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スターデルタ結線のモーターをデルタ結線にして直入れ起動します。
間違ってモーターのコイルを1相だけ逆に結線した場合、どのような事が起きるのでしょうか?
ベクトル図など、出来るだけわかりやすく教えて下さい。

A 回答 (2件)

やはり回転状態にはならず、モーターが焼損してしまうのではないでしょうか。



>たとえ240度でも、一度回転していたら(負荷によっては)回るはずですよね。

その最初の回転状態になるのが無理ではないでしょうか。
1/3サイクル、1/150sec 或いは 1/180sec 程度では速度が殆ど上がりません。

それとは別に考え落としていたことがあります。
それは電圧印加-磁束変化が正常に働かない為、磁束過飽和が起り、等価的に過電圧印加と同じ状態となり、過大電流が流れ、モーター焼損が発生するのではないかと言う事です。

正常な場合はRST相の電圧印加が、T相接続が逆転したt相となった場合、t相のコイル、対応するコア部分の磁束を考えて見ます。
RS相の電圧印加に対応して、例えばT相対応のコア部分の磁束は本来は負のピークに達した状態から正の電圧が印加されて正のピークまで等と変化するはずです。
ところがT相巻線が逆にされていた場合、RS相電圧印加で負のピークにされていた磁束は、t相電圧が正になるに従い、更に磁束を負の方向にするように働き、結局負の方向に飽和してしまい、過大励磁電流:過電流で対応する他無くなります。

従って回転は始まらず、起動電流以上の過電流が流れ、モーターは焼損する事になると思われます。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2010/11/18 15:43

三相電圧のベクトル図は根元を合わせ、120度ずつ回転しY字状態の三本の矢(RST)で示しますよね。


その内の1相が逆に結線された場合、例えばT相が逆転した場合、T相の矢を逆転した:180度廻した状態:tで表されます。
そうするとRST相の順に電気的に360度回転していた磁界は、RStの磁界となり、R->S,S->t,t=>Rの順に移動していきますが、これらは次の通りとなり360度の回転磁界とはなりません。
R->S: 右回り120度
S->t: 左回り 60度
t->R: 左回り 60度

結局磁界(の最大値の方向)は120度の範囲を行ったり来たりするだけになっていまいます。
従って回転トルクは発生せず、ぶるぶると回転軸は唸りだし、4-6倍近くの起動電流が流れ続けモーターの回転による軸端のファンでの空気の流れも発生せず、モーターが焼損する事になると思われます。

この回答への補足

回答ありがとうございます。
不思議ちゃん的な質問で、困った人が多い質問だったと思いました。

Y字の矢が、V字になり、その間にもう一本入った形になるんですね。
とすると、角度は別にして順番は回転していると思いました。
Y字の下向き矢印が真上を向いたとして、左→右→上→左→右・・・ではないでしょうか?
つまり、回転する力は、(1)左回転60度、(2)左回転240度、(3)左回転60度、そして(1)に戻ると言う事です。
たとえ240度でも、一度回転していたら(負荷によっては)回るはずですよね。なので、ファンやポンプなどの負荷なら、電流や回転数は正常ではないけど回るような気がします。

補足日時:2010/11/12 08:39
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