14歳の自分に衝撃の事実を告げてください

ここ1~2年から雇用、景気(特に雇用)が悪くなってると思うのですがリーマンショック前はどうでしたか?雇用のほうは新卒は2006年あたりから2008年までは良かったと聞いています。給料も引き下げられてると聞きます。最近問題になる不景気、雇用問題、派遣切り等はリーマンショック後で最近のことなのでしょうか?無知な質問ですが回答お願いします。

A 回答 (5件)

素晴らしい疑問であり関心であると思います。


今後も、ぜひともこうした疑問を持ち続けていて下さい。

ところで、数値的なものはある程度は操作する事が可能なんですよ。ですから、数字だけでは変化のキッカケや変化の本質に到達する事は不可能である事を先に確認しておきたいです。僕は、別の観点からお応えしてみたいと思います。

いつからというご質問に対して、僕は20年だと応えます。

その理由について、少し大きな観点から触れた後に、それが現在の不景気、雇用問題、派遣切りなどに繋がっている事をお伝え致します。そして、最後に代案と、日本の今後の展望について述べます。

宜しくお願い致します。

日本は、モノ作り・製造業が大ヒットしまして、世界からもMade in Japanとして非常に定評が高かったです。このまま行けば、日本の経済力は世界を覆い尽くしてしまうのではないか、という程に世界中に広まってマーケットを占有していきました。

ところが、世界を圧倒的な力を持ってリードしたいとするアメリカは、これをよくは思いません。アメリカの製造業は、実は日本のMade in Japanに到底太刀打ちする事が出来ませんでしたから、何とか対策が必要だったのですが、新しい産業を打ち立てるべきだったのに、それをせずに政治原理によって力技で日本を屈服させました。

プラザ合意です。

これ以降、日本は円高に向かう様になっていきます。大ざっぱな解釈では、これ以降は円高が進むほどに、世界にモノを売りにくくなったという様な理解で良いかと思います。

そして、その頃からアメリカは経済の中心をモノ作り・製造業から金融の方へと移動させる様にしました。そして、金融を通して日本経済が活性し過ぎない様に調整を図る事も出来ますし、労せずして莫大な利益を得る事に成功していきます。

日本には、グローバルリーダーシップを発揮できる人物がおりませんでしたから、これらが何を意味しているのかがよくは分かりませんでした。結果的に、日本から世界へとお金が流れていく仕組みが緻密に練り上げられていく事になります。

20年間も続く日本経済の長期沈滞は、そんな背景があったからです。

そして、不景気・雇用問題の深刻化へと追い討ちをかける状況が出来上がっていきます。

ニーズの移動でございます。

人間の欲求段階は、下位欲求から生理欲求・安定欲求・所属欲求・認定欲求と来ますが、モノ作り・製造業による商品は随分と満たしてくれる様になりました。ですから、今の日本は勿論、世界の文明先進国ではもはや下位欲求には関心がございません。

今の人間の欲求は、上位欲求である自己実現欲求・自己完成欲求・自己超越欲望へと完璧に移り変わっております。ですが、ここに対する商品・技術・産業としてモノ作り・製造業は応える事が出来るのでしょうか?

車によって自己実現が果たされますか?
お家によって自己完成が為されますか?
冷蔵庫によって自己超越を成し遂げられますか?

無理です。

自己実現・自己完成・自己超越は、精神的なもの、心の問題でございまして、モノ作り・製造業は土台からして無理です。土台とは、モノ作り・製造業の技術となる科学技術です。

科学技術は、モノを変化・運動・移動させる技術ですよね。

上位欲求は、精神・心・人間そのものを変化させねば満たせませんが、モノを変化・運動・移動する科学技術からは何をどう頑張ってみても人間を変化させる事は無理です。

実際、4兆度の温度を産み出す技術や原子爆弾以上の破壊力を持つ圧倒的火力を持ってしても、鬱・自殺・摩擦・衝突などの問題を解消できず、幸せ・成功・感動・平和の道筋も提供せず、またそれを扱う人間が尊敬されたり感謝される事がございません。

科学技術では、上位欲求を満たす商品開発は無理です。

日本経済の中心は、モノ作り・製造業です。これをいち早くやめねばなりません。ニーズが完璧に移動しているからです。モノ作り・製造業は、中国・インドなどアジアや発展途上国に任せて、日本は次の段階へと移動しなければ呼吸が出来ない状態です。

不景気・雇用問題・派遣切りの理由・原因がお分かりでしょうか?

・ニーズがない。
・アメリカの世界戦略によりお金が外に逃げる。

他にも、

・モノを変化・運動・移動させるなら人間よりロボットの方が正確に仕事してくれる。
・どんなに頑張っても地球環境破壊。
・Made in Japanはもう世界トップやった。

など、キラ星の如くモノ作り・製造業では日本経済が落ち込みます。

代案を提示します。

モノの観方(観点)を変化・運動・移動する認識技術(観術)によって、自己実現・自己完成・自己超越を満たす認識産業を日本の中心軸に据える事でございます。

字数制限が^^;
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>最近問題になる不景気、雇用問題、派遣切り等はリーマンショック後で最近のことなのでしょうか?


 発端は最近ではなく90年代初めまで遡り、一番の大きな原因は経済のグローバル化だと思います。

 個人的にはバブル崩壊は景気循環的なもので、90年代後半からの経済のグローバル化がなく政府が基本的な対応を誤らなければ10年である程度取り戻せたものと考えています。

 グローバル化とは国や地域などの枠を超え地球単位になることです。経済がグローバル化すると起こりやすくなる問題として、人件費が押し下げ圧力がかかり、失業問題が起こりやすくなることが挙げられます。

 グローバルスタンダードで製品が標準化されたことにより各国の財・サービスが競合しやすくなります。競合すると財・サービスの価格が押し下げられ、結果として人件費が抑えられていきます。例えば日本など人件費が高い国の製品と中国など人件費が低い国の製品が競合する場合、日本の製品価格に対し押し下げ圧力がかかります。財・サービスの価格が押し下げられるので、財・サービスに関わる人件費が抑えられていきます。

 人件費が高い国では人件費を抑えるため正社員から派遣社員やパートへの切り替えや海外現地生産が起こります。しかしそれでも人件費の差の穴埋めは難しく、企業の業績(売上高)が良くなっても利益はそれほど増えません。結果的に従業員の給与にはほとんど影響がないので従業員=民間は好景気を実感できませんでした。
 それでも好景気のうちは良かったのですが、一旦不景気(今回はアメリカ不動産バブル崩壊)になれば民間の購買力が落ちるので、財・サービスの価格にさらに押し下げ圧力がかかります。企業としては人件費を抑えるため雇用を打ち切りしやすい(問題化しにくい)派遣社員やパートの雇用打ち切りをしていかざるおえなくなります。

 グローバル化する以上、先進国は人件費の問題は避けて通れず、解決はかなり困難だと思います。
 日本としてはグローバル化が進むにしても解消していくにしても、人件費をなかなか落とすのが難しい以上、企業側が製品の高付加価値を一層高めると同時に、政府が内需拡大や社会保障を充実させるなどして民間の所得を増やしつつ消費しやすい環境を整備し購買力を一定以上保つことが必要になると思います。
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>最近問題になる不景気、雇用問題、派遣切り等はリーマンショック後で最近のことなのでしょうか?



20年前ぐらいからです。正確には1994年ぐらいからではないでしょうか?

おかしくなったきっかけはバブルの崩壊ととらえがちですが、バブル崩壊が問題というより、冷戦の終決とその後の中国の大幅な為替の低め誘導(1994年)が原因だと思います。

中国為替低め誘導-->日本企業の工場の中国進出-->雇用の減少-->消費の減退-->デフレ

この流れと、

中国為替低め誘導-->日本企業の工場の中国進出-->日本で土地の供給過多-->銀行の担保価値の減少-->貸出額の減少-->景気悪化-->デフレ

この2つの流れが相まって、さらなる景気の悪化や金融危機、ひいてはそれを何とかするための度重なる財政出動のために、借金まで増大してしまいました。

もちろん、リーマンショックも元を正せば、中国の不当な為替操作によって、世界中の仕事が中国にとられてしまい、米国でも優良な貸出先がなくなってしまい、それでも儲けなくてはならなかった金融機関が、デリバティブという金融派生商品を使って、儲けようとして失敗した影響が出ているわけです。

このように諸悪の根源の大きなものの一つが1994年に行われた中国の為替操作をきっかけにしていると思います。
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確かにリーマンショックで雇用や景気が悪くなったように見えますが、これは20年前からですね。


20年前に大きなバブルの崩壊がありました。そこで、雇用状況も景気も悪くなったのです。
一時的にIT景気やいざなぎ景気で盛り返してる時期はありますが、それもリーマンショックでかき消されてしまった感じです。

ですので、リーマンショックが直接の原因ではありません。20年前からある不景気の波の一部でしかないんです。

派遣切りが問題になってますが、そもそも、20年前の派遣社員の数は少なかったんです。バブル崩壊後、正社員でもリストラされた人や、若い人たちが派遣社員となってその数が増えたのです。今は景気が悪くなると派遣社員が真っ先に切られますが、もともとの原因は20年前のバブル崩壊にあるといっていいでしょうね。さらにいうと、バブル崩壊が問題なのではなく、その前の異常なバブル景気自体が問題だったと見るべきです。
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日本の場合は、バブル崩壊からですから、約20年前から雇用、景気が悪くなっていると言われています。


失われた20年とか言われていますね。
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