
A 回答 (7件)
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No.7
- 回答日時:
理由は諸説ありますが、特に原発に依存しているフランスの例ではこのようなことが挙げられます。
1.フランス人は民族的に独立精神が強く、外国に依存する事を強く嫌います。勿論、これは石油の無いフランスが原発を推進し、依存して来たという理由にも繋がります。
2.フランス人は文化的に、巨大ハイテクプロジェクトを好む習性があります。かつて営業飛行が行われた超音速旅客機コンコルドを作りたがったのと同じ理由で原発も熱心に開発が進められていきました。(とくに安全な原発への執念は強く、仏アレバ社の次世代型原子炉EPRには何重もの安全対策が施され、9.11同時テロ後は、航空機が突っ込んでも耐えられるよう改良しました)。また、歴史的にもフランスでは科学者や技術者が敬われ、政府の要職にも日本以上に理系出身者が多いという背景もあるようです(アメリカやドイツでは弁護士がそれに当たる)。
3.フランス政府は原子力の利点とリスクを理解してもらうため国家を挙げてのキャンペーンを行いました。特に原発見学ツアーには既に600万人のフランス人が参加しています。
4.就職率が低いフランスでは原子力産業は重要な雇用・就職源になります。フランスで原発反対がドイツほど強くないのもその為です。また、フランスの電力はドイツ等の隣国に大量な余剰電力を輸出しています。
このように、フランスでは脱原発をしたくても、様々な理由で実現が難しい国となっています。ただ、もしフランスが脱原発を宣言すれば、フランスで本格的なエネルギー転換が行われるでしょう。
日本では他国からの余剰電力を海底ケーブルで輸入しない限り、根本的な脱原発は不可能に近いです。独メルケル首相やイタリア・スイスの脱原発発言も、フランスからの電力輸入を前提とした考え方です。
日本には、原発推進派や原発産業を経営しているいわゆる文系層が原発を存続する為の口実として節電運動や計画停電を行っている(事実上の利権)のに対し、フランスでは利権とは関係なく原発大国なりの理由があって原発を推進し、今日まで稼動させているのです。脱原発派も、この資料を参考に今後の活動に反映すればどうでしょうか。
参考URL:http://www.newsweekjapan.jp/newsroom/2011/04/pos …
No.5
- 回答日時:
エネルギー政策は国策です。
戦後のフランスの大筋を立てたのが ドゴール大統領。
第二次世界大戦の体験が
「イギリスとアメリカが組んで主導権を握ろうとしている。潜在的な敵国は 英米連合だ」
なので、NATOにも入ったり出たり。
ECにも、イギリスをなかなか入れなかった
宿敵ドイツとも和解
ではエネルギーではどうか?
セブンシスターズと言われた石油メジャーがありますが、英米 とオランダ系企業です。
第一次世界大戦で旧オスマントルコの中東領域を英仏で分割しましたが、偶然 石油の取れる部分はイギリスが押さえちゃった。フランスの委任統治領だった、シリアでは石油が出ず、イギリスの委任統治領だった イラクでは石油が出た。
エネルギー安全保障のためにやったのが
国策 石油メジャー フランス石油の育成と 非石油発電である原子力発電の推進です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B% …
むかしは 英米オランダの セブンシスターズだったのが 現在は スーパーメジャーの一角にフランス石油の後継会社 トタルが食い込んでいます
No.4
- 回答日時:
まず第一にメリットが多いから、当然でしょう。
原発の生み出すエネルギーは莫大なものです。
ちょっと浜岡を止めるだけで2500億の燃料費、先進国だったら原発が無いだけで化石燃料の輸入コストで国が傾きます。
原発の電力が無いという選択肢は、先進国では事実上不可能です。
ではなぜにフランスが各国を突出して原発が普及しているかというと、一つは電気を買ってくれる隣国があるからです。
国内に原発を作ることを嫌うドイツが大量に買電してくれますし、イタリアもお得意先です。
原発産業は国家経済を支える基幹産業の一つです。
もう一つは軍事です。
核兵器がなければ独立した大国とはいえない戦後に、フランスは独自で核兵器体系を持つという確固とした政策を取りました。イギリスはアメリカの技術を輸入しましたが、それでは逆にアメリカの干渉を避けられません。
原発や核兵器だけでなく戦略原子力潜水艦や原子力空母までほぼ独自技術で作り上げています。
兵器体系として一つの完成を見るのに90年代までかかっています。これらの開発が幅の広い膨大な技術をもたらしたわけです。
アメリカからも独立した存在になるがために原子力の独自開発、それがゆえに国民えの原子力技術の理解を求める努力がすすみ、原発の利用も進んだといえます。
まあ日本人とは比較にならないほどの民主国家としての歴史があり、一言で言って日本人よりはるかに大人ですよ。
No.3
- 回答日時:
原子力技術に自信があるからでしょうね
フランスは芸術やファッションなど割とソフトなイメージの国ですが、実はドイツと同じくらい理性的で実直な国民性です。(そのためこの両国は隣同士でも昔から仲が悪かった→→→主張が強い)やるとなったら徹底的にやる国です。過去、核実験(爆弾)も多数やっていて原子力の恐ろしさもよく分かっているハズです。
民主主義国家では国家の方針が決まると“本物の”専門家を集めてメリット デメリットを徹底的に検討し、結論を出すのが普通です。原子力発電所のすぐ隣が大きな農場だったりするので住民にもいちんと説明されているんでしょうね。この結果、フランスは原子力を推進しドイツはやめることにしたのです。
日本はどうか?
まず、結果ありきでそれに賛同する人間を集め、反対する人間を徹底的に排除します。なので安全性に疑義を唱える専門家はいなくなって推進派ばかりになって、“いびつな”専門家ばかりになります。あとはイケイケドンドンになってしまいます。徹底するところが根本的に間違ってますので集まった集落には独特の文化が生まれます。゛原子力村”で検索してみてください。恐ろしい実態がわかります。マスコミがまともな報道をしないのはこの村の住人だからです。
No.2の方も言われていますが、原子力技術と東京電力や政府の危機管理は別のものです。政府はもちろん原子力は素人だし、意見を求めても例の村の住人ばかりで使い物になりません。それに対し、フランスは各国の原発事故の収束に多大な貢献をして福島にも最大限協力するといってきました。これだけの原子力事故への対応技術を持っていればメリットは大ありでしょう。それにフランスには地震がありません。どこにでも発電所は造れます。
そういえばアレバ社はどうしたのでしょう。日本の原子力専門家(といわれている例の村人)にあきれて帰ったのか???と勘ぐりたくなるほどこの村の住人はヒドイ存在です。原子力機関は秘密が多いことをいいことに天下りの巣窟になっていて、大量の税金で天下りを養っている状態です。
地震のある日本で原子力発電は安全ではないことがハッキリしてしまいました。隠蔽体質も含めて日本ではデメリットしかありませんね。
No.2
- 回答日時:
原発のメリットが多いからです。
原発のおかげで、原油の無いフランスが、エネルギー貿易で黒字になった。
安全保障上も独自の立場を保てる。
歴史上、仲の悪い(失礼、ライバル)だったドイツとの間で何か事が起きたら「電力止めるぞ!」っていう手もつかえる。
豊富な余剰電力を使って電力消費の大きいシリコン精製事業(=太陽光発電パネル事業)においても世界一の価格競争力を持つことができる。
フランスこそが、石油小国、技術大国の目指すべき道を示していると思います。
みなさん、原子力発電自体の将来性と、東京電力や民主党政権の危機管理能力の欠如をごっちゃにしています。
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