組合せがまたいくつかあります。
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